朝日新聞の教育欄に載った
3/24
キャンパスの桜が咲き始めた今日、私も関わる記事が朝日新聞の教育欄に載った。今までJapan Timesとかにも載ったことはあるし、教育雑誌やテレビから取材を受けたこともある。だけど、今日のは嬉しかった。記事には直接書かれていなかったが、「学習ゲーム」のことを取り上げてくれていたのだ。
「先生、今日、何するんですか?!」
と職員室に子どもたちが質問にくる。私は
『授業だよ、授業。国語の授業(^^)』
と言っていた。
職員室ではやや微妙な空気が流れていたが、私は内心とても嬉しかった。
勉強なんて大嫌いという彼らが、今日の授業を楽しみにして職員室まで聞きにくるのだから。保健室から抜け出してくるのだから。
学習ゲームは、ゲームの中に学習内容が組み込まれているゲームのことを言う。
サッカーをしている子どもたちは、大腿二等筋を鍛える為にサッカーをしていない。勿論、心肺能力を高めるためにもやっていない。しかし、これをやるとその力が付く。私は、国語でこれをやりたいと思ってあれこれやってきた。
国語の授業は教科書、ノート、辞書、便覧。これでやるのが当たり前。しかも先生が説明し、板書したのを書き写すのが当たり前と言う時代に私は教師になった。だから、遊び、ゲームで授業を構成したら、それは浮く。しかし、若造の当時から間違っていると言う感覚はなかった。
25年だ。
25年経って、やっと世の中で認められたかなあと思った。
勿論、アメリカではその先の先を行く学校が作られていて、
(くそお。これをなんで日本で出来ないんだ)
と思う私ではあるが、先ずは一歩。
25年で一歩だ。
こうなると数百年生きないとあれこれは達成できないことが分かるが、当たり前だが無理。私が生きている間に、やれることをやり前に進み、あとは後ろから来る人たちにどうぞと渡せるようにする。
藻掻いて、苦しんで、それでも間違っていないと思いながらやってきたことが
こうして評価されるのは、やはり嬉しい。
ということでお祝いの食事。
体調を整える為にビタミンB2を摂取したいこともあり、
手作り餃子。豚肉にはビタミンB2がある。
我が家の餃子は、ニラと豚肉と塩のみ。
家族で包む。
そして、これを蒸す。
もう少し前に進もうと思った。
« 春宵一刻 ハートランドビールだ | トップページ | 桜は、桜だけを思い出すことは殆どない »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント