季節は、お互いを祝福するように移り変わって行く
6/11
今朝、いつも通りにベランダの花や野菜の手入れをし、虫かごの揚羽蝶のさなぎを確認した。緑一色だったさなぎは、その空の向こう側に黒い縞模様が見えて来ていた。
『もうそろそろ羽化するぞ。ご飯食べ終えたら見てみようか』
と娘(4)に話したら
「うん(^^)!」
と喜ぶ。
ご飯を食べ終わったら一直線にベランダに向かう娘。
「あ、チョウチョや!」
と叫ぶ。
(へー、さなぎの中の模様を見て、蝶と分かるんだ)
と関心。何が出てくるのかは知らせていなかったから、蝶だと分かった事に驚いたのであった。
で、まあ、
(どれどれ)
と思って見に行ったら、確かに蝶がいたのである。
たかだが30分の間に蝶は羽化をし、羽を伸ばしている所であった。
◆
娘に羽化したばかりの揚羽蝶を幼稚園に持たせた。まだ羽が伸び切っていない蝶を見るというのはそんなにある機会ではない。園児に見せてほしいなと思ったのだ。そして、「羽が乾き切ったら、空へ放してあげて下さい」とお願いの手紙を先生に書いて娘に持たせた。ご迷惑かもしれないが、御願いした。
娘は幼稚園のバスが来るまでお友達の園児に見せていた。
◆
二週間ほどベランダで飼っていた揚羽蝶がいなくなるのは、揚羽蝶レベルでも淋しいものだ。明日からは確認することもないのかと思うと淋しいものだ。
情が移ると言う事だろう。だけど無事に羽化してくれたことを祝いたい。また、来年の楽しみを待ちたい。
娘が幼稚園に行った後、ベランダの片付けをしていたら、さなぎの羽化を祝うように、今年最後の月下美人が咲いたのに気がついた。こうして季節は、お互いを祝福するように移り変わって行くのだなあと思うのだ。
« (ノーベル教育賞じゃないか? これ) | トップページ | 【講座案内】 6/30 明日の教室 玉置崇先生 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント