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2013/05/21

板書指導。漢字指導。

5/20


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2限。三回生ゼミ。
開発中の作品についての指示。

なぜ、細部にこだわるのかということについて話し、確認。
その後、実際に動かして
みてバグをチェック。
6/1の教材教具祭りにきちんと間に合わるスケージュールの確認。



3限。教科教育法(国)
漢字指導について。

漢字指導の実態を確認する所から始まる。学生達に確認すると、99%「書け!」という指導。それもほとんどが、「10回書け」という指導だということが確認される。

私は学生に問う。
『では、その10回書けという指導の根拠は何?』
と。答えるものはいない。私は生徒の時に教師にこのことを質問したことがある。答えは
「いいから、書きなさい」
であった。漢字指導を聞いているのに、生意気な子どもだと思われて、生徒指導をされてしまった。私は(あ、この先生はダメだ)と思うようになった。中2の時である。

因に、私は中学生の時は13回書くと、漢字は覚えていた。
高校生の時は7、8回で、大学受験の時は5回。教員採用試験の時は見ればだいたい覚えられていた。このように人それぞれ覚える回数というものがある。そして、それは成長とともに変わる。「いいから10回書け」というのは、指導ではない。単なる命令だ。

その後、『教師になるということ』にあるN君の話を中心に、いいから10回書けではない指導の在り方について、実際にやってみる。私は学校教育現場に19年間居たが、その19年で辿り着いた漢字の指導方法を60分で伝えた。自分でいうのもなんだが、お得な授業であるf(^^;。



4限。国語科教育法1。
板書指導。漢字指導。

板書の字がなかなか上手くならない。それは、運筆と結構の両方ともができないとダメだからという話をする。運筆とは筆記用具の動かし方だ。腕を前に出して文字を書くという動作は、通常しない。するのは、教師と左官と画家ぐらいなものだ。だから、そのための筋肉が鍛えられていない。練習で付けるしか無い。

一方結構の法は、理解が先に必要である。結構とは、簡単に言えば文字のバランスのことである。これは、明の時代に李淳という人が84通りに分類してある。例えばこの字は上を揃えますよとか(ex,明)、この字は上は揃えないで下を揃えますよとか(ex,朝 月の上に少し空間を作り、下は揃える)があるのだ。これを理解すれば、きちんと書ける。因に、これは5/25の明日の教室でやるところでもあります。
http://kokucheese.com/event/index/87510/

漢字指導で、N君が最初の国語の授業で漢字テストをやろうとしたら、突然立ち上がって、廊下に出て壁を叩きながら「騙された!」と言いながらどこかに走り去って行った話をした。
そして、

『こういう時どうする?』
と聞いてみた。学生達はよく分からない感じである。
『正解はね、学級委員か誰かを職員室に派遣し、N君が授業中飛び出してしまったので、捜して下さいと池田先生が言っていますと言って来てね、と指示を出すことなのだよ』
「.......」
『先生が捜しに行った方が良いと思う? 金八先生みたいに(^^)? おそらく若い先生はそうしてしまうだろうね。だけどそれはダメ。いや、N君を見捨てるということではないんだな。授業を受けようとしている生徒を大事にすることなのだよ』
『もし、仮に先生が直接Nくんを捜しに行ったらどうなると思う? 授業は中断だよね。すると、生徒の中には(あ、そうなんだ。授業中飛び出せば、この先生は授業をしないんだ)と理解して、交代で飛び出すようになるでしょう。だから、ダメ』
『N君は、捜してもらい、後から指導する。授業は授業。学習しようとする集団を無視してはダメなのだよ。ここを過つと簡単にその授業は崩壊するよ』

と話す。
中学の場合、授業の運営は、生徒指導と一体化していることが多い。授業の中で生徒指導をすると言っても良い。こう言う部分を教えることは、実はとても大事だと思うのだ。



あー、疲れた。
今日はなぜか足首がパンパンに張っている。

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