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2012/08/15

子どもは子どもなりにちゃんと平和を理解している

8/15

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(プールから比叡山と空を眺める)

本日は戦争が終わった日。
娘(4)に平和のことをどう教えようかと思い乍ら、プールから帰る車の中で話す。

『今日は戦争が終わった日なんだよな。そこから平和が始まったんだよ。67年平和が続いているんだよ』
「・・・」
『平和って分かるかなあ。こうやってプールに行けて、歌を歌って、美味しいものが食べられることなんだな』
「マンションが焼けたらいややし」
『は?』
「戦争になったら、マンションが焼けて人が死ぬんでしょ?」
『へ? あ、そう。そう。分かるの? 平和ってこと』
「だって、生まれたばかりの赤ちゃんや、子どもや、お母さんや、お父さんも、知らない人も死んじゃうんでしょ。いやや」
『そうだよ。だから良くないね』
「生まれたばかりの赤ちゃんや、子どもは殺さんといて欲しいねん」
『ああ、そうだね。で、みんな殺したらダメだよね』
「猟師さんがわるいんやで」
『へ? なんで?』
「だって鉄砲で撃つから」
『あ、それは兵士ね。猟師さんは獲物を捉えて食べ物にしてくれる人だよ』
「ふーん」
『だから人を殺す鉄砲を使ってはダメだよね』
「そうやで。だいたい人はほっといたら死ぬねんで」
『へ? どういうこと』
「ずっと生きること出来ないねんで」
『そうなんだよな。寿命があるんだよな』
「お母さんが死んだら、お父さん大変やで。お料理とか全部お父さんがやるんやから」
『そうやなあ』
「で、お父さんも死んじゃったら○○ちゃんも死ぬんやで」
『え、なんで?!』
「だって、子どもだから一人じゃ行きて行けないねんで」
『ああ、そういうことか。でも、大丈夫だよ。お父さんもお母さんもまだまだ死なないし、仮に何かあっても、◯◯を守ってくれる人は沢山いるから大丈夫だよ(^^)』
「ほんと?」
『本当だよ』
「(^^)。お父さんは90歳まで生きるの?」
『ん、そうだよ。そういうことにしよう。それ以上生きたらどうする?』
「やった!」
『それにね、お父さんのお仕事は平和を守って、作り出すお仕事なんだよ』
「え!」
『かっこいい?』
「かっこいいというより、嬉しい」
『そうか、嬉しいか』

娘の4歳の夏の戦争が終わった日。
子どもは子どもなりにちゃんと平和を理解している。
ちょっと涙が出る位嬉しかった。

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