傘が直った
7/14
傘が直った。
娘(4)のためにデンマークのアンデルセンミュージアムで買って来た、人形姫のデザインされている傘。とっても気に入って使っていたのだが、先日壊れてしまった。体の大きくなった娘が杖のように使って体重をかけてしまい、傘の芯が折れてしまったのだ。
◆
娘は大泣き。
そりゃあ、そうだ。
大事に使っていたのだが、自分の不注意で壊してしまったのだから。
私に謝る。
そう言う時は、当たり前だが怒ることも、叱ることもしない。
『大きくなったんだね。だから、今までなら大丈夫だったのに壊れてしまったんだね。これからも、こういうことがあるから注意しようね』
と説明して終わり。
◆
終わりだが、この傘はこのまま捨てるわけにはいかない。ものを直して大事に使うことを教えたい。お父さんは娘の見えない所で奔走することにした。
ネットで傘の修理が出来る所を捜す。
結果として5つほどの修理屋さんに連絡をしたのだが、デンマーク製で規格が違っている可能性があるということ、子どもの傘ということで修理する材料がないということなどの理由で断られ続けた。
◆
実は、もっと簡単に傘の修理屋さんが見つかると思っていたので、やや焦った。
というのは、娘には
『傘の修理は、ガーデンの薔薇さんにお願いしようか』
と言って、お願いをすませてあったのだ。
我が家では、ファンタジーの世界を生きている幼児期の娘の世界観を大事にしてあげたいなあと思い、ガーデンに咲いている薔薇に、「薔薇さん」という人格を与えている。
時々「薔薇さんから」お手紙やプレゼントが来ることもある。
だから、今回も直して下さいとお願いしに行ったのだ。
にも関わらず、修理するお店が見つからない。
これは困った。
◆
最終的には、この店で引き受けて頂けた。
修理ネット http://www.syuuri.net/
電話をして事情を話した所、先ずは送って下さいということだったので送って、祈った。
そしたら、何とかなりそうと言うことで修理をお願いした。
新しい上等な傘が一本手に入る位の値段になったが、
それこそ値段ではない。
見事に直してもらった。
◆
本日届いた宅急便の伝票に、玄関で慌てて
「ばらさんより ◯◯ちゃんへ」
と手書きで書き添えて、娘に箱ごと渡した。
大喜びかと思いきや、やや照れくさそうに箱を開けて
傘を発見したら喜ぶ娘。
リビングからガーデンの薔薇さんに方向に向かって、
「薔薇さん、ありがとう!」
と叫ばせたのは言うまでもない。
ファンタジーの世界に生きている娘。
その世界を一緒に楽しんで味わって、その世界をもう暫く守ってあげたいなあと思うのでありました。
ま、その後娘は今ハマっているハサミのアートの方に突入してしまい、傘は一瞬で忘れられてしまいましたがf(^^;。それも子どもの良さです。
◆
やがて娘がこのブログを読むようになったら、
そんなことがあったのかと思い出してくれるかねえ(^^)。
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