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2013/06/07

飾るではなく、見極めるを楽しむことができる

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このところ、モノクロ写真が気に入っている。
GR4も良かったが、GRもモノクロがさらにいい。

深く写真に関わり始めたのが高校生のとき。
フォークソング研究会の映像記録を担当するようになってからのこと。
中学生の時からカメラは好きだったが、コンサートを記録するようになってから深くやるようになった。

コンサートでは、フラッシュは焚けない。演奏に影響も出るし、何と言っても絵が平板になってしまう。立体感が消えるのだ。だから、焚けない。しかし、暗い会場ではそのままでは写らない。だから、増感現像をすることになる。

増感現像といっても、分からない人ばかりだろうなあ。ISOがASAだったころの話だ。その当時は、フィルムカメラで、しかも、缶に入ったながーいフィルムを買って来て、ダークバックというところに入れて、パトローネというフィルムの入っている入れ物に36枚になるように手探りで詰めて、用意。

撮影する時は、そのASAの感度を上げて擬似的に写りやすくする。それを現像の時の現像液の温度と時間を調整することで、暗い所でも写るようにする技術、これが増感現像なのでした。

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酸っぱい匂いのする押し入れを改造した現像スペース。赤い光の中に浮かんでくる写真。この瞬間はなんとも言えないいい瞬間だった。

それを四つ切りぐらいのサイズに焼いて、フレームに入れて仲間に渡していた。もう30年以上も前のことだなあ。

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そして、このごろまたGR4、GRを手に入れて楽しくモノクロをやっている。正確に言うとハイコントラストモノクローム写真だ。

多くの人が言うように、モノクローム写真は、被写体の本質の部分を写し出すことがある。フレームと言うか、シェイプと言うか、核心というか。色で演出されていないことにより、被写体の生がでる。しかも、ハイコントラストだからさらに強調される。

これは、被写体にとっても撮影者にとっても実はスリリングなことだと思う。なんといっても隠せないのだから。というか、現れてしまうのだから。見ていたはずなのに見えていないものが見える。このスリルと快楽を与えてくれるのがモノクロ写真。

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飾るではなく、見極めるを楽しむことができる。

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