コンシェルジュの店員さんが実に良かった
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少しのOFFを終えて、仕事モードに再突入。
三泊四日の東京での仕事の合間に、代官山の蔦屋に行って来た。
評判の本屋だ。
結論から言うととても良かった。
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渋谷の大学に通っていた私は、学生時代に代官山辺りを散歩していたことがある。
昼間だったり、渋谷で朝まで飲んでその足で歩いて行ったりとかした街である。カフェやバーに入ったりしたと言う訳ではない。ただその街並が好きで歩いていた。
30年ぶりに歩いた代官山は、店の移り変わりはあったが、街そのものの雰囲気は変わらずであった。あの頃は、将来はこの辺りに住むのもいいなあなんて無謀にも思っていたものだ。
肩の力を抜いて歩くことが出来たということかな。30年はあっという間であったが、私に脱力と言う変化を与えたんだなあと思う。
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それが良かったのかもしれない。
のんびりと本屋を見て歩くことが出来た。
カートに買いたい本をどんどん投げ入れて、三棟の本屋を行ったり来たり。
気がついたら50cmぐらいの厚み分の本を買っていた。
カードを持っていて良かった。
テーマごとに纏めてあり、それもマニアックにまとめてあるのでついつい買ってしまう。
一つのテーマについて10冊位本を読むと大体わかるので、こういうレイアウトで置いてある本屋は実に助かる。が、危険でもある。買いすぎてしまうのだ。
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買いすぎた理由はもう一つある。
コンシェルジュの店員さんが実に良かったのだ。
あの若さでのいい仕事ぶりは、気持ちよい。
女性のコンシェルジュだったのだが、所作、対応、言葉遣いも含めて知的に美しい人がいたのだ。あの振る舞い、おもてなしなら、一流ホテルのコンシェルジュでも十分にやっていけると思わざるを得なかった。たった二言三言を交わしただけだが、その良さは直ぐに分かった。こういう人のいる店からなら買いたいと思わせてしまうのだ。
流石に50cmの厚みの本は持ち歩けないので、購入した本はそこから研究室に送ってもらった。
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四日目の午前中に新幹線で家に戻り、90分の滞在で昼ご飯を食べて、服を新しいセットに変えて、午後からは山形へ一泊二日。
これが終わったら週末はゼミ合宿と学会で、翌週は非常勤先で集中講義。
他にもあれこれあって、これをこなしながら、後期の通常授業に突入なのである。
ああ、夏。
来年こそは、のんびりの一週間を作るぞ。
写真は、山形に向かう飛行機から。高度800㍍からの夕陽。新潟上空にて。
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