一泊二日の淡路島ゼミ合宿から帰って来た
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一泊二日の淡路島ゼミ合宿から帰って来た。
3、4回生合同のものである。
卒業を控えた4回生の参加は嬉しいものだ。
引っ越しや就職のあれこれで参加できないものも居たが、これは仕
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ゼミ合宿では、三回生の卒論の目次案件等を中心に行った。今回が
私の卒論指導は、この目次案指導が中心である。目次案のレベルで
今回は一人A4一枚の資料を用意し、一人15分程度の検討で行う
ただ、今回は四回生がいたので、随分助かった。私が言うべき所を
◆
現状の分析
問題の発見
問題の解決
解決の評価
ざっくりと言えば、このストーリーで論文を書かせたい。
しかし、流石に目次案を作ったのが一回目の3回生は、こうななら
1)現状の分析で終わる。
これが多い。いや、分析の手前、現状の羅列だけを書いてくる目次
2)解決の評価の規準が示されていない。
例えば、「子どもが教師との信頼関係を得た」ということを判断す
ここは実に難しい。
学習の時代は、何かを計るためには最初にその「はかり」は用意さ
このはかりは、妥当性と信用性をクリアしてないと使えない。しか
3)用語の定義
このストーリーの前提だが、自分が論じたい言葉の定義が曖昧のま
◆
また、気になった言葉がある。
「良くわからないので、ざっくりと作ってきました」
という言い方をするゼミ生を散見したことだ。
私は怒るのではなく、指摘した。
『懸命にやってきて、結果的にざっくりになったというのであれば
『そういうのであれば、見ない。というのが世の中の考え方だ。ざ
◆
「させていただく」も気になった。
「いま、◯◯をさせていただいていますが、」
「この教材をさせていただいています」
のように使うのだ。私は思わず発表を止めた。
『いまの「させていただく」は、誰に敬意を払っているんだ?』
と聞くと、答えられない。
『なんとなく敬意を払うっぽい言葉を使うことで、その場を誤摩化
「..........」
『そういう言い方をしていると、本当に敬意を払う人に使えなくな
「はい」
こういうところは私のゼミ生は素直で、すぐに直そうとする。
しかし、口癖になってしまったものを直すのは大変。
本当はこのこの口癖にはもっと前に気がついていたので早く指摘し
◆
ま、でもなかなか頑張ったゼミ生達であった。
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