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2014/04/01

こっそりと教えてくれた

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先日、とある教育委員会の、知り合いの指導主事がこっそりと教えてくれた。いま教育委員会で議論されていて、来年度にはどうも決まりそうだということを。

1)勤務時間終了で、電話が留守番電話に切り替わります。

教員は公務員であって、勤務時間があります。ところが、勤務時間終了後にもがんがん職員室には電話がかかってきます。市役所では考えられませんね。
警察や消防署は、24時間勤務ができる人員とシフトがあるので、当たり前ですが電話はかけられます。ですが、学校はそうではなありません。にも関わらず10時ぐらいにも平気で電話がかかってきます。まあ、出てしまう方にも問題がありますけど。職員室にはいないということがわかると、自宅の電話番号を教えろ!という方もいます。公務員で自宅の電話番号を教える人ってどのぐらいいるのでしょうか。
で、命に関わるような大きな問題は、副校長の携帯電話に繋がります。それ以外は、留守番電話に保存ということになります。

2)受験、受検関連の書類作成には、手数料がかかります。

住民票の発行や、戸籍謄本の発行には手数料がかかります。ところが、受験、受検のために使う公文書は、無料です。受験がすべての義務教育を終了する子どものために必要であれば、それもわかります。
ですが、受験、受検は本人の意思で行かなくてもいいところに行くわけです。そのために、公文書を依頼して書いてもらうものです。確定申告をするために住民票を発行してもらうのとかわりありません。ということで、有料になります。ちなみに、一通500円だそうです。

3)授業妨害などは、公務執行妨害で逮捕されます。

公立学校の教員は、公務員です。公務員として公務で授業を行っております。この授業を妨害することは、公務を妨害することになります。逮捕には、通常逮捕、現行犯逮捕、緊急逮捕の三種類がありますが、現行犯逮捕の場合、警察官でなくても逮捕できます。
よって授業妨害などの、公務執行の妨害は、逮捕することが可能で、これを実行に移すこととなりました。

4)地域のお店などからの呼び出しに出向きません。

「お宅の生徒と卒業生が、うちの店の前の駐車場で屯していて、困る。解散させてくれ」
とコンビニの店長からの電話。さらに、
「お宅の生徒たちが駐車場で遊んでいる。なんとかしてくれ」
とマンションの管理人からの電話。今まではこれらの案件に職員室から出動しておりましたが、これを廃止します。
公務員が一部の特定の企業のために、公務として活動することは、全体の奉仕者として存在する公務員としていかがなものかという声があるため、これを決めました。

5)学校のプリントを印刷するアルバイト学生を雇います。

前日の勤務時間終了時までに、原稿と必要枚数などを記入した依頼書を用意すれば、翌日の学活までに印刷を完了しておくという、夢のような教育環境の実現のために、学生のアルバイトを雇います。案内文です。「時給850円で、夕方の2時間程度で簡単に終わります。ですが、先生方が、翌日の準備、会議やクラブ指導に安心して取り組めるための大事なお仕事です」

すごいなあ。
学校が変るなあ。

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