« 万葉集を読み返している。山上憶良がいい | トップページ | 天命を知る »

2012/07/05

育っている

7/5

396068_10150866888877134_1756145022

今日の四回生ゼミでは、児童教育学科の使っている校舎、児優館に
『七夕飾りを飾るぞ』
と四回生には伝えておいた。

数年前迄は学生たちが大学の山から竹を切って来て、飾れるようにしていたのだが、去年はなかった。今年復活せねばと思っていた。教師は、日本の文化を次世代に伝える役割を担っていると思っている。1000年以上も続いた七夕を、この世代で終わらせるわけにはいかない。今朝、飾りがなければやるぞと思って大学に向かった。

見てみると、七夕の飾りは無い。
やるしかない。
大学の敷地に生えている竹を営繕の方の協力で切り取って設置した。

七夕飾りには、短冊、飾りの二つが必要になる。
私は今日地元のスーパーで折り紙と紙縒りを買って行くつもりだった。が、家を出る前に思いついてしまった原稿のアイディアを書き続けていたため、寄れなくなってしまった。

家には、今晩準備をする為の娘(4)の折り紙と紙縒りがある。
これを持って行って帰りに買ってくれば良いかなとも思ったが、で変えてしまえば何があるか分からないのが仕事。

(ま、でも短冊は研究室にあるし、紙縒りは作れば良い)

と思って手ぶらで出掛けた。
これが大正解であった。

4回生ゼミ生に短冊を配り、
『さ、書け』
と言って私の書いた物は渡して、私は3限の授業に向かった。
そして、後悔した。

(あ、短冊を渡したのはうちの四回生ゼミだけだ。ということは、あの竹に飾られる短冊は、私のゼミ生の書いたものだけになってしまう。これじゃあ、学科全体で七夕祝いをするということにならんなあ。いかん)

と思った。いや、今日は昼休みが忙しく、色紙を買ってくるとかすることができなかったのだ。

3限の授業が終わって、私は筆ペンと短冊を持って、七夕飾りがしてあるところに行こうとエレベーターの前に立った。ドアが開いたら、4回生ゼミの学生が
「先生、筆ペンをお借りしようと思ってきました」
という。私は
『短冊と筆ペンを持って今行こうと思ってエレベーターを待っていた』
と言った。なんだかリアル「啐啄の機(そったくのき)」であった。

で、筆ペンと短冊を持ちながら二階に下りる。
すると、目に飛び込んで来たのが短冊であった。
四回生ゼミの諸君は、自分たちで短冊を作り、他の学生たちが書けるように準備をしていたのであった。

しみじみ。嬉しいと言うのはこういうことである。
みんなで楽しもうと彼ら彼女らで準備をしていたのである。
事前に私が買い込んで用意をしておかなくて良かったなあと思うのだ。

児童教育学科、池田ゼミ4回生。
育っている。
よし。

« 万葉集を読み返している。山上憶良がいい | トップページ | 天命を知る »

コメント

数年前に始めたものです(笑)
今年も学校でやりました。児童行事としてはないので、学級でやりました。
「そんなのやる時間がないない」といわれますが、子ども達には学校で、みんなでやることで、「日本の大切な文化なんだよ」と実際に経験させることから教えてやりたいなと思います。子ども達、飾りも願い事とっても喜んでつくり、書いていました。
児教にも七夕が復活して卒業生としてとてもうれしいです。ありがとうございます。

をを。そっちでもやっているかね。
いいことだ。

次回はぜひ、朝露を集めて硯で墨をすって筆で書くということをさせて見ると良い。今の時代、そんなことをするなんて一生に一回の経験になるだろう。

こっちも、私のゼミで引き受けて行こうと思うよ(^^)。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 万葉集を読み返している。山上憶良がいい | トップページ | 天命を知る »