いつも以上にアイディア体質になって来ている
4/26
だから、風呂で本を読むのをやめ、着替えの所に本をおいて、体を洗っているときに突然、アイディアが浮かんで来たりする。慌てて石けんを流し、本を手にして、そこの余白に浮かんで来たアイディアをダーーーーーーーーーッと書く。一安心。
野口芳宏先生のご著書であったが、申し訳ないと思ったが、もう一瞬を争うのでこれは許して頂くしか無いf(^^;。
いま、いつも以上にアイディア体質になって来ているのを感じている。
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4/26
4/24
『弱くても勝てます 開成高校野球部のセオリー』(高橋秀美 新潮社)読了。
実に面白かった。一日で読んでしまった。仕事があるというのにf(^^;。
開成高校といえば、開成高校である。ディベート甲子園にも参加している、東大合格者数一位である開成高校である。そこの硬式野球部の記録である。野球にあまり詳しくない人でも、いや、詳しくない人の方が面白いかもしれない。
頭が良くて運動がさほどでもない生徒たちは、野球なら勝てる可能性があるということを論理的に説明し、指導して行く高橋監督の指導を受け入れて、野球そのものを哲学的に見直し、自分たちの野球を作って行こうとする。そのドキュメントである。
◆
通常、新人はプレーヤーであることを求められる。野球の野村監督は、選手の晩年時代に、キャッチャーをしながら監督もしていたことがある。これからも分かるように、選手が先で、時々選手をしながら監督。最後は、選手を引退してコーチをやり、監督になる。
ところが、教師は、一年目から授業をするプレーヤーでありつつ、同時に学級担任という監督もしなければならない。これは極めて特殊な仕事である。にも関わらず、学級担任という監督の仕事、経営の在り方を殆ど学ぶことなく、一年目から担任になる。恐ろしいことである。
この本は、野球の監督と選手の話であるが、その監督も選手も特殊である。尋常ではない。ピッチャーに「ピッチャーになろうとするな!」とかの指示が試合中に入る。ヒットを打っても怒られる。思い切り振り切って三振したら褒められる。通常の野球では考えられない。
しかし、開成高校の「野球」では、実に理にかなっているのだ。
この自分の子どもたちにとって理にかなっている指導、経営、監督をすることが、担任には大事。他のクラス、他の学校を参考にすることも大事ではあるが、目の前の子どもたちをどう捉えて、そこに適切な指導を行うことの方が、さらに重要。本書を読むとそのことがよく分かるだろう。
◆
学級担任論の授業の参考図書に指定したい本である。
4/23
明日の教室の5月は、久し振りに糸井池田で行います。
5/25(土)です。
糸井先生のタイトルは、
「大学でやってみたい社会科授業」
です。今年度立命館大学で担当する授業の一部をここでやります。
池田のタイトルは、
「板書。チョークの使い方を中心に。自分の名前を書けるようになろう」
です。
http://ikedaosamu.cocolog-nifty.com/kokugogakkyuu/2013/04/post-0da5.html
にある内容をベースにして行います。実際に黒板に自分の名前を書いたものを池田が直接レッスンします。
◆
ということで、今回は40名が限界です。ベストは20名です。チョークの個別指導が入りますので。興味や必要性のある方は、お早めに御申し込みください。
お申し込みは、こちら。
http://kokucheese.com/event/index/87510/
◆
講師紹介
糸井登 立命館大学付属小学校教諭 明日の教室 代表
http://susumu.exblog.jp/
池田修 京都橘大学准教授 明日の教室 事務局
http://ikedaosamu.cocolog-nifty.com/kokugogakkyuu/
ann
4/21
明日の教室はシークレットで行った。正確に言うと二人に御願いして、前半がシークレットだったので、後半は書いても良い。
マジックショーであった。
いや、マジックの学習会であった。
若手のクロースアップマジシャン、山下翔吾さんである。
http://news.walkerplus.com/article/33506/
彼とは昨年、京都は先斗町界隈のあるパーティで偶然出会った。
そのときに、直ぐに私は講座を依頼した。
彼は、私が酔っぱらっているので勢いや冗談で御願いしているのかと思ったそうだ。
私は本気であった。
◆
昨日の講座は実に見事なものであった。
とても24歳とは思えない。
手品がなぜ手品になりうるのかという理論もきちんと講座の中に組み込んであり、
それをベースにして実際の手品、さらには実技指導が組み込まれていたのである。
参加者は驚嘆。
そして、納得。
この繰り返しであった。
◆
手品は、子どもたちを喜ばせるだけでなく、教師の修行としてとても意味があると思っている。指示、説明、リード、論理的思考などは手品をやることで具体的に身につけることが出来ると思う。そう仮説を持っていたのだが、それは昨日実証されたと言っていいのではないかと思う。
◆
今日はそこのレッスンで身に付けたいくつかのマジックを、娘にバレないように復習し、ある程度で来た所で、実際にやってみた。
娘、大喜び。
幼稚園の先生がマジックをやってくれるので
「お父さんもやって」
と良く言われているのだが、ちょこちょこっとやると
「それ、マジックちゃうわ」
と言われ続けていたのだが、今日のは大満足。
「すご!!!!」
と。
ふふふ。
参ったか。
◆
昨日の参加者は、懇親会で彼の最新マジックも見せてもらい、阿鼻叫喚。
あー、面白すぎる。
懇親会までが明日の教室だが、まさに昨日はそうだった。
クリスマス会、忘年会に向けてもう一度講座を御願いしたいと考えている。
次回は、DVDを作ろうという話になっている。
今回来られなかった方は、是非である。
4/20
4/27(金)10:00−10:15、5/11(金)10:00−10:15のNHK教育テレビ「伝える極意」に再放送で出演します。ここでで使用する「イメージの花火」ですが、本体のHPが現在リニューアル中で、資料に辿り着けません。
こちらに、載せておきます。
4/18-3
4/18-2
二回生ゼミは、詩を中心とした小学校の実践記録を読みすすめることになる。
ベテランの先生の実践記録である。とても良い実践。
だけど、私はこれは危険だと思っている。
四月に小学校五年生に出会った先生は
「今思っていることを何でもいいから書いて下さい」
と指示する。
『さて、これはどう思う。良いと思う。ダメだと思う?』
と学生たちに問う。すると8割強の割合で良いという評価。うむ、これはいい。ただし、この先生にとってはだ。子どもとの人間関係が出来ていない時期、どんな子どもだかが分からないときに、この発問は怖い。
「今思っていることを何でもいいから書いて下さい」
と指示した以上、子どもが「〇〇は大嫌い」とか「うんこぶりぶり」と書こうが良いことになる。ベテランの先生はそれでも対応できるが、新人にはこれは厳しい。
『さて、ではどういう指示が良いのでしょうか? 考えてみなさい』
と指示を出して考えさせる。発表させる。
そう、一読総合法でやっている。一読総合法のスローリーディングで実践記録を読む。いくつもの?を入れ、
『では、君ならどうする?』
と発問を入れ、90分の授業で読めたのは3p。もう少しゆっくりでも良かったかなとは思うが、私が担当するのは8p分。ま、こんなもんだろ。
テキストリーディング。面白いんだよな。
4/18
四回生ゼミは、卒論指導。目次案の検討の第二弾。さらに、先行研究とは何かなのかが上手く理解できていないので、実物で指導。
研究室にあった本を30冊位持って来くる。ゼミ室の机を四つあわせた所に無造作において置いて行く。テーブルは、そのテーマの領域という設定。ドンドン置かれて行く。本が重なって行く。全部置いた後で、
『ほら、ここ。穴がある。ここがまだ論証されていない場所だ。この穴を見つけるのが先行研究だ』
また、
『穴が見つからないとあきらめるではない。実は、本の中に穴がある場合がある。それを見つけることがある』
さらに、
『本の重なっている所に注目せよ。これが重要キーワード、重要概念だ。同じ言葉を使っているにもかかわらず、実は少しずつ微妙にズレていることがある。このずれを整理して分類する。そして、新しい概念を提出するのだ』
と。
レポート、小論文はテーマを与えられる。論文は自分でテーマとそこにある問いの設定が自由に行える。この自由に行える心地よさと、難しさが論文なのだ。そして、いま四回生はここに苦しんでいるというわけである。
『要は読む本、論文の数が少ないということである。ま、頑張れ』
なのであった。
4/18
4/17
日本語コミュニケーションの授業。ディベート。本日は二回目。
ここは、去年までと大きく変えた。
「ディベートで大事なこと」という項目の5番目に「準備無くして対戦無し。準備がディベートの7割を占める」という文言があるのだが、ここを手がかりにして話を進めた。
◆
この授業を受けるのは、基本的に児童教育学科の一回生で
私がこのディベートの授業で行っているのは、シナリオ方
この部分の学術的な検討は、私の修士論文、または、この
◆
この授業を受ける学生達は、将来教職に就く。
授業は、教科書を教えればいいと思っている一回生が殆ど
その彼等に、ディベート指導を通して授業を作る、教材を
私はディベートを学生時代に学んだ者ではない。教師にな
「先生、こういうのもっとやりたい」
と生徒にいわれ
『たしか、デなんとかというのがあったはずだ』
というところから独学を行って指導を始めた。まだ、パソ
そこからシナリオ方式のマイクロディベートの指導方法に
そして、
『で、まあ、ここまで60分掛けて話したんだけど、実際
と付けくわえた。
『君たちは、お得だねえ。14年間を60分で聞けるんだ
と言っておいて、さらに付けたした。
『でも、正確に言うと半分幸せで、半分はそんなに幸せで
と。
この授業では上記にあるように、三つの目標を示している
14年掛かったというと、彼らは驚いている。そりゃあ、
振り返れば私の14年間なんて、あっという間だった。だ
『君たちは、今までは問5の問題を解けのように、問題が
なんてことを話していた。
さて、学生諸君にどのぐらい届いたであろうか(^^)。
4/16
4/16
4/15
昨日は3、4回生ゼミで花見をした。
総勢26人。
自己紹介で一人30秒程度ということで、
名前、使っている携帯、あと何か
というフレームを提示してやらせた。
面白かった。
一人だけガラケーで、あとはスマホ。
iPhoneの方が多いのが分かった。また、今後iPhoneにしたいというのも多かった。
やっぱり、そういうのが集まるのかなあ(^^)。
あと何かという部分で、顔の話が繋がった。
「え~、顔の流れが来ているので、顔つながりで」
と言いながら学生たちが話す。
(へー、流れという言い方をするのね)
と思いながら聞く。
「このおでこを見て下さい。広いんです。冷えピタが足りません」
と男子学生が言う。男子禁断のネタである。
しかし、
「どうせ笑われるのであれば、大人数に笑われたい!」
というのだ。関西人の血が騒ぐのだそうだ。
それを受けて
「僕は逆に、冷えピタは、0.7倍の大きさのが欲しいです。おでこは狭いんです」
という学生もあり。
二人で額を交換し合いたいという話になる。
面白い。
出て来た話題を繋げながら、幼く見える顔ですとか、睨んでいるんじゃないです目が弱いだけですとか、最近老けた顔になってきましたとか、あれこれを話す学生たちを見ているのは面白い。勝手に連句をやっているようだった。
ゼミの面白さは、こういう所にあると思う。
同じテーマを自分に引き寄せてあれこれ語り合う。
そこに何かが生まれる。
それがいい。
2013年度の池田ゼミも、始まりました。
4/10
本日の授業は、日本語コミュニケーションの技術1(ディベート)である。
私はディベート教育の専門家と思われているが、正確には、自分で言うのもなんだが、ディベートの入門期指導の専門だと思っている。
中学校の教員のとき、異動してはゼロからディベート指導を行っていた。その経験がこういうところに生きてくるとはその時は思わなんだ。その経験を大学院で修士論文として学術的に纏め、大学教員の道が開けるのだから、人生は面白い。
で、その入門期指導の最初の授業が今日の1限であった。
今日の受講生は34人。なぜか四回生が二人。折角京都橘大学にいるので受講したいということだそうだ。その他は一回生。適切な人数だ。
ディベートとは?
ディベートで大事なことは?
などについて90分で講じる。
私が厳しいと言うことを知らされた上で参加している一回生ということもあってか、授業は和やかに進む。ちゃんと授業が受けられるのであれば、何もこちらが必要以上に厳しくする必要は無い。通常、一回目の授業では笑いは入れないのだが、今日は一回生の授業にも関わらず、一回目から笑いを入れてしまった。
児童、生徒、学生との適切な距離を取る。
ここは、小中高大とどの校種においても大事なことだ。
特に、最初の授業で大事なことだ。
また、去年と同じにやればいいということでもない。
そこにいる学生たちの様子を見ながらその場でチューニングして行く。
その場でのいろいろなチューニング。
これは授業の醍醐味の一つだ。
今週はこのチューニングの精度をいつも以上に求められる。
ま、疲れて当然だね。
心地よい疲れだが。
4/8
今日から前期の授業が始まった。
しかし、この日を迎える一週間はかなり忙しかった。
◆
半世会を終えてからの一週間。
4/1は入学式。学科の会議、夜は学科の歓送会。
4/2は学科、新入生の全体写真撮影と授業の準備。
4/3は、全学懇談会。夜は東京からの客人との打ち合わせ。この打ち合わせが凄かった。新しい展開あり! ところが残念なことにGR4を盗まれる。
4/4は授業の準備と背割り堤の桜観賞。
4/5、6と新入生キャンプ。快晴と大荒れのキャンプ。この日に、半世会で行った連句が萬尾。感動。
4/6の夜は新幹線に飛び乗り東京に宿泊。そこで、新幹線の車掌をしている教え子に再会。Dr.イエローにも遭遇。
4/7は打ち合わせ。早く終わったので食事をしてから、湖西線の最終の一本前に間に合うように新幹線を選んで、戻ってくる。名古屋まで爆睡。寝ないようにしながらも京都まで爆睡。京都駅で止まった瞬間に目が覚めて慌てて鞄に荷物を詰め込んで飛び出して、なんとかその日の内に帰宅。
で、今日を迎えた。
今朝は、疲労で免疫が低下しているのか、夜中に気持ちが悪くなる。体中が痒くなる。そして、4時に目覚めてしまう。蕁麻疹のようだ。気分が収まるのを待って大学に出勤。なかなか劇的である。この間、娘と奥さんは東京に春の里帰りをしているので、自分で掃除洗濯皿洗いをしているのだから、なかなかであろう。
◆
んで、本日の教科教育法(国語)の授業は、授業開きについて。
この教科教育法(国語)の授業開きをしつつ、授業開きとは何をすることなのかを説明し、実際にやってみる。今日は、以下の所まで。
授業開きを始めるにあたって、メモを取ることの意味とは?
この授業をうけるたのルール この授業で扱う内容
授業開きの実際
小学校一年生に向けての例
中学生に向けての例
小学校一年生に飛び込みで授業をさせてもらった時の導入の所を、私が実際に再現した。それと中学生のものとを比較させて、何がどう違っていて、何が同じなのかを考えさせた。
授業は作るもので、種も仕掛けもある。
授業では、この種と仕掛けを見せる。
もちろん、授業づくりに必要な基礎基本の考え方や、指導の技術も教える。今日は指導言(指示、説明、発問)の説明と、ごんぎつねを使って発問の具体的な提示などもした。理解しなければならないこと、身につけなければならないこと、指導できるようにならなければならないことが、たーーーーーっくさんあることを理解させた授業開きであった。
よっし、15回のうち1回が終わった。
始まったぞ。
3/31
二日間で600キロ以上の運転をし、一升瓶を飲み干し、ビールも1リットル位飲んで、温泉には合計で3時間以上は入っていたにもかかわらず、歌仙を表六句、裏の十二句は読んでしまうと言う楽しい半生会でした。
元々、私の思いつきの我侭でやることになったこの半世会。
50年を生きて来た今年、同い年の教員仲間と振り返りたいなあと思っていた訳です。半世紀を半生として、反省しようというものです。
で、FBで繋がっている仲間を中心にして、半世紀を生きて来たのだから半生会をしないか?と声をかけた所、なんだか分からないけど面白そうだからと乗って来てくれた仲間たちとやりました。
思えば遠くに来たもので、そして、これからももう少し頑張ろうという思いで集まりました。50年も生きてくれば、いや、あっという間ですが、でも50年も生 きてくれば色々なことがありました。でも、それはそのまま語り合うのではなく、違う形で振り返りたい。そこで連句会を行いました。これが大成功。
今回は、目の前で句会を開催しつつ、全員がMacBook Air11を開いてFBに書き込みをしつつ、東京にいる仲間とはFaceTimeで繋がってもらいながら参加という、なんともアナログとデジタルの融合の連句会でした。
これはかなり面白い可能性があると感じました。
それこそ、違う学校同士でも連句はできると実感しました。
また、この様子をUstreamで流したら、相当面白い連句会になるんじゃないかなあと思った次第です。
ただ、酒を飲んでわいわいがやがややりつつ、しかも、当時の歌をyou tubeで流して思わず歌ったりしてしまうなどがあるため、この形式だとカラオケボックスを会場にするのがいいかなあと思ったりもしました。
いやあ楽しかった。
あとは、歌仙を巻き終えて、解説書を書くところまで楽しみたいと思います。
さ、新学期が始まります。