研究入門ゼミでは
10/23
研究入門ゼミでは、来年度のオリターの募集の話と、このゼミで読む本の選定を行った。
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オリターとは、本学が伝統的に行っているもので、新入生の面倒を見る先輩たちのことをいう。新入生の一週間をつきっきりで面倒を見る。そういうボランティアである。教師を目指す学生達には非常に良い体験になる。
私が話したのは、利他ということだ。野口芳宏先生の著書に『利他の教育実践哲学』というのがあるが、その利他だ。
仕事と言うのは、利他に向かって行うものだと思う。そして、教育はその象徴的なものであると思う。児童、生徒、学生のために行う。そして、社会のために行う。オリターは、その良い勉強になる。そのことを話した。
もう一つ、臼井直人さんのことも、話した。
個人的なことなので、話すのはどうかと考えたが話した。
彼こそ、利他の先生であったからだ。
学生達のことを一番に考えていた先生であった。
大事な授業の時間ではあったが、だからこそ、話したかった。
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本の選定は、学生達に希望を聞いて、それも考慮に入れた上で6冊示した。本の目次と前書きの部分を印刷し、私がブックトークをして、本の実物を回して選んだ。
私としてはどの本を選んでもいいので、学生達に一人二冊選ばせて、決定した。結果は、この本になった。
『いちばんやさしい 教える技術』(向後千春著 永岡書店)
『AさせたいならBと言え』(岩下修著 明治図書)
この二冊を、後期の一回生の研究入門ゼミで読む。両方とも学生達と一緒に読むのは初めてだ。楽しみだ。
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研究入門ゼミを後期から担当するのは、今年が初めてだ。
いままでは、前期に担当していた。
だが、今年は後期。
前期の指導の先生の御陰で、良いクラスに育っている。
これを受けて、私はさらに良いクラスにしたいと考えている。
うしゃあ、やるよ。
やるとも。
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