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2014/01/26

成長を見守ることが出来たかと思う

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教職実践演習と言う講義が、今年度から必修で行われるようになった。教育実習を終えた四回生に行われる。卒論や就職活動に影響がでる四回生の後期に行われる。本学では、授業を集中して行うようにした。どうしたかというと、小学校の公開研究会に出席し教員と学生と一緒に見る。その後、大学に戻って来て振り返るということである。今年は二回見に行った。

で、その授業が昨日で終わった。

授業回数そのものは少なかったが、なかなか面白かった。私だけが面白かったかもと思いつつ学生の感想を読むと、学生も面白かったという。良かった。

私の感想は、学生たちは成長したなあと言うものである。

昨日の授業の前に課した課題は、

1)公開授業で見た授業の違和感、または疑問を書く。

2)それが何なのかを言語化する。

3)それを説明している資料を引用し、解説する。

これをA4一枚に纏めて持参するというものである。授業後2日に持参ということで行った。

この一枚を書き込み回覧作文形式で回覧し、問題点を共有して議論を進めた。

「違和感または疑問」を書けという指示なので、それが書かれるのが当たり前なのだが、果たして違和感または疑問が抽出できるかという危惧があったのだが、全く問題なかった。今回行われた授業は、ぱっと見には良くなされていた授業であった。が、よく見ると多くの疑問が出てくる授業だったと思っていた。そこを言語化できるかどうか楽しみにしていたのだが、学生たちが気がついて出来ていた。

たとえば、実にスムーズに流れている授業であった。が、スムーズに流れていいのか?という疑問である。先生の掲げた本時の目標に向かって流れて行く授業は、まあ、授業者からすれば、しかも公開授業であれば、もう大満足であろう。しかし、本当にあれでいいのかと疑問が出されていた。多くの学生から出されていた。そして、実際に見ていたら理解できていない終わっていない児童が居るのに、「先に行っても良いですか?」とクラスの児童が言うと「いいです!」と先に進んでいたというのである。

教室の子どもの事実を見て、そこから意見を言い、さらにそれに関する論考を文献で引っ張って来て纏める。これをしながらの授業が行えたのだった。

正直言えば、ここからさらにこの学生たちを授業の事実で鍛えたいと思った。が、時間切れである。あとは、彼ら彼女らが現場で自らを鍛えて行くしか無い。だが、その足場は出来たと思う。

以下学生たちの感想を載せる。

正直教職に進まない私にとってこの授業は意味があるのだろうかと疑問を抱きながらのスタートでした。免許をもらうとうことは、教師になる可能性があるということ。教師にならないとしても、免許を貰うからにはしっかりと受けないといけないなといったような気持ちでした。しかし、一度は教職を目指した身です。授業内での話、公開授業への参加など、興味深いことには変わりありませんでした。

公開授業では最先端に近い授業を見せてもらい、またそれに対する意見交換をし、自分とは違った視点での、ものの見方を知ることが出来ました。その中で、実際に半年後には教師になる人、講師になる人たちと話し合い、意見交流ができたということは良い体験であったと思います。

また、公開授業のすべてを受け入れるのではなく、自分なりの気づき、自分ならこういう風に改善できるのではないかといったようなことを考えることができました。そういったことから、児童教育学科で4年間学んだことが現れていたのではないかと思います。大学での成長を自分自身でも感じることができた授業だったのではないかと思います。

最初のモチベーションの低さが嘘のように、楽しむことができた授業でした。

社会人を経てまた教師を目指すことがあるかも知れません。その時にこの授業で話し合ったこと、学んだことを引き出せるように、しっかりと残しておきたいと思います。

正直、どんな授業なのか想像もつかず、担当が池田先生ということもあり最初はとても緊張していました。今までの講義的な内容ではなく、先生から投げかけられる問いに自分一人やグループで考えることはとても面白かったです。グループごとで考え方も違っていて、出た答えの中にある問題をさらに考える。これこそ学び合いなのではないかと思いました。

また、先日の大宅小学校の研究会や奈良教の研究会にも参加でき授業を見るだけでなくその授業を多くの先生方と考えていき、多くのことを学ぶことができました。今までもFWや実習で授業を見ることはありましたが、その授業を振り返ることをしたことがあまりありませんでした。

授業を見て、今までは「すごいなー。こんな風に授業できるかな」としか考えられなかったですが、「ここがすごい!けどここはちょっと…。自分ならこうしてみる。」と考えながら授業を見られるようになってきました。

それはみんな同じで、4年間で少しは成長できたんだと実感できました。

まだ学生という立場もあり現場の先生だらけの研究会で発言することは難しかったですが、

今後研究会に参加するときには思ったことを発言したいと思います。

そうすることで自分の中の疑問も解消され、自分自身のためにもなると思いました。

うまくいっているように見えても振り返れば問題が多かったり、失敗ばかりだったけど1つはいい部分があるなど、授業って難しいと改めて思いました。1年目だからと甘えることなく理想に少しでも近づけるよう教材研究・授業研究に取り組み、振り返って反省点を見つけ、さらによいものにしていけるよう努力していきたいと思います。

4年間の大学生活の最後の授業が教職実践演習で本当に良かったと思います。授業変更などがあり授業数が少なかったのが残念です。もっとみんなで議論しあって学びを深めていきたかったです。

四年間掛けて少しずつ少しずつ成長させようとして来た。

成長を見守ることが出来たかと思う。

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