食事の時間に娘(6)が、急に質問しはじめた
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食事の時間に娘(6)が、急に質問しはじめた。
「お父さん、どうして言葉って生まれたの?」
をを、そういう質問ですか。
適当に答えることはしたくない。かといって、難しい話で説明したくもない。
まずは、なんでそんなことを思ったのか、どう思っているのかを聞いてみる
「あのね、心の中に言いたいなというのがあって、それを人に伝える為に生まれたの」
正解だろう、これ。もうそれで十分だと思う。が、
『そうだろうねえ。そうやって生まれたんだと思うよ。だけど、たとえば、日本語を話す人と英語を話す人がいて、日本語で話したら相手の人には伝わらないけど、そういうときはどうだったんだろうかねえ?』
と愚問を発するお父さん。すると、
「何回も聞いて、考えるんじゃないのかな。そして、何回もまた話すの」
と娘。正解。
◆
『他にも聞きたいことある?』
と聞いたら出て来た。
「なんで朝顔は朝しか咲かないの?」
同じように娘の考えた答えを聞いてみる。
「朝に咲くためのスイッチがついているんじゃないの?」
正解。
実際のところ、朝顔が咲くのは日の出前。だから、朝陽を浴びて咲くのではない。日の光がスイッチになるのではない。前日の日の光を受けてから、たしか、9時間か10時間の後に咲く。だからスイッチはある。
◆
「なんでお皿に入れたスープは冷めるのに、お鍋に入れたままのスープは冷めないの?」
これも聞いてみる。
「お皿の方は野菜とかがバラバラだけど、お鍋の中はくっついているからかな?」
正解。
大きくなったら分子、分子構造、比熱、熱伝導、モルとか習うから、その時にこの答えを教えてあげたいねえ。
◆
自分で考えて答えを出そうとすることが大事だと思っている。
『良く考えたねえ。また、お父さんにわからないいことがあったら教えてくれる?』
「うん!」
どんどん新しいことを知ろうとする娘。
えっと、あれ、あれなんだっけ?と思い出せなくなって行くお父さん。
うーむ。
頑張ろう。