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2013/09/30

食事の時間に娘(6)が、急に質問しはじめた

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食事の時間に娘(6)が、急に質問しはじめた。

「お父さん、どうして言葉って生まれたの?」

をを、そういう質問ですか。
適当に答えることはしたくない。かといって、難しい話で説明したくもない。
まずは、なんでそんなことを思ったのか、どう思っているのかを聞いてみる

「あのね、心の中に言いたいなというのがあって、それを人に伝える為に生まれたの」

正解だろう、これ。もうそれで十分だと思う。が、

『そうだろうねえ。そうやって生まれたんだと思うよ。だけど、たとえば、日本語を話す人と英語を話す人がいて、日本語で話したら相手の人には伝わらないけど、そういうときはどうだったんだろうかねえ?』

と愚問を発するお父さん。すると、

「何回も聞いて、考えるんじゃないのかな。そして、何回もまた話すの」

と娘。正解。

『他にも聞きたいことある?』

と聞いたら出て来た。

「なんで朝顔は朝しか咲かないの?」

同じように娘の考えた答えを聞いてみる。

「朝に咲くためのスイッチがついているんじゃないの?」

正解。
実際のところ、朝顔が咲くのは日の出前。だから、朝陽を浴びて咲くのではない。日の光がスイッチになるのではない。前日の日の光を受けてから、たしか、9時間か10時間の後に咲く。だからスイッチはある。

「なんでお皿に入れたスープは冷めるのに、お鍋に入れたままのスープは冷めないの?」

これも聞いてみる。

「お皿の方は野菜とかがバラバラだけど、お鍋の中はくっついているからかな?」

正解。
大きくなったら分子、分子構造、比熱、熱伝導、モルとか習うから、その時にこの答えを教えてあげたいねえ。

自分で考えて答えを出そうとすることが大事だと思っている。

『良く考えたねえ。また、お父さんにわからないいことがあったら教えてくれる?』
「うん!」

どんどん新しいことを知ろうとする娘。
えっと、あれ、あれなんだっけ?と思い出せなくなって行くお父さん。
うーむ。
頑張ろう。

明日の教室の9月が終わった

9/30

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明日の教室の9月が終わった。
この9月は、ずっと琵琶湖で寛いでいる。
カヌーである。

今年は運動会の日程と重なってしまった為か、参加されるかたが少なかった。
残念である。
ということで、その少ない人数を活かして、なんと
カヌーにヨットが加わったのである。

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カヌーもヨットも、実に気持ちが良かった。
藻の大量発生で、ヨットのセンターボードが絡んでしまい時々動きにくくなったが、それでも大満足。

さらには、レイクホッパー
http://www.youtube.com/watch?v=7sG59cfB6oc
も挑戦した。私は5ホップぐらいはできました(^^)。

その後ジャグジーやプールサイドのベンチで寛ぐ。

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最後には、雲の間の虹、彩雲または瑞雲も見ることが出来ました。

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ああ、いい時間でした。

来年もやります。
お越し下さい

10/20 【新人戦・審判講習会&ディベート入門講座】 in 同志社大学

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ディベートの秋です。
全国教室ディベート連盟近畿支部では、新人戦を行います。
同時に、秋の入門講座を行います。審判講習会も行います。
ふるってご参加ください。

【新人戦・審判講習会&ディベート入門講座】
・日時
10月20日(日)

・場所
同志社大学 今出川校舎 良心館
(〒602-8580 京都府京都市上京区今出川通烏丸東入玄武町601)

会場までのアクセス:http://www.doshisha.ac.jp/information/campus/access/imadegawa.html

・タイムスケジュール
9:30〜  受付
10:00〜 開会式
10:15〜 審判講習会 ディベート入門講座
12:15〜 昼食
13:00〜 新人戦(ジャッジ)
〜16:30 終了予定

・新人戦について
午前中の審判講習会を踏まえた上で、午後からの中高生による新人戦の審判をしていただきます。
新人戦は、ディベート甲子園で行われている即興ディベートのルール、フォーマットに則り行います。

(参考)即興ディベートのタイムスケジュール
各パート2分間、準備時間1分間で行います。
ただし、否定側質疑終了後は、準備時間なしですぐに否定側立論が始まります。

・講師の方について
久保健治氏(CoDA専務理事)
池田修氏 (全国教室ディベート連盟理事)

お申し込みは、こちら。
http://nade-kinki.main.jp/
連絡先 全国教室ディベート連盟近畿支部事務局 メール:nadekinki@gmail.com

2013/09/24

真似っこごっこ

9/24

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乳歯が一本抜けた娘(6)の今のブームは、真似っこごっこである。
私の横に座り、私が食べる時の所作、言動を真似る。
こっちも面白くなってあれこれやるのだが、それをかなり忠実に真似する。

そこで、一計を案じた。

『美味しいねえ』

「美味しいねえ」

『これ大好き』

「これ大好き」

『本マグロだ』

「本マグロだ」

『大好きだ』

「大好きだ」

『食べる?』

「うん!」

マグロが大好きな娘は、思わず言ってしまった。
大爆笑であった。

次は、これを使って娘があまり食べないものを食べさせてしまおうか(^^)。

課題の一つは、「◯◯の風景」である

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後期の授業が始まった。
国語科教育法2である。
夏休みの課題の確認から授業を始める。

課題の一つは、「◯◯の風景」である。

これは、自分の地元にある古典の世界に関わりのある場所に出向いて行って、作品に描かれている風景を写真に収めてくる宿題である。中学校の教員であったとき、総合的な学習の時間が始まる前に、始めた課題である。これを少しアレンジして大学でもやっている。

ここには、当地の京都は言うに及ばず、滋賀、奈良、大阪、兵庫などなどなどに多くの古典で描かれた世界がある。あまりにも地元過ぎて足を運んだことのないところなどに出向いて行って、その世界を見てくるという課題である。

東京にいた時は、多摩川の近くの学校だったので

万葉仮名:多麻河泊尓 左良須弖豆久利 佐良左良尓 奈仁曽許能兒乃 己許太可奈之伎
よ   み:多摩川(たまかは)に、さらす手作り、さらさらに、なにぞこの児の、ここだ愛(かな)しき

の歌を提示して、この歌が読まれたと思われる場所に行って写真を撮ってくるというものにした。学術的にそこだと推定されている場所でも良いし、この歌の意味を理解してその理解した世界に近い場所を探して撮影して来ても良いということにしてやらせた。

これは子どもたちの、知的好奇心を刺激した。とても面白い宿題になった。

これの大学生バージョンである。
古典の世界を選び、その場所に行くのだ。

今年出て来たのは、

・『女殺し油の地獄』の舞台になった場所
・芭蕉が唐招提寺を訪れた時の風景
・天の香具山
・淡海の海 夕凪千鳥〜 と思われる場所
・『伊勢物語』69段 狩りの使いの斎宮の場所
・一茶が愛媛県に旅をしたときに作句した場所
・『徒然草』仁和寺にある法師の石清水八幡宮

などなど。
そして、なんと言っても

・在原業平の「世の中にたへて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」を詠んだとされる場所

などが調査報告されたのであった。面白かったなあ。
学生達は、自分のふるさとがこんなに凄い所だったのだと改めて思い直していた。

自分の知っている土地が、自分が勉強している本に描かれている世界と繋がっていることを具体的に知るとき、なんとも言えない気持ちが生まれてくるようだ。たぶん、それは郷土愛という言葉に近いかもしれない。

私は学生達の発表を聞きながら、国褒め神事よろしく
『うーん、良い場所を選んだねえ。良い作品を選んだねえ』
と言い続ける後期の授業開きでありました。

写真は、私が中学生に示した見本。この写真は東京の家のある聖蹟桜ヶ丘の多摩川の河原です。このイメージなんです、私は。

2013/09/23

朝、かなりイライラしたことがあった。

9/23

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朝、かなりイライラしたことがあった。いつもは子どもの前では押さえ込むのだが、これがちょっとできなかった。ま、そういうのを出せるのも家族なので、出した訳だ。

娘(6)は、それを感じておちゃらけて私を笑わそうとする。それは分かるし、嬉しいのだがそれでは収まりがつかない位イライラしていた。

すると娘は私の視界から消えた。
暫くすると
「はい!」
と何かを手渡す。
見ると、折り紙で作った鶴である。
これで機嫌を直してねということである。

優しい娘に育ってくれて嬉しい。

2013/09/22

三泊四日の、集中講義でありました

9/22

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私は非常勤講師に行くことはできるだけ、避けて来た。
本学の学科の立ち上げに力を注ぎたいので、外であれこれするエネルギーを本学に注ごうと思って来ていた。

ところが、今回やんごとなきこともあって、お引き受けした。
結論から言うと、疲れたけどやって良かったである。ま、いつも通りの結論だf(^^;。

予想通りであったが、学生達のカラーが違った。
理科系の専門を学ぶ学生が8割いる授業であった。
そこで、生活指導論の授業を集中講義でした。

レポートや発表を聞いていても
(その資料を使うんだ)
と思うものがあった。文系の私としてはとても面白かった。

一端外に出てみることで、自分の指導している大学のゼミ所為達のことを、客観的に見ることが出来た。つまり
(この程度の指示で、ここまでやってしまうんだ)
と言う思いと、
(え、そこはそうなんだ)
という二つの思いがわき上がり、その中で私が日常で指導している学生達の課題を考えるきっかけを得られた。
おそらく、非常勤講師として出て行く最大のメリットは、ここではないかと思う。

私の集中講義である。
90分×5回×3日間をフルでやった。
私は、自分の基本的な考えとして、授業中は立って授業をすると決めている。
だから、90分×5回の初日が終わってからは、もう太ももがパンパンであった。
参った参ったである(^^)。

その上、授業後は毎日課題を出した。
学生達は、ヒーヒー、
言わなかった。

いや、言っているのだが、面と向かってヒーヒー言わなかった。
じっと耐えて、学び続けようとしていた。
彼らの感想を読むと、すんげええ辛かったが、それをはるかに上回る授業をしてくれたので、頑張れたとのことであった。

泣き言を面と向かって言わないと言うのは、仕事をする上で大事なことだと私は思っている。どこかで吐き出すのは大事だが、直接の関係において言わないことは大事だ。一仕事終わって泣き言を笑顔で呟くことは、ありだと思う。だが、その場では、その相手に言うのはダメだ。

彼ら彼女らはそれをやった。
どうやら私のような授業は、この大学では初めてのようで、授業中に昨日の課題のために眠たくなる彼ら彼女らが出るのだが、見ていると必死に眠気と戦って、うとうとではなく、うつらうつらで頑張っていた。

目が覚めると、
(ああ、まずい!)
という顔をして、必死にメモを取り始める。
それを見て私もさらにやる気になるのだった。

この授業のタイトルは「生活指導論」である。
私の恩師の専門である。
今回の集中講義の学生達の年齢の時に、私も恩師からこの授業を講じていただいた。まさか、私がこの授業をすることになるとは、大学二年生の頃の私にはどう考えても思いつかなかったことである。

この授業を依頼されてから、ずっと、ずっと考え続けて来た。
アイディアが思いつくたびに、Treeで作った講義の流れに書き込み、資料を調べ、恩師が何を目指して私たちに授業をして下さったのかを考えながら、授業を作っていた。「師の求めたる所を求めよ」を私なりにやって来たつもりだ。

その結果、どうやら伝わったかのようだった。
良かった。

三泊四日の、集中講義でありました。

写真は、講義二日目に見た中秋の名月。

2013/09/16

明日の教室、9月10月のご案内です。

明日の教室、9月10月のご案内です。

9月は、28日(土)に、琵琶湖雄琴のオーパルで、ウォータースポーツをやります。琵琶湖の広い空を思い切り実感して下さい。
http://kokucheese.com/event/index/113374/

10月は、5日に土作先生と、池田で行います。口頭での指導に関してです。
http://kokucheese.com/event/index/112629/

なお、10月12日は、岡山の明日の教室に登壇します。
http://kokucheese.com/event/index/112668/

お待ちしております。

疲れた。実に疲れた。

9/11

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疲れた。実に疲れた。東京から滋賀に戻り、そして京都から山形に行って仕事をして帰って来た。

中学校1年生に授業をすることができたのは、実に楽しかったが、午前中に二人の先生の実践発表を聞き、これにコメント。午後は中学生に授業をし、その後1時間のお話。移動の多さで疲れたかなあ。

でも、美味しいものを食べ、仲間達と語りあうこともでき、いい時間だった。

でも、疲れた。
今日は久し振りに、疲れて飲みたいとは思わなかった。だから断酒。炭酸水を飲んで食事。山形土産のだだちゃ豆も炭酸水で頂く。

一週間ぶりに生娘(なまむすめ)に会えたので、その疲れを少し和らげてもらえたが。今晩はぐっすり寝られるだろう。

明日は大学で合宿の準備、集中講義の準備、そのと事務仕事などなど。
できれば、半日で終わらせてあとは体を休めたいなあ。

おやすみなさい。

写真は、菊の花の天ぷら! 山形ならではの味です。

一泊二日のゼミ合宿が終わった

9/14

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一泊二日のゼミ合宿が終わった。
三、四回生合同のゼミ。
今回は琵琶湖の畔の研修所をお借りしての合宿。
実に快適であった。

学生達は、それぞれ模擬授業を行った。
四回生は、教員採用試験で行ったもの。
三回生は、国語をテーマにしてのもの。
お互いにコメントをいい、さらにポストイットでメッセージを送ると言うこともしていた。

学生達がコメントをいい、卒業して現場に出ているOBもコメントをいい、その後私が言う。これが結構良かった。私がコメントをしなくてもいいぐらい、いいコメントを言い合う場面もあった。いや、私が言おうとしていたことをいうことがあったので、私は園先のことを言うような場面もあった。

彼ら彼女らが成長している姿を見ることが出来た。

遊びの時間では目の前の琵琶湖に浸かって、泳いで、はしゃいで。
九月の琵琶湖はまだまだ遊べる。

宴会では、「人狼」というゲームをやった。
(へー、こういうのがはやっているんだ)
と面白く楽しむ。

勉強と、遊びが半分ずつのゼミ合宿。
これからは、ここが定宿になるんじゃないかなと思えた、素晴らしい合宿でした。

6歳になって娘が急に絵本を自分で読み出し始めた

9/16

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6歳になって娘が急に絵本を自分で読み出し始めた。声に出して一文字ずつつっかえつっかえ読んでいる。ところが、ところどころスラスラと読む。この読み方の変化が面白い。

何か法則性でもあるかのかと思いながら聞くのだが、2秒もしないうちに
(そんなことはどうでもいい)
と思ってしまうお父さんでありました。
ただ、読み進めようとする娘の声を聞いているのが嬉しいお父さんでした。

意欲を抱いて生まれて来てくれた娘だなあ、ありがたいなあと、
改めて思います。

それが教師でありたい

9/16

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医者だったら、「あなたは癌ですね」で終わらない。
医者だったら、「あなたの家族に癌が多いからダメですね」で終わらない。
医者だったら、「あなたの住んでいる地域が悪いから癌になりますね」で終わらない。
なんであろうが、治そうとする。

「あの子は、勉強ができませんね」
「あの子は、親が悪いからねえ」
「あの子は、住んでいる地域がねえ」
と、子どもが出来ない理由を並べるだけの教師になっていないか。

子どもの成長を促すのが教師の仕事ではないのか。
なんであろうが、伸ばそうとする。
それが教師でありたい。

2013/09/11

コンシェルジュの店員さんが実に良かった

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少しのOFFを終えて、仕事モードに再突入。
三泊四日の東京での仕事の合間に、代官山の蔦屋に行って来た。
評判の本屋だ。
結論から言うととても良かった。

渋谷の大学に通っていた私は、学生時代に代官山辺りを散歩していたことがある。
昼間だったり、渋谷で朝まで飲んでその足で歩いて行ったりとかした街である。カフェやバーに入ったりしたと言う訳ではない。ただその街並が好きで歩いていた。

30年ぶりに歩いた代官山は、店の移り変わりはあったが、街そのものの雰囲気は変わらずであった。あの頃は、将来はこの辺りに住むのもいいなあなんて無謀にも思っていたものだ。

肩の力を抜いて歩くことが出来たということかな。30年はあっという間であったが、私に脱力と言う変化を与えたんだなあと思う。

それが良かったのかもしれない。
のんびりと本屋を見て歩くことが出来た。
カートに買いたい本をどんどん投げ入れて、三棟の本屋を行ったり来たり。
気がついたら50cmぐらいの厚み分の本を買っていた。
カードを持っていて良かった。

テーマごとに纏めてあり、それもマニアックにまとめてあるのでついつい買ってしまう。
一つのテーマについて10冊位本を読むと大体わかるので、こういうレイアウトで置いてある本屋は実に助かる。が、危険でもある。買いすぎてしまうのだ。

買いすぎた理由はもう一つある。
コンシェルジュの店員さんが実に良かったのだ。
あの若さでのいい仕事ぶりは、気持ちよい。

女性のコンシェルジュだったのだが、所作、対応、言葉遣いも含めて知的に美しい人がいたのだ。あの振る舞い、おもてなしなら、一流ホテルのコンシェルジュでも十分にやっていけると思わざるを得なかった。たった二言三言を交わしただけだが、その良さは直ぐに分かった。こういう人のいる店からなら買いたいと思わせてしまうのだ。

流石に50cmの厚みの本は持ち歩けないので、購入した本はそこから研究室に送ってもらった。

四日目の午前中に新幹線で家に戻り、90分の滞在で昼ご飯を食べて、服を新しいセットに変えて、午後からは山形へ一泊二日。

これが終わったら週末はゼミ合宿と学会で、翌週は非常勤先で集中講義。
他にもあれこれあって、これをこなしながら、後期の通常授業に突入なのである。

ああ、夏。
来年こそは、のんびりの一週間を作るぞ。

写真は、山形に向かう飛行機から。高度800㍍からの夕陽。新潟上空にて。

2013/09/08

私たちはその国土の上に生きている

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デンマークの教育環境を視察したとき、予算の配分をみて驚いたことがある。教育費が異様に多いのだ。知ってはいたが、かなり多かった。なぜかと考えた。勿論教育を重視しているからではあるが、重視した位で行政に使う予算はどこの国だって同じような項目がある。それぞれに回さなければならない金額がある。にもかかわらず、デンマークは異様に教育に回す税金が多い。

よく見たら、土木建築関係の予算が極端に少ない。日本と好対照であった。逆と言っていい。
(まったく、これだよ。ここに予算を使うか使わないかだよな)
と思った。

が、もう少し考えてみた。なんで土木建築関係に予算を使わないで済むのかと言うことである。調べてみた。すると恐るべき事実が分かった。デンマークは九州ぐらいの国土がある。その国土の中で一番高い山は70m台なのである。トップ3が全て70m台。つまり、何が言いたいかと言えば、トンネルも橋もいらない国土なのだ。だから予算をそこに回す必要は無いのだ。自転車専用道路を造るぐらいなのだ。

私たちはその国土の上に生きている。
だから、そこから逃れることは出来ない。その上に成り立つ営みを前提にする。この国土はそう言う意味ではお金がかかる国土である。

オリンピックが決まり、昭和のオリンピックで作られたものを壊して新しい建物を造る。道路を造るという話がもう進み出したようだ。

新しい建物が出来れば私も見たいと思うし、オリンピックがあれば、実際に見て見たいとも思うだろう。しかし、あの音も無く崩れ去って行く福嶋第一原発のクレーンを見れば、
(新しい建物よりは、あっちだろ)
と思うのだ。

2020年。
ある予測によれば、この年には教師はいらない職業の一つにあがっている。単に知識を植え付けるだけの教師は必要ないとのこと。実際にアメリカではそういう教師は解雇され始めているとのこと。

娘は中学校1年生になっていることになる。
娘が宿ってからここまで来たのが7年。
それと同じだけの時間が、またあっという間に過ぎて行くのだろう。

流されるのではなく、社会をよくすることに何の貢献ができるかを考え、
この時間の中で確かなものを育て、作り上げて行きたい。

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