諺の体験
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四回生ゼミは、卒論の目次案指導の続きと、四回生後期の授業のスケジュール確認。卒論提出まであと10週間。中間発表まであと5週間という大枠を確認ができた。外枠が決まれば、あとはそこに中身を注ぐことが出来る。先ずは一安心。
二回生ゼミは、これから二年後に向けての流れの確認、この夏のことに関する一分間スピーチ、夏休みの課題の確認などを行った。一分間スピーチは指導する側に回るのだから、自分が出来なければならない。簡単な構成と話始めを指示することで割と話せるわけで、これを実感させる。
面白かったのが、夏休みの課題の回覧。夏休みの課題は「諺の体験」である。例えば、二階から目薬とか、ぬかに釘だとかいうのを実際にやってみてその報告をするというもの。
実は、滋賀県大津市は「急がば回れ」の発祥の地。東海道、中山道が合流する草津から大津へは、急ぐ人、お金のある人は船を使う。陸路では瀬田の唐橋を渡る。だが、急いで船に乗った人が、比叡山からの突風に煽られて船が転覆し、陸路の方が早くなることがあるという話。
これが、江戸時代の『醒酔笑』に載っているのだということを前期の最後に話した所、知らないが近畿、滋賀の学生が多かった。そんなところから、急がば回れを実際にやってみたら面白いのではないかということになり、兎に角何かやってみるのが課題となった次第。
実に下らないのが集まって私はとても嬉しかった。
「絵に描いた餅」
「傷口に塩」
「五十歩百歩」
自分で選んだこれらの諺を験するのである。写真入りのレポートで発表するのである。
身体に危険の及ばないものと限定した上で、小学生にやらせるのは面白いだろうなあ。報告文としては、実に面白いものが出来るのではないだろうか(^^)。
因に、私も娘(5)が生まれた時にやった。「目に入れても痛くない」である。本当に痛くなかった(^^)。
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