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2013/02/16

2月24日 明日の教室は、NHKの桑山裕明さんをお迎えします

2月の明日の教室は、NHKの桑山裕明さんをお迎えします。

桑山さんは、この15年、日本中の優れた授業を一番多く見た人の一人と言っても過言ではないでしょう。日本中の優れた授業を見て、番組として紹介し続けてきました。現在担当している番組は、『Rの法則』です。

常に時代の最先端の教育と触れて来た桑山さんに、番組をつくることと授業をつくることとの接点、相違点、共通点などを語っていただきます。この15年の日本の授業の流れがわかり、これから5年位の流れの方向性も見えてくるかと思います。

乞うご期待です。
お申し込みは、http://kokucheese.com/event/index/74671/ です。


プロフィールです。

桑山裕明さん
NHK制作局 第一制作センター 青少年・教育番組部チーフ・プロデューサー。
元東京学芸大学時常勤講師、現武蔵野学院大学非常勤講師。

これまでに担当した主な番組は、『わくわく授業』『伝える極意』『テストの花道』などです。どれも教師であれば見ている番組ばかりです。



なお、学生諸君の参加費は、現在無料で行っております。どんどん申し込んで下さい。
また、京都橘大学の参加する学生は、12:00に池田研究室に集合のこと。会場準備をします。

新しい下敷きが気に入っている

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新しい下敷きが気に入っている。
下敷きと言えば、色の指定が合ったり、アイドルやアニメのキャラクターは禁止だとかいろいろと言われたのが私の子ども時代。
曰く「勉強に集中できない」ということで、派手ではない色で絵柄も地味なものが指定されて来た思い出がある。
しかし、そんなことよりも私は下敷きにはもっと大切なことがあると思うのだ。それは、弾力性だ。吸着力とか筆記用具追従性と言ってもいいかもしれない。コンピュータで言えば、キーボードのタッチと同じ位大事な部分だと思うのだが、なぜか下敷き指導に関しては無視されて来た。
私は子どもの頃、だから下敷きを敷いてノートに書きなさいというのがとても苦手だった。鉛筆が滑ってしまうのだ。だから、下敷きを取ってノートに書く。書いている部分の下の厚みが弾力になって書きやすい。しかし、これを先生はあまり良しとはしてくれなかった。
いまお気に入りの下敷きは、皮である。
皮の端切れを使っている。300円程度で買えた。穴が空いていたこの端切れ。そこに娘(5)が作った網紐を入れて使っている。これが実に心地よい。吸い付くのだ。ボールペンが、鉛筆が、万年筆が紙に吸い付くのだ。
子どもの頃、この下敷きがあったらもっともっと楽しく字を書いただろうなあと思う。一緒に写っているのは、インクボトル型の鉛筆削り。これもお気に入り。
新学期に向けて文房具を新しく買い直すなら、この下敷きはお薦めである。

2013/02/09

春は確実に足下にも来ている

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近くのガーデンに娘(5)と散歩しにいく。タンポポを発見し喜ぶ娘。
「そうだ、タンポポ発見ごっこしよう! お父さん」
と提案される。
どういうごっこなのか良くわからないが、
『いいよ』
と答える。
要は、どっちが先にタンポポを多く捜せるかと言うことである。

明日は旧正月。
春は確実に足下にも来ている。

『新版 教師になるということ』(学陽書房)が本日発売されました

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『新版 教師になるということ』(学陽書房)が本日発売されました。

『教師になるということ』(ひまわり社)は、教師を目指す高校生、教職課程で学び始めた大学生、教師になってから数年の先生を対象として、教師になるってどういうことなのかを語った本です。大学の教職課程の教科書や参考書で取り上げていただく等して、御陰さまでロングセラーの本となっておりました。

今回、学陽書房さんから新版ということで出す運びとなりました。データを新しくし、新書判から大きな版に変更となりました。これからも長く読んでいただけるようにしました。

なお、内容はひまわり社版と大きく変わることはありません。ひまわり社版をお持ちの方は、お近くの方に譲っていただき、小書をお求めいただければ幸いです(^^)。

よろしくお願いいたします。

2013/02/08

講座案内 2月の明日の教室 NHKの桑山裕明さん

2月の明日の教室は、NHKの桑山裕明さんをお迎えします。

桑山さんは、この15年、日本中の優れた授業を一番多く見た人の一人と言っても過言ではないでしょう。日本中の優れた授業を見て、番組として紹介し続けてきました。現在担当している番組は、『Rの法則』です。

常に時代の最先端の教育と触れて来た桑山さんに、番組をつくることと授業をつくることとの接点、相違点、共通点などを語っていただきます。この15年の日本の授業の流れがわかり、これから5年位の流れの方向性も見えてくるかと思います。

乞うご期待です。

今回は、2月24日(にちようび)です。

お申し込みは、こちらです。

http://kokucheese.com/event/index/74671/




プロフィールです。

桑山裕明さん
NHK制作局 第一制作センター 青少年・教育番組部チーフ・プロデューサー。
元東京学芸大学時常勤講師、現武蔵野学院大学非常勤講師。

これまでに担当した主な番組は、『わくわく授業』『伝える極意』『テストの花道』などです。どれも教師であれば見ている番組ばかりです。



なお、学生諸君の参加費は、現在無料で行っております。どんどん申し込んで下さい。
また、京都橘大学の参加する学生は、12:00に池田研究室に集合のこと。会場準備をします。

お父さんは、紀貫之は知っているよ

「お父さん、ミジュマルしっている?」

『?』

「ピカチュウやで」

『うーん、知っているとも』

「本当?」

『えーっと。お父さんは、紀貫之は知っているよ』

「え、それしらない」

『小野小町も知っているよ』

「え?!」

卑怯にも話題をずらすお父さんでした。

2013/02/05

変人で良かったなあ

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今日は父親の誕生日なのだが、東京に居たにも関わらず諸事情で顔も見せずに滋賀に戻る。親不孝な私。

それにしても昨日の会議は久し振りに長かったなあ。12時間弱やっていたからなあ。

子どもの会議は、時間が来たら終わる。しかし、大人の会議、それも企画会議は形ができるまで、見通しが立つまで終わらない。答えが出るまで終わらないというものだ。そういう席にもうかれこれ3年以上居られると言うのは、私の人生にとっていい経験だ。

なんというのか、良いものをつくろうとしてあれこれ作業をして、知恵を絞り込んで、チームとして格闘する。凄いなあと思うのだ。教育の仕事もこれに近い所もあるが、これだけきちんと分業して結果を残し続けて行くというのは、実に凄い仕事だと思う。

で、しみじみ思うのが、変人で良かったなあと言うことだ。

人生の最初の方、特に生徒の時代はこの変人であることが辛かった。変人なのに変態のように思われるのである。

(いや、そんなにおかしなことをしているという心算は無いけどなあ)

と思うことも、日本の教育の世界では、

「ま、池田君だからね」

とされる。

(え、間違っているのはそっちのほうでしょ。私は正しいよ)

と思っても、伝えても、まあ、多くの人には相手にされることはなかったなあ。

数人、特に年の離れた先輩や、大人には可愛がってもらったこともあったが、基本的にはスルーされていたなあ。

ところが、こうして半世紀生きてみて思うのは、やっぱり変人で良かったなあと言うことなのだ。

全て私が正しかったとは思わないが、結構正しかったでしょということが割とある。

そして、いま、私の周りには変人が多い。生き生きと変人をしている。

周りからのあれこれは、大事なものだけをしっかり聞いて、どうでもいいあれこれは笑顔で聞き流し、真剣に自分がやりたことをやっている。昨日の会議でもそれを強く感じる。

(おかしいなあ、オレそんなに間違っていないぜ)

と思いながら、周りから変人扱いされながらやってきたけど、良かったんだと思う。

残されている時間は少なくなって来た。

自分の好きなことをもっとやる。

それで行こう。

2013/02/03

生源寺先生最終講義

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本学児童教育学科、生源寺孝浩先生の最終講義が、3/20に行われます。
卒業生、在校生、またご縁のあったみなさま。
どうぞ、お越し下さい。

http://kokucheese.com/event/index/73068/

お待ちしております。

2013/02/02

えー、正解なんだ

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お風呂で娘(5)と遊ぶ。このごろは足し算、引き算ゲームが好きのようだ。

「5たすひくは?」

と聞く。

『えーっと。それは答えられないよ』

「じゃあ、4たすひくは?」

『そうじゃなくて、5ひく1とか、5たす1なら大丈夫だけど』

「じゃあ、5たす1は?」

『6』

「正解!」

とまあこんな遊びなのだが、最近は少し分かって来たようだ。

『5にあといくつたすと、6になるでしょうか?』

「1!」

『正解!』

となる。

調子に乗った娘は、こんな問題を出す。

「はなくそ+お風呂は?」

子ども特有のばっちいネタだ。

『えー、汚い!』

「正解!!」

えー、正解なんだ(^^)。

期待しておこう(^^)。

湖西線を北上していると、右側に琵琶湖が奇麗に見える。線路が川を渡るとき、比良山から琵琶湖へなので、左から右へと流れる。ところが、北陸本線に入り敦賀を過ぎると、川は右から左へと流れる。日本海に注ぐわけだ。小さく感動。

この日の朝、珍しいメールがきた。

卒業して10年以上過ぎている卒業生からだ。

最近のことは思い出せなくても昔のことは思い出せると言うのは本当らしい。

卒業生のことは、直ぐに思い出せた。

サンダーバードの中であれこれメールでやり取りする。

「漢字ウォーリーを捜せ」を仲間と話したらしく、そのHPを見たいという連絡であった。そうだったなあ、この生徒のときにみんなで作ったんだよなあと思い出す。まあ、いろいろと大変だったことも多かったあの中学校だが、そこであれこれやって教材を開発し、指導方法に磨きをかけていたんだよなあと懐かしく思い出す。

忙しさ、大変さの渦中にいるときは、倒れないように倒れないようにと毎日を生きていた。職員室で声を掛け合って、一日を綱渡りしていた。誰かが倒れたら他の人に迷惑がかかる。だから、支え合って毎日を過ごしていた。大変なことは沢山あったが、職員室に帰ってくれば安心できるという職員室だった。そうやって過ごしていたので、バーンアウトをしないですんだのかもしれない。

あれだけ大変であっても、過ぎてしまえばその御陰で実力を付けたことになったなあと思える。勿論、倒れていたらシャレにならないが、30代をそうやって踏ん張れたのは、今から思うと実に幸せなことだったのだと思う。

いま、愛知で仕事をしているとのこと。遊びにくると言うので

『をを、じゃあ京都で奢ってもらおうか(^^)』

と言うと

「任せて下さい」

とのこと。

期待しておこう(^^)。

2013/02/01

『新・コピーライター入門』 読了

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私は生まれ変わりは信じないですが、生まれ変わることがあったらもう一度教師になりたいと考えています。国語の教師に。ですが、もう一つ選べるとしたら何を選ぶかと言えば、多分この仕事を選ぶでしょう。コピーライターです。

『新・コピーライター入門』(小森洋支 中村卓司監修 dentsu)は、実に面白い本でした。これまでコピーライター本は何冊か読んでいるますが、この本はこれまたいい本でした。新人コピーライターが仕事に挑戦して行く過程を追いながらコピーライターがすべき仕事とその周辺の用語の解説を第一章にし、その後具体的な例を出しながらこの仕事を説明して行きます。

教師と言うのは、大人を子どもに育てることを主に学校教育を通して行うことを生業にする人たちのこと、と私は定義しています。その仕事のうち、勉強に関して言えば、「子どもと学習を出会わせる仕事」が教師の仕事だと言えるでしょう。

コピーライターの仕事を説明するにあたって18pにはこんな下りがあります。

「つくった人にはつくった人のこだわりや自信がある。買う人には買う人の意見や好みや事情がある。コピーライターはそのちょうど真ん中にいる。つくった人の味方になることもできるし、買う側の一人になって生活者の目で商品を見せることもできる。両方の立場に立って、よいコミュニケーションを成立させるのがコピーライターの役目だ」

です。
これ、子どもと学習と教師の関係で読んでもそう大きな間違いではないと思うのです。



この本の中で、コピーライターがすべき仕事は大きく二つあると書かれています。

What to say
How to say

この二つだというのです。そして、前者が圧倒的に難しいと言うのです。ここが決まればあとは訓練でなんとかなるというのです。他のいい方もしています。野球でストライクを投げられるようになるのが前者で、カーブだチェンジアップだと球種を増やすのが後者だというのです。とても分かりやすい。

授業で何を伝えるのかを考えて絞るのはとても難しく、かつ重要。そしてその後にどう伝えるかを考えるわけですが、これは確かに「ネタ」ということで仕入れることはできます。前者が難しい。



また、コピーライターが常に
(これでいいんだろうか?)
(私には出来るのだろうか?)
と省察しながら仕事をしている姿が感じられてこれも、優れた教師にとても似ているなあと思う訳です。

(これで絶対に間違いがない)
なんて思いながら授業をしている先生は、まあ、居ないと思います。いや、そういう思いを持って教壇に立たないと授業は成立しないのですが、もう一人(本当にこれが最適なのだろうか)と批判的に見ている人間が自分の中にいないといい授業はできません。似ています。



さらにCMは、一瞬で勝負します。新聞に載っている広告は、広告を読もうと思っていない人を、一瞬で掴んでその商品へと導きます。新聞記事を読もうと思っている人、テレビのCMの時間はトイレの時間と思っている人を一瞬で掴んで、広告の世界へと「拉致」します。

学校の授業は、基本的に親達が「学校に行ってらっしゃい」と強制的に送り出してくれます。そして、チャイムが鳴ったら席に着いているようにという指導があり、教師は荒れた学校でなければ子ども達がきちんと座っている所で授業を開始できます。

しかし、子どもの側から見たらどうでしょうか? 勉強したくて学校に来ている子ども達って日本中にどの位居るのでしょうか。数%ではないかと思うのです。友だちに会う、好きなこの顔が見たい、給食が食べたい、クラブ活動をしたいというのが主たる目的だと思うのです。

そうだとすれば、主たる時間ではない授業の頭で、子ども達を一瞬で掴んで授業の世界に「拉致」することの出来る、言葉や授業内容を持つことが教師にとっては極めて大事なことだと考えます。彼らはおつきあいで授業に参加して「くれている」という感覚を教師は持った方がいいと思うのです。



私の悪い癖で何でもかんでも教育や授業の世界に引きづり紺で考えてしまうのですが、それにしてもとっても良く似ていると思いながら読みました。お薦めです。

2013年 「明日の教室」研究会の予定

2013年 「明日の教室」研究会の予定
教育研究会「明日の教室」関連のご案内をブログのトップに置くことにします。

                   ◆

11月の講座はマジックです。23日です。これは明日の教室ならではの企画です。

http://kokucheese.com/event/index/125725/

12月は14日。立命館小学校の先生による、学級経営講座と算数講座です。

                   ◆

明日の教室関連の、本、DVD、電子書籍は以下にあります。

書籍は、http://www.gyosei.co.jp/home/books/book_detail.html?gc=3100501-01-000/

DVDは、http://sogogakushu.gr.jp/asunokyoshitsu/dvd_1.htm
電子ブックは、http://asukyo.jimdo.com/

からお求めください。

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