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2012/06/23

小さな蛍から大きな幸せを貰った

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朝、暴言があった。

出掛ける前ではあったが娘(4)を厳しく叱った。
本気で叱った。
出掛ける時間が迫っているが、そんなことよりも事の重大さを知らせることの方が大事だ。本気で叱った。叱ると言うより、怒るの方が正しいかもしれない。感情をドーンと入れて叱った。

娘が参加するイベントに行く前のことであった。
もう、行かなくても良いというぐらいの勢いで叱った。
「ごめんなさい!」
と何回も泣きながら謝ったが、そんなに簡単には許せるものではなかった。
暫くは口もきかなかった。

が、本気で謝っているので、
『これからはしないな?』
「はい!」
ということで、許した。

イベントを終え、昼ご飯を食べに向かった。
7/14、15に一泊二日で行う「明日の教室 7月」の下見をかねて雄琴のオーパルに向かう。
ここのレストランのランチはなかなかお値打ち。
1000円でスープ、サラダ、メイン、デザート、コーヒー(お替わりあり)である。
ゆっくりと食べる。

その後、プールとジャグジーを下見して、ゆっくりと過ごす。
7/14、15に行う「明日の教室 7月」では、ここのプールとジャグジー(最初にある写真)に入れます。
勿論、カヌーかドラゴンボートも予定しています。
お申し込みはこちら。

http://kokucheese.com/event/index/42590/

一度家に帰って、夜再び出動。
蛍を見に行った。
今シーズン一度見に行ったのだが、まだ早かったのでちょっとだけ飛んでいた。
そこでもう一度挑戦と言うことなのだ。

車の中で突然娘が
「お父さん」
という。
『ん? どうした?』
「お父さん、朝、我がまま言ってごめんなさい」
と。
『ん、ああ、あれね。そうか分かったんだな。お父さんはとても嬉しいよ』

我がままと言うよりは、暴言なのだが、そんなことはどうでもいい。
自分がしてしまったことをもう一度振り返って、ごめんなさいが言えた娘。
これ以上素晴らしいことがあるか。
感動のあまり、車の運転が一瞬危なかった。

蛍。
良かった。
4歳の娘に見せてあげられて。

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「ほ、ほ、ほーたるこい♪」
と一緒に歌える。
小さな蛍から大きな幸せを貰った。

実に盛りだくさんの一日であった。

2012/06/20

忍者発見!

京都市内を走っていたら
「あ、忍者や!」
と娘(4)。

(そんな馬鹿なことがあるか)
と思いながら娘のいう方向を見たら、
確かに忍者がいました。
しかも自転車に乗っていました。

京都を観光している外国人が見たら確実に忍者だと思うでしょう(^^)。
私は心の中で
(赤影参上!)
と叫んでいました。

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今年もディベートの熱いシーズンが始まりました  ディベート甲子園 近畿・北陸地区予選初日終了

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日曜日は、全国教室ディベート連盟の近畿北陸地区大会の初日であった。高校の参加校が増えたことから、高校は二日間に亘って開催し、その初日のうちに全国大会出場校、6校を決めることになった。

3グループに分けて、総当たり戦で戦い、各グループの上位二校が全国大会出場を決めると言う仕組みで行った。一日に四試合行う。私はその四試合でジャッジを行った。嘗てディベート部の顧問をしたことのある私は、選手の気持ちや顧問の気持ちが良く分かる。痛いほど分かる。だから、冷静に公正にジャッジをしたいと心掛けた。必死にフローシートに議論を書き込んで、判断した。

結果は出る。
はじめて大きな大会で試合をした学校もあれば、他の地方に出掛けて行って練習試合を重ねて来た学校もある。それはそれで、結果として全国大会出場を決めた学校もあれば、わずかな差で逃がした学校もでたわけである。

そんな中で閉会式での挨拶を事務局から求められて、考えて行った。
思い出しながらそのスピーチを記録しておく。

『35年前、私はここの場所にいました。実は中学校の修学旅行のホテルが、この洛南高校のすぐ隣の、洛南会館だったんです。(洛南高校生、なぜか爆笑(^^))35年を経てまさかこういう縁で足を運ぶことになるとは、当たり前ですがそのときには全く思いも寄りませんでした。

ディベートの大会で開会式での挨拶の言葉を言うときには、私は選手諸君に頑張れという意味の言葉を言うようにしています。「兎に角、全部を出し切って頑張れ。結果は結果。だが、頑張れ」と言うことを言うようにしています。で、閉会式では何を言うかと言うと、感謝せよということです。

今日は何の日か分かりますか? 父の日です。(「ああ」「えー」の声あり)。エーではありません(^^)。全お父さんを代表して、それは悲しいといういことを伝えます。ではありますが、ま、さすがに全国大会を掛けた当日に「お父さん、父の日ありがとう」という思い等浮かんでこないでしょう。ですが、お父さんは君たちの今日の戦いを深い所で心配しているはずです。応援しているはずです。結果の如何に関わらず、ありがとうのことばを是非家に帰ったら伝えて下さい。

あなた方がこうしてディベートに没入できるのは、会場を提供して下さった洛南高校の◯◯先生をはじめ、あなたの家族、チームのメンバー、サポートメンバー、顧問の先生、それから大会を運営してくれているスタッフ、ジャッジなどなど多くの人がいてくれるからです。私はあなたが、感謝できる人であることに、人に育っていることを期待しています。

特にお父さんには、道ばたに咲いている花の一輪でも持って帰ってあげて下さい。お父さんは嬉しいです。全お父さんを代表してお願いします(^^)。

さて、試合の内容についても少し触れましょう。今シーズンのディベートは、中学校が救急車の有料化、高校が死刑制度廃止とどちらも、意図せずではありますが、命がテーマになっています。ディベート甲子園に参加する中高生が半年間命に付いて、あーでもない、こーでもないと議論を重ねて行く価値は、2012年を迎えたこの日本にとって大きな意味を持つものだと考えています。じっくりと考えて議論を重ねて欲しいものです。

その中で、今回肯定側からも否定側からも「凶悪犯罪」という言葉が出てくることがありました。肯定側からは拡大自殺にともなう凶悪犯罪ということで。否定側からは犯罪抑止力がなくなることによる凶悪犯罪ということで。同じ「凶悪犯罪」という言葉を使っていますが、私にはその内容が同じには聞こえてきませんでした。つまり、そこに含まれているというか、述べようとしている内容が違っていたのです。ここでは詳しくは述べませんが、同じ言葉でありながら、サイドが違うと違う側面から捉えて話していることがあるということをヒントに、もう一度言葉を考えてみてみましょう。

ディベートでは、結果が出ます。
全国大会出場を逃した皆さん。あなた方の気持ちは良くわかります。私もその経験がチームの顧問としてあります。辛いのは良くわかります。良くこの最後の閉会式まで頑張って残ってくれていると思います。
(もう、いいから早く帰ろう)
という思いでいるのが当然だと思います。それにも関わらず残っている諸君は、それだけで先ず立派です。

そんな諸君は、もうこれでディベート甲子園2012年に終わりを告げるのでしょうか。確かにそれもあるでしょう。しかし、君たちの先輩、そう敗退して行った先輩たちの中にはこんなことをしている先輩もいました。それは、自分の地域の甲子園に出場を決めた高校のサポートに回るということです。自分たちの使っていた資料を提供し、さらに新しい資料の発掘等をし、地区の学校の戦いの為にサポートに回ると言うことをしてきた先輩たちがいます。

それを見ていて、本当にすごい高校生がいるなと私は思いました。
私は諸君にこれをしろということを行っているわけではありません。ただ、そういうことをしていた先輩たちがいて、(ああ、そうか)という思いがあるのであれば、是非、サポートをするという選択肢を選んで下さい。

また、こんなこともあります。
あなた方の立論、反駁に使っている証拠資料の著者に自分たちの立論を、または、それをもとにした小論文を送ると言うことです。もし私の書いた本、論文の一部が高校生のディベートの大会の資料で使われていて、そしてそれをもとにした論文が私の所に届けられたら、私は非常に喜ぶと思います。この死刑制度にかかわる著者も同じだと思います。
「先生の御陰で学ぶことが出来ました。不十分かもしれませんがお読みください」
とあれば、私は丁寧に読んで返事をするでしょう。
勿論、これは返事をもらうことが目的ではなく、感謝の気持ちを伝える為に行う、そして自分の学びを振り返る為に行うということです。

今はブログでも簡単に世界に発信できるわけですから、先生に送る一方でブログで公開してしまうと言うのもありだと私は考えています。

勝つと負けるでは、この段階では天地の差があります。しかし、人生は長い。負けてもここに至るまでの積み重ねをしている諸君は大丈夫です。35年前にここに来ることが想像できなかった私が自信を持って言います。人生は、色々あります。無駄なことはありません。この大会に真剣に挑んだことは、やがて、35年かかるかもしれませんがf(^^;、あなたに何かの力を与えてくれるはずです。

さて、全国大会に出場を決めた皆さん。7/1に順位決定戦があります。そこまでに一層クオリティを高めたものに仕上げて来て下さい。「凶悪犯罪」の所でも話しましたが、自分の使っている言葉をもう一度確認してみて下さい。深い所に届く議論を構築して下さい。期待しています。

最後に。私たちディベート甲子園の主催者たちは、参加するみなさんが、ディベートを通して仲間を作り、人間的な成長をしていくことを望んでいます。本日は一日ご苦労様でした。

思い出しながら、補足しながら挨拶を書いてみました。
今年もディベートの熱いシーズンが始まりました。


京都橘大学児童教育学科 「里帰りの会」

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京都橘大学の児童教育学科では、卒業しても同窓が集まれる場所を用意している。「里帰りの会」というものだ。

卒業して三ヶ月。取りあえずは職場に慣れた辺りで、大学に一度帰っておいでと言う時間だ。教師、保育士の一年目は通常の社会人よりも大変だという認識がある。一般の仕事も大変だが、教師、保育士は特殊なのである。

例えば車を売る会社であれば、先輩について一緒に車の売り方を学ぶ。お客との対応の仕方やローンの組み方、書類の書き方等々を。逆に言えば、4/1に採用されて最初から一人で車を売るなんてことはあり得ない。

しかし、そのあり得ないことを教員はするのだ。たとえば小学校教員の場合、最初から一人でクラスを持つ。そして、学級経営と授業と校務分掌を行う。中学校教員の場合はこれにクラブ指導も入る。これを一人でやるのだ。

一年目は目隠しをされたまま100走を全力で毎日走らされている感じである。何をしたらいいのか、どこに向かったらいいのか分からないまま兎に角走らされている感じである。一人で。だから、一度帰っておいで、仲間に会って愚痴を言えば良い。先生たちに会って活を入れてもらえば良いということである。

土曜日に行われたこの会は、一期生、二期生、四回生と教員で100名を越えて集まった。
(をい、そんなに辛いのか?)
とも思ったが、それもあるがやはり仲間の顔を見たいと言うことが多いようで一安心。

卒業生には、大学時代に学んだことが、いまどのように役立っているか、または足りなかったか等の話を聞き、四回生に今やっておくことはなにかを語ってもらった。先輩が後輩たちを大切にすると言うことは大事なことだと思う。先輩風を吹かすのではなくて、力のある先輩が後輩の為に役に立つという意味で大切にするということだ。

大学は、卒業してからの方が関わりが深くなるという思いを私は持っている。
恩師に会える回数は当たり前だが少なくなる。
しかし、恩師に問う回数は格段に増えると思っている。
(先生なら、このときどうおっしゃるかなあ)
と。
一回一回メールで聞くわけにも行かない。
ずっとその問いを暖め、自分なりの実践を行い、そして年に一回会えるかどうかのときにその問い続けて質を高めたものを直接伺っていた。

この会は里帰りの会であって、その年の三月に卒業した学生たちが中心。今年で言えば二期生だ。そんなに重たい問題を抱えているものは、参加者にはいなかったようだ。だが、一期生は抱え始めているし、ここに来ることの出来なかった卒業生には抱えている者もいるだろう。

児童教育学科は、卒業しても諸君の味方である。
来年も実施だ。
日程を調整して戻っていらっしゃい。

2012/06/18

作文指導について

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(父の日にと娘が選んでくれた花)

本日の教科教育法の授業は、作文指導について。80人ほどの受講生に聞くが、小学校で作文の書き方の指導を受けた事のある学生は2人であった。いや、そんなはずは無いだろうと思うだろう。しかし、そうなのである。「書き始めはひとマスあけて書いて」と習ったというかもしれない。しかし、違う。

それは、原稿用紙の使い方であって、文章の書き方ではない。アイディアの出し方、書き始め、構成の仕方、タイトルの付け方などのレッスンを受けたことのある学生は2人だったということである。私たちは多くの場合、「はい、作文です。書きましょう」とだけ言われて作文を書かされて来た。

これは「今日の体育は、水泳です。はい、泳げ」「調理実習はカレーです。作れ」と言われているようなものである。しかし、こんな授業をする先生は体育にも家庭科にもいない。しかし、作文はしている。これで子どもたちが文章を書けるようになるのであろうか。

確かに、書ける子どもは、いる。しかし、それは教師が指導したのではなく違う所書き方をその子どもが身につけて来ているだけである。教師は、書けない子どもを書けるようにしなければならない。「書け」「好きなように書け」「思ったように書け」では書けるようにはならない。

その後、授業は子どもが書けない時の三大原因を示し、それぞれについて解決方法を提示した。ただし、学生達に注意したことがある。『私のこの解決方法を全てと思うのではない。私は、私と子どもと職員室の仲間達とのかかわり合いの中で、この解決方法を手に入れた。諸君はここを理解せよ』

『解決方法という答えを手に入れることだけに執着してはダメだ。そこに至るプロセスを見なさい。問題を課題に変えて、どうやって取り組んで行ったかを理解しなさい。君たちが出会う子どもたちが抱えている問題は様々だ。その子どもに適した指導方法を考えるのが教師の仕事だ』

『その時に、大事にすることは子どもとの会話である。子どもが話している内容をしっかりと理解すること。例えば、子どもは「何を書いたら良いか分からない」と言う。その時に、「運動会で色々あったでしょ。書けるでしょ」と返事しても意味がないことがある』

『というのは、子どもは「(書きたいことがたくさんあって、そのなかからどれを選んで)何を書いたら良いか分からない」と言っていることがあるからだ。前半の部分は言語化できずに、後半だけ言うわけだ。良く聞いて、指導のストライクゾーンがどこにあるかを判断しなければならない』

作文指導はとても一回、90分では終わらない。来週に続くのであった。

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