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2013/03/27

今日は大阪で高座、ちゃう、講座

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今日は大阪で高座、ちゃう、講座。
100人の予定が180人を越え、最後は入場をお断りしたと聞いた。知っていれば、私の方で詰めるのをお願いしたのになあ。申し訳ないことをした。

四月の学級経営のための講座であった。明日の教室にこられた方、本を読んでくださった方などもいて、ありがたく思いながら講座を進めた。
私の人気で人が集まったと主催者は話して下さったが、まあ、それよりも学級づくりというテーマが人を集めた部分が大きいと思う。

一年間をまとめ、来年度の構想を練る。
春休みはこの二つを同時にやる。
四月が兎に角そのクラスの一年間の殆どを決める。
待った無しで行われるし、ここでの躓きは修正が難しい。
だから、十分に準備をしてことが始まったら大胆に進めて行くしか無い。

花粉症と風邪でとんでもない声に2時間お付き合いいただいて講座は無事終了。
少しでも多くの情報をと思うので、早口での講座。
若い方は、テンポがあって良いという感想を書いてくれるが、年配の人は早口で聞きにくいこともあったとある。

ここは難しいなあと思う。
年配になって行くと、耳が聞こえにくくなるのでゆっくりと話してもらった方がいいのは私も実感として分かる。だが、これはちょっと問題を含んでいる。自分がゆっくりの方が聞きやすいからとゆっくりと話す授業をすると、子どもたちは速いテンポでの会話に慣れているので、だれてしまうのだ。

で、今日の講座の場合(というか、私がする講座のほとんどが)、対象は若手なのでテンポをあげて話すようにしている。対象が60歳以上とかいうのであれば、もっとゆっくり話しますが、対象が若手なのでそうする。そうすると、年配の方からこういうコメントがくる。実に難しい。

感想を読むと、及第点は貰えたようでありました。
良かった。
学級担任論で話していることをベースに話した訳で、これをうちの学生が聞けば聞いた話だらけだと思うだろうが、通常はこの手の話を聞くことは無い。本当はこの手の話はどこの教員養成大学でも受講出来るようにならないと思うのだ。

で、終わって廊下を歩いていたら、若手の先生が真剣な顔つきで相談しにきた。
「どうしたら、教師としての力をつけることができるのでしょうか?」
と。
簡単に答えられる問いではない。だけど、答えてあげたい問いだ。
『全てではないが、大事な方法としてあるのはね』
「はい」
『読む、実践する、書く。そして、読むとこの循環を続けることだと思います。少なくとも、読まないで、書かないで力を付けた教師はいないのではないかな。一日に1000字は書くというぐらいで行くのが良いのではないかな?』
と答えた。

10年続けるとその効果が分かるはずだ。即効性ではなく、土台をしっかりと作るやり方だと思う。

四月の子供達との出会い、指導がうまく行きますように。

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