なぜ、10分伸びてしまったのかの理由を探る事後指導を行って来た
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教育実習訪問指導を終えて研究室なう。
今日は算数の研究授業であった。6年生の場合の数。
勿論、算数のことはよく分からないが、授業については分かるのでその観点で指導。
授業が10分伸びてしまった。
なぜ、10分伸びてしまったのかの理由を探る事後指導を行って来た。
1)話し合いのグループが4人から6人とバラバラであった。4人はすぐに活動に入ったが、5人、6人の所は時間が掛かった。
2)話し合いのグループでの役割に関する指示がなかった。決めるのに時間が掛かっていた。司会、記録、まとめ、発表などの係を予め指示しておけば良かった。
3)児童の出してくるであろう答えの予測が不十分であった。その後の、解説の時間でしどろもどろしてしまった。
だいたいこの三つがポイントで、ここが上手くできていれば10分伸びることは無かったと思われる。
また、早く出来てしまったグループへの対応も不十分であった。樹形図で考えていた子どもたちに、表や計算でも同じ答えになるか挑戦させる等の工夫が欲しかった。そうすれば、遅いグループへの個別指導もやりやすかったであろう。
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どうしても、教師は出来る子どもに合わせて授業を進めたくなってしまう。その方が教師の不安がなくなるからだ。だから前半は、出来る子どものペースにあったものになりがちだ。しかし、教室にいる分からない子ども、出来ない子どもも捨てられないので、授業の後半ではそちらにかかりっきりになる。
これが逆にできるようになると、授業が安定してくると思う。前半ゆっくりと出来ない子どもを中心に。後半は出来る子どもを中心にさらに上を目指す。分かっているだけどなかなねえ。
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さらに、授業の最後で、授業のまとめを実習生がするのだが、これが長い。長いのは、自分の授業が上手く届いていないという不安から、長くなってしまっているわけだ。
『そこは、折角グループがあるのだから、子どもたちにグループでその答えを確認させれば、良かったのにねえ。そして、どうしても、納得がいかない子どもは、先生のところにおいで位で良いと思うよ』と指導。
実際授業が終わってから様子を見ていると、クラスの女の子が黒板を消すのを手伝いながら
「あんな、先生、ここが分からなかってんねん」
と相談していたのである。
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ま、難しい。
実際にやって、こうして指導を受けて、またやって、上手くなって行くものだ。
がんばれ。
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写真はあげの中にブルーチーズを入れて、フライパンであげの表面を軽く焼いたもの。これだけで十分に美味しい。いい素材をさっと手を加えて仕上げる。授業もこうでありたいなあと思う。
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