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2013/01/29

いつか冷たい雨が

イルカの「まあるいいのち」を娘が歌っている。発表会で歌う歌だという。http://www.youtube.com/watch?v=j0C3F9w94Zo

まさか、娘を授かって、さらにその娘がイルカを歌うとはと、ちょっと感慨に耽る。

私にとっているかは、もちろん「なごり雪」ではある。しかし、衝撃を受けたのは、AMラジオの深夜放送で聞いた「いつか冷たい雨が」http://www.youtube.com/watch?v=exuJbAEqmaE
である。

歌い方に癖があるので、すとんと入らないかもしれない。しかし、この曲は10代の私には衝撃的であった。戦争でも平和でも革命でもないメッセージ。このメッセージが歌になる。驚いた。

『お父さんが、ギターで弾いてあげようか、「まあるいいのち」を?』
「えー(^^)」
という娘。

まさか、娘がイルカを歌うとは。
ギターを磨こう。

2013/01/28

娘を乗せて湖西を北上

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Snow

今年は関東で結構雪が降っている。

滋賀県も結構降っているのだが、私の住む辺りはさっと降っておしまい。

娘と遊ぶには、やや物足りない。

折角スタッドレスタイヤを履いているのに、これも勿体ない。

土曜日の夜から降った。

家の周りはやっぱり殆ど雪はない。

だが、日曜日である。

娘を乗せて湖西を北上。

目指すはあの公園。

琵琶湖に面したこの公園は、素晴らしいロケーションなのにいつ来ても人が居ない。

家から30分程度で来られるこの公園は、実にいい。

到着したら、案の定雪はたっぷりあって、

人の足跡は一部にしかなくて、

人は誰もいない。

貸し切りである。

湖西万歳。

そこから先はフルコース。

雪だるま。

滑台。

カマクラ。

と作り倒す。

腰と足が痛くなるのは分かっているが、こういうチャンスに遊ばないのは、人生を楽しむことからは遠い。さらに、あと何年こうして体が動くのかは分からんし、娘はあっという間に大きくなってしまうしである。「遊びをせんとやうまれけん」である。

娘は、お母さんが、カマクラの中でご飯を食べたことがある、と言うのをとても羨ましく思っていたようだ。

出来上がったカマクラの中に入って喜ぶ娘。ぜーぜー言っているお父さん。ま、これもよし。で、持参したおにぎりを車から持って来てあげて、カマクラの中で食べさせた。

大満足の娘。

大満足のお父さん。

いい時間だった。

いやあ、面白い夜だった。 新しい何かが生まれた夜だった。

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Bar
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しかし、すごい一日だった。
こんな一日があるんだなあ。
夕方から塾の時代の卒業生と京都で飲むことになっていた。京都のある学会に仕事で参加すると言うので、んじゃあ軽く飲むかと言うことになった。
その前に、ヨドバシカメラでiPhone5の様子を見て、眼鏡のレンズを交換し、フレームの調整をしてもらいとメインテナンスも含めあれこれやるべきことを終わらせた。
三条のとある居酒屋で再会。
昭和の残る居酒屋はなかなかいい。
その後、日本酒バーに行きじっくりと上手い日本酒を味わう。どちらも隠れ家的な店で、私のお気に入り。
学生は居ないというより、入れないだろうなあと言う店。
俺たちもおじさんになったものだと思いながら、あれこれ。
翌日子どもの授業参観があるということで、教え子は最終新幹線で帰京。私はタクシーを見送る。
実は私は、もう一件飲もうというお話がこの日の昼間にFBで成立していたのだ。知り合いの編集者さんが、これまた京都大学での学会に来ていて、夜の打ち合わせのあと二次会の時間あたりで合流しましょうということになっていたのだ。
京都と言うのはこういうのが嬉しい。
東京のように大きな街ではない。しかし、京都には人が集まる。だから、会えるチャンスが増える。そして、大きな街ではないので、食事となるとだいたい集まる場所が同じになる。
「店を捜しておいてくれませんか?」
と頼まれたので、一度京都駅前の店を捜そうと足を進めたのだが、ま、高瀬川の方がいいかなと思い、引き返してうろうろしていた時のことである。
「池田先生?!」
と、いい声で聞かれた。
しかもその声の主は叫んでいる。
ま、場所が場所だけに教え子達に会う可能性は無いことは無い。ただ、学生達が来るような場所でもないので、なんだろうと思ってその声の主の顔を見たら、今度は私が叫んだ。
『sdfghjkl;:!!』
東京で一緒に仕事をしていた女子アナウンサーさんだったのである。『こんなことがあるんだねえ』と路上で旧交を温める。どうしたのかと聞いたら、この近くのお店でテレビ関係者の友人たちの誕生会が行われていると言う。『あ、その店ならさっき私見たよ。いい感じの店だなあと思って。いや、実は私も、、、』とかくかくの理由で店を捜してることを話す。すると、
「良かったらご一緒しませんか?」
とのこと。をを、それは面白い。彼女はメンバーに聞いてくれると言う。そして、勿論!ということで受け入れてくれた。
それで、さっそく編集者さんに連絡。いやあ、面白くなって来た。テレビ業界と出版業界と大学教員とのメディアミックスになる。
編集者さんがくるまで、もう名刺の大交換会があって、さらにあれこれ業界の話や、教育の話や書けないことで大盛り上がり(^^)。ワインを飲みながら爆笑しながら。感度の高い人たちとの話は本当に楽しい。とても初対面とは思えない。
そこに編集者さんたち登場。
明日の教室で平田オリザさんをお招きしたときに一緒に参加されていてた方で、あの名著『うめ版』の編集者さんだと分かったときには、その会場で大盛り上がり。また、話題の本『プレイフルラーニング』の編集もされていて、もの凄い人。その編集者さんが部下の一人と、大学の先生を一人連れて三人で来た。
一緒に来た大学の先生。
名刺交換をしていたとき、お互いに「どっかでお会いしましたよね」と話す。分かった。関西授業づくりネットワークでお会いしたのであった。私は名刺を見て思い出し、その先生は階段を上ってくるとき、私の声を聞いて(聞き覚えのある声だなあと)思ったそうだf(^^;。
こんなことあるんだなあという出会いの嵐。
さらに、そこに若手のテーブルマジシャンが登場。
目の前で技を見せてもらう。
すごすぎる。
そこで、交渉。「明日の教室」に来て欲しいと。手品のいくつかを先生達に教えて欲しいと思ったのだ。小さな手品ができるというのは、子ども達を喜ばせる。これも快諾してもらった。タイミングを見て登場してもらうことになった。
話は尽きないので、先斗町のバーに場所を変えてさらに延々と。もう既に電車は無い。心置きなく時間を過ごせる(^^)。
さらに、ディープな話で盛り上がる。
いやあ、面白い夜だった。
新しい何かが生まれた夜だった。

2013/01/22

お父さんも、5歳のときにこの絵本読んだよ

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娘(5)の幼稚園は、伝統がある。
ま、簡単にいうと蔵書の絵本は古い。
だけど、私はそれがいいと思っている。

今日借りて来た絵本は、グリム童話の『おおかみと七ひきのこやぎ』。
娘が、
「お父さん、読んで〜」
と持って来たとき、
『うわーあああ』
と言ってしまった。
この絵本も私は読んでいる。そして、娘と同じ5歳の時である。
『お父さんも、5歳のときにこの絵本読んだよ』
というと娘はとても喜ぶ。
私も喜ぶ。



ストーリーは、こやぎを食べてしまったおおかみが、
母親やぎにお腹を切り開かれて、子やぎを助けた後に石を詰められてしまい、
その石の重みで井戸の中に落ちて、おおかみが死んでしまうと言う話だ。

そのおおかみが死ぬ場面で、娘は言った。
「お父さん、悪者は死んで欲しいと思ったけど、だけど、可哀想やな」
と。

この言葉を私はとても嬉しく思った。
悪いんだけど、死んじゃ可哀想だという感覚は、とても大事にしたい。
『そうだねえ。死んじゃ可哀想だね』
「うん」
『じゃあ、死なないで、おおかみとこやぎたちが仲良くなる話にお父さんと一緒に変えてしまおうか(^^)?』
「え!!」
ということで、ブッククラブのクリエイティブリーディングのようなものをすることにした。
『どうするどうする(^^)?』
と言いながらあれこれ娘と話した。

原作の読解もいいのだが、こうしてその後のお話を考えるのもいいもんだ。



私が5歳のとき、どうやって読んだかなんて覚えていない
だから、娘が大きくなってこの物語をどうやって読んだかなんて覚えていないだろう。それでいい。こうして、数十年の時を経て同じ絵本を読める喜び。そして、その絵本を題材にして遊べる幸せ。

ありがたいことだ。

2013/01/17

『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』読了

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私は人の人生のエピソードが好きである。
そして、言葉が好きである。
だから、この本はいい。

『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』(西沢泰生 アスコム)

昨日手にして、今朝には読み終えていた。
知っているエピソードも沢山あったが、何と言っても編集がいい。
クイズ形式になっているのだ。

「さて、このあとどう答えたでしょう?」

となっていて、答えは次のページにある。そう、拙著『こんな時どう言い返す』(学事出版)と同じような形式である。

一つのエピソードの鍵になる会話を

    1)    問い
    2)    考えさせる
    3)    答え
    4)    解説
    5)    同じジャンルの別のケースの紹介

という構成で綴られている。
非常に読みやすい。
授業の構成としても十分に使える。

出て来ているエピソードの例は、これ。
http://www.lifehacker.jp/2012/10/121003book-to-read.html

教師は、いくつかの殺し文句を持っている必要がある。
こういう本をマメに読んで蓄えていく必要があると思う。

来年度の学級担任論は、単位互換が可能になります。

来年度(2013年度)は、京都橘大学の学級担任論は、京都の大学に通学している大学生には、受講が可能になります。

詳しくは所属大学の教務課、または、コンソーシアム京都にお問い合わせください。ただし、受講の人数には定員があります。

2013/01/16

愛すブレイクだな

今日の学科会議の始まる前にとある先輩先生から
「池田さん、最近目が悪くなったんだとは思うんだけどね、、、、、」
と言われた。
『私がいい男に見えたと言うことですか?(^^)。』
と混ぜ返したら
「いや、入り口に妙に若い先生がいるなと思ったら、池田さんだったんだよ」
と。はははは。

「これからどんどん若いって言われるんじゃないの?」
と。
『私が一番老けていたのは14歳の時です』
というと会議の前のみなさんが、爆笑。
だって実際そうだったんだから(^^)。

こうして始まる学科会議はいい。
シビアな話もするけど、こういうアイスブレイクがいい。
愛すブレイクだな。

2013/01/15

最悪の条件で、最高の結果

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(新幹線の車窓から。雪の中を疾走する山手線。このあと運行を取りやめる)

なかなかドラマティックな一日だった。

予め今日の14:00から打ち合わせがあることは二ヶ月前から分かっていた。だから、その時間に合わせて新幹線の予約をして、出掛ける用意をしていた。そんなところに、昨日、本学の付属高校、京都橘高校が全国高校サッカー選手権大会の決勝に進出の知らせが入った。

(え、私、その時間に東京にいる)

ま、いたからといって、打ち合わせだし応援には行けないが、一応、一応、ズレるかな?と思って確認のメールを入れたのが昨日。当たり前だがズレない。

予定通りの新幹線に乗る。
京都駅を出るときに何気なく外を見たら、比叡山が冠雪。
ネットで伝わってくる情報では、東京が大雪。

東京で大雪と言うと、
「2センチ足らずの雪が、科学の街東京を一日で塗り替える。その変わらぬ雪の色に、人は何を思うのだろう。変わりゆくこの日々よ」
の伊勢正三、「そんな暮らしの中で」をつい口ずさむ。

ま、でもそんなでもないだろうと思いながら乗っていると、運行の遅れのアナウンスが車内に。うむ。
小田原を過ぎて、トンネルを抜けたら突然雪景色。いやあ、驚き。川端康成になるとは。

新横浜に到着したとき、駅界隈を見たらとんでもないことに。動かない車で混乱。歩く人も大変。いやあ大変なことになった。

東京駅にはそれでも10分遅れで到着。
慌てて京浜東北線に向かう。
暫くしたら快速京浜東北線がやってきた。ラッキーである。
ところが、乗った途端に
「前で詰まっています。お急ぎの方は山手線へ」
とのアナウンス。
慌てて、ホームの反対がわの山手線に乗り込む。

で、田端で降りてタクシーに乗ろうと思ったら、これが行列。
まあ、そうだね。
でも、仕方が無いから並んでいたら、そこに筑田さん到着。
実に心強い。

待つしか無いと思っていた所に、回送のタクシーが入って来た。店じまいしようと思ったのだが、あまりにもお客さんが並んでいたので最後の一回だけとやって来てくれたとのこと。そこに乗り込む若い女性。
「〜方面の方いらっしゃいませんか?」
と。いやあ、素晴らしい。相乗りを申し出てくれた。そして、それは実にその方向に向かう私たちであった。

タクシーにもう一人ギターを抱えた若いおにーちゃんを乗せて、ゆっくりと動く。スタッドレスタイヤを後ろに履いているとのことだが、なかなか大変。
「今日は、稼ぎたいけど、危ないからこれで最後に帰ります」
とのこと。プロでも危ないと判断する位の雪だったのね。

明治通りは中々動かない。
この先の坂道で詰まっているのかな?と思ったが、実はそれだけではなくてトレーラーが動かないでいた。タクシーは、裏道を通りながら目的地まで運んでくれた。
なんのことはない、30分遅れで到着。いやあ、すごい。最悪の条件で、最高の結果が出ました。

それにしても、あの若い女性はかっこ良かったなあ。
相乗りを提案してくれたのも凄いけど、お金を払おうとした。勿論、「私たちが払いますからいいですよ」と言うと、降り際に小銭を掴んで運転手さんに「珈琲でも飲んで下さい」と渡していた。思わず惚れてしまう所だった(^^)。

打ち合わせは、帰りのことも考えていつもより短い時間で行った。
ということで、2時間少しで終了。その段階では、明日サッカーの全国大会の決勝はないことが分かっていた。

帰り道を歩きながら、考えた。明日の朝の雪の凍った道を歩くことを考えたら、今日靴が濡れながらでも歩いて帰ってしまった方がいいなあと。そこで、ホテルをキャンセルして新幹線に向かうことにした。

新幹線の予約はネットで。
京浜東北線に乗って移動していたら、またストップ。そこにホーム反対に山手線が到着。これも飛び乗る。そこで、新幹線の時間を調べチケットを購入。

東京駅はとんでもない人。新幹線の切符を買う人で大混雑。ああ、ネットで買っておいて良かった。発車までの20分で地下に降りて、新幹線のお供を購入。ネット購入の有り難さをしみじみ感じた瞬間であった。

しかしまあ、こんな大雪にも関わらず、東京と京都を10分遅れ程度で安全に運んでくれる新幹線ってのは、やっぱり凄いわ。こっちは一日の疲れを取りながらお酒を飲んでメールを書いているうちに到着なのだから。感謝、感謝。

22時前に帰宅。本当は、庭先に焚き火をたいて揺れる炎を見ながらゆったりとしたいところだが、マンション暮らしには無理。そこで、太めのロウソクを数本テーブルの上に並べて、部屋の明かりを消してその揺れる炎を楽しむ。暖炉のあるマンションなんて、そりゃあまああるんだろうけど、このぐらいでも結構いい。ミラクルな一日を静かに振り返った。

最悪の条件で、最高の結果。今回は運だけで、何か努力をした訳ではないが、こういう日があってもいいだろう。

2013/01/10

定員を10名増やしました。1/12 明日の教室

http://kokucheese.com/event/index/68532/

1/12 明日の教室 岩下修先生のごんぎつねの読解講座です。

どうぞ。

2013/01/06

京都橘大学付属高校がベスト4を決めた試合は、ここ

京都橘大学付属高校が、いよいよ国立競技場での準決勝に駒を進めた。
いやあ、なかなかだ。
女子バレーも頑張っている。

ベスト4を決めた試合は、ここ。

http://www.ntv.co.jp/soc/report/index.html

2013/01/05

教師は長生きしなければならない

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(富士山に沈んでいく多摩の夕陽)

で、卒業生と会うたびに思うのだが、教師は長生きしなければならないなということだ。

20年ぶりに会った卒業生。
私は彼女にどうしても言って上げたかったことがあった。
だけど、まあ会うことも無いだろうなあと思っていたのだが、偶然二次会の会場で会えた。
そこで話した。

『お前さんは覚えていないと思うけどね。家庭訪問の時に水をくれたのを先生は覚えているよ』
「?」
『家庭訪問のときな、前の家が少し伸びてしまったので急いで君の家に行ったんだよ。そうして喉がカラカラになってしまった状態のまま、お母さんと話を始めたんだな。そしたら、暫くしてその様子を見て、コップに冷たい水を入れて来てくれたんだよ、君は』
「え〜? 覚えていません」
『そんなこと覚えているわけが無いよな(^^)。だけど、これは本当だ。とても嬉しかったなあ。だけど、忙しくてそれを褒めてあげることができないまま、家庭訪問を終えてしまって、次に向かって、翌日も褒めてあげようと思いながら、何かあってできなくて、そのまま卒業して、ふう、やっと卒業して20年目に褒めることが出来たな(^^)。ありがと』
「えー、先生、そんなこと覚えていません(^^)!」

あの時、私が感じたその子どもの良さを伝えて上げられなかったことが沢山ある。
それをこうして伝えられて、ホッとしている。長生きしていけばまたこういう場面に出会えるだろう。

生徒の時代にダメだった奴が、成長して立派になったとき
『お前はよく頑張ったなあ』
と褒めて上げることが出来るのも、長生きをした先生だからできる。

勿論
『お前はダメだったけど、今でもダメだなあ』
とダメ出しすることができるのも、長生きした先生だからできること。

『去年はいい顔していたけど、今年はさらにいい顔しているな』
「はい、実はこういうことになりまして」
と自分が載った新聞を見せてくれて、会社で結構いい評価を得ていることを話してくれる。これも幸せなことだ。

成長する人間の側にいられる。
教師の最大の喜びはここにあると思っている。
その成長手助けをすることを仕事にし、さらに、それが卒業してからもこうしてその良さを伝えてくれる彼らがいる。

もっと伝えてもらいたいので、長生きしよう(^^)。

おじさんではなくて、お爺さんの感覚である

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かれこれ20年はやっている卒業生たちとの新年会。
私が塾の教師をしていた時の教え子達から始まって、中学校の教員だったころの教え子達やディベートの教え子等も入れて今年は15人程度集まった。

元々塾の時の教え子達と飲んでいた。東京にいるときは、自宅に呼んで駅伝の二日目の様子を見ながら、母校の疾走を応援しながら酒を飲み近況を語るというものであった。

これがこの数年、まあいろいろな教え子達が参加するようになった。
ありがたいことである。今年は初参加のものもいれば、1歳1ヶ月の参加者もいた。教え子の子どもだ。もう私なんか、おじさんではなくて、お爺さんの感覚である。また、参加したくても仕事の都合や、北海道に居たりして参加で来なものもいて、そういうのには電話を掛ける。

当たり前だが、20年もやっていれば、私の人生も、教え子の人生も、色々な局面を迎える。いい時もあれば、悪い時もある。ま、でもそれはそこでそれぞれが頑張るしか無い。新年会では愚痴、豊富、妄想などの新春放談を楽しめれば良い。私も放談をし続けた。

なぜだか知らないが、この新年会では年頭の有り難いお言葉を私が書くことになっている。色紙と筆ペンが用意されいるので、人数分書くことになる。全部違う言葉だ。書いたものを裏返しにしてくじ引きのようにしてそれぞれが引く。当たった言葉がその人への言葉と言うことになる。

飲んで食べて1次会を終え、二次会の三次会....と続いた。
途中の二次会では、同じ店でやっていた昭島の中学の時の卒業生たちの新年会にいたメンバーもちょっと顔を出してくれて、これまた20年ぶり位の再会となった。
まったく、なんというか。
別に卒業生と飲む為に教師をしていたわけではないが、それでもこうして20年経っても覚えてくれていて、大事な正月の時間に相手をしてやろうと集まってくる卒業生達が居てくれると言うのは、ありがたいことだ。

もう少しだけちゃんと働こうと思った。

来年も1/3に同じ店で開催されるとのこと。
お暇な方は、どうぞ顔を出して下さい。
早い予告だ(^^)。

2013/01/02

明日の教室 岩下修先生

http://kokucheese.com/event/index/68532/

2013年幕明けの1月は、国語科授業の名人岩下修先生をお招きします。

京都本校3回目となる今回の講座では、岩下先生が日々の実践の中から生み出された「究極の読解授業システム」について熱く語っていただきます。
更に、今回、模擬授業で使われる教材が、また凄いのです。小学校の物語教材の定番『ごんぎつね』を使われます。『ごんぎつね』の作者、新見南吉は、今年生誕百年を迎えます。
 この節目の年に、新見南吉が書いた『ごんぎつね』の原作版を使った授業を参加者の皆さんに披露していただけるそうです。教科書版と微妙に違う教材を使うと、どう授業が変わるのか?乞うご期待です。

 講演の内容は
 講座1 講義 『究極の読解授業システムについて』
 講座2 模擬授業① 『ごんぎつね・教科書版を使って』
 講座3 模擬授業② 『ごんぎつね・原作版を比較しながら』
 講座4 解説 『ごんぎつね 教科書版と原作版について』

プロフィールです。

岩下修先生
・現在、立命館小学校教諭、立命館大学産業社会学部「子どもと社会」専攻科非常勤講師。
・1973年 愛知教育大学社会科卒業。
・1989年に出版された『AさせたいならBと言え』(明治図書)は、教師のバイブルと言われ、ロングセラーとして今も読み継がれている。また、全国津々浦々に広がっている「自学のシステム」も、岩下氏が提唱したもの。
近年は、読解の授業に力を注ぎ、さまざまな技法や実践を発表している。国語の授業のみならず、岩下学級の「命輝く子どもたちの音読や歌」を見るため遠路はるばる訪れる人も多い。
毎年、2月の公開研究会では国語の授業を公開。 『教師と子どもの読解力を高める』(2009)を始め著作多数。

なお、学生諸君の参加費は、現在無料で行っております。どんどん申し込んで下さい。
また、京都橘大学の参加する学生は、12:00に池田研究室に集合のこと。会場準備をします。

『まともな日本語を教えない勘違いだらけの国語教育』

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『まともな日本語を教えない勘違いだらけの国語教育』(有元秀文 合同出版)

刺激的な本と言うのは、割とある。
しかし、ここまで過激な本と言うのは滅多に無いと思う。
有元先生とは、研究会の懇親会の日本酒コーナーで最初に出会ったのではなかったかと思う。大変失礼ながら、陽気なお酒好きのおじさんだなあと思っていたら、有元先生であった。いや、教育雑誌の写真と随分印象が違ったので。

その後、国立教育研究所でのワークショップに呼んでいただいたり、私の中学校の時の授業を見ていただいていい評価を頂いたり、国立教育政策研究所のお仕事でPISAの問題作成委員を依頼されたりと先生には、あれこれ関わらせていただいている。一度は我が家にお越し頂いて、松本茂先生と三人で飲んだこともある。(いやあ、無謀な企画だったけどお二人とも初対面にも関わらず楽しくしていただいたなあ、ということを思い出した。もう10年以上も前のことだなあ)

その有元先生が出された本である。
過激な本と書いたが、実はとてもまっとうなことを書かれている本である。
どうして日本の国語教育がダメなのかということを、国の教育政策に近い所にいた先生が批判されながら書かれていることが過激なのである。

批判するだけなら、いくらでも批判できるだろうが、
本書では「ブッククラブ」を中心とした学習方法を中心として国語を取り戻し、新しい授業に広げる提案もしている。また、教育行政に関する問題点も世界的な視野で指摘されている。

冬休みに一読を、強く、お勧めしたい本である。

明けましておめでとうございます

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御陰さまで穏やかな正月を迎えている。
みなさん、明けましておめでとうございます。

奥さんの実家にもハンモックを持参し、ベランダに括り付け穏やかな日差しを浴びつつ、ユーストリームで駅伝の実況を聞きながらMacBook Airで打ち込んでいる。

昨日飲んだ「鳳凰美田」「屋守」は絶品で、実に翌日に残らない。このグレードの日本酒を産み出す技術は凄いと思う。いや、これが一本1万円ならまあそうだろうなあと思うのだが、3000円しないんだから凄い。消費者としては安くていいのだが、どう考えてもこれ安すぎると思う。

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家から仕事の道具や本をたっぷり持って来ているのだが、やっぱり仕事にならない。まあ、これが正月なんだが。

ではあるが今年は、今取り組んでいる仕事のいくつかが形になりそうな年だと思っている。
ひょっとしたら、結構大きな結果が出そうでそうなったら実に楽しいなあと思っている。妄想は楽しい(^^)。

このごろの娘は、しりとりに凝っていて車に乗るとすぐにやろうと言ってくる。で、なかなか強い。語尾を同じにして私に回してくる。そういう作戦を立てられるようになったかと思うと嬉しいような怖いような。

それから、No thank you が言えるようになった。自分が悪いことをしてごめんなさいと謝るのではなく、お父さんの要求を受け入れられなくてごめんなさいと謝る謝り方だ。これには驚いたなあ。

んでもって、「また教えて」と言う言葉を良く言う。見るもの全てに興味があるのだろう。あれこれあれこれ「これはなに?」と聞いてくる。答えるのは大変だ。説明しても分からないことがあるとき、嘗ては分かった振りをしたり、話を変えたのだが、いまは「また教えて」である。勿論『いいとも!』と答えるのだが、この知識欲は凄いなあと思う。「世界中の全部のことを教えて!」と言うんだから。こっちも『任せておけ、世界中の全てのことを教えて上げるぞ!』と答えている。5歳ってすごいねえ。

この後は、駅伝を聞きながら読書かな。
どちらさまも、良いお正月でありますように。

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