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2012/11/01

書く教師は力量を付ける。読む、実践する、書く。この流れを良循環にすることが大事

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(なんだかマグリットのような写真だなあ by iPhone4)

教務委員の仕事をうりゃりゃりゃああああああとしながら授業もしている。大学も小中学校と同じように校内分掌がある。大学は学内行政というが、まあ同じようなものである。大学は文科省の監督下にはあるが、教育委員会の監督下にはない。だから、大学は独自に人事権を持っていたり(ま、これも資格審査とかもあるけど)、あれこれ仕事はある。

その仕事をしながら授業をしている。
学級担任論では、学級内の集団、公的集団と私的集団のその種類。学級集団の分析の目的とその方法を中心に行った。

クラスをこの方向に導きたい。その為には、学級集団がどのようになっているのかを分析する必要がある。できれば一ヶ月に一回ぐらいは分析したい。また、日々の記録をデータベースにして、分析をする等をしたい。そのことを具体例で示した。

まさか、自分がやっていたことが、こんなところで生きるとは思わなかったが、その当時のものが生きている。学級を分析していた資料だ。私が中学校にいたときはQ-Uも無かったので、自分でコツコツやるしかなかった。ま、あっても使わなかったかもしれないがf(^^;。

その時の資料を元に授業を行っている。
学級分析の方法はいろいろとあるが、その手の打を学生達に見せると、驚愕する。そんなところまで見ているのかと。見ているのである。
そんな方法でやっていたのかと。やっていたのである。ま、ブログは公の場所なので詳しくは書けないが、やっていたのである。種も仕掛けもあるのである。

全ての先生がそんな方法でやっているとは到底思えないが、それでもやっている人はやっていた。そうやって基礎データを集めて、学級経営に取り組むのだ。情報が無いままで経営ができるわけがない。

また、今回は学生達に毎週書かせている課題の学級通信の参考にと、私の現役時代の学級通信を三つ持ち込んでみせた。4年目、5年目、7年目の学級通信一年分である。この当時はまだ手書きの通信で、まあ、若い頃の私の字が残っている。

学生達には

『教師は省察が必要だ。自分がやってきたことが正しいと思って次の実践を作り出そうとするが、当たり前だが、去年のクラスで上手く行ったことが今年上手く行くとは限らない。生徒も、教師も去年とは違うからだ。

いや、年単位ではなく日々違って行くものだ。その時の流れの中で、立ち止まり、自分の実践をまとめ、何があったのかを考えて行く。そして、どうしたらいいのかを考えて行く、その営みが書くということであり、教師には学級通信を書くということは、そういうことなのだ。

書く教師は力量を付ける。読む、実践する、書く。この流れを良循環にすることが大事。兎に角書くのだ』

と話す。

私も原稿を書かねばならないf(^^;。

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