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2014/06/27

さて、みなさんはどんな話を朝の学活でされたのでしょうか?

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四回生ゼミ。全体に発問。
『さて、ワールドカップ、日本は予選を突破できなかったわけだが、あなたが担任しているクラスで、朝の会で最初に何を話す? 30秒時間を与えるから、考えてスピーチせよ』

というもの。ペアを組んでお互いにスピーチをし合う。
聞いていると、説教系の話が出てくることが多い。
団結、絆、練習、友情などなど。

『まあ、それだと子どもたちは、またか、と思うんじゃないかなあ、そういう話では』

勝った後の話は難しくないが、負けそうになっているとき、負けたあとの話は難しい。だいたいからしてプロの松木さんだって、最後は黙っていたし(^^)。だけど教師としてはここが勝負だと思う。子どもたちは、これからの長い人生で、勝ちばかりではない。負けもある。その時に、負けを生かせるような生き方が出来るように育てて行ってあげたい。

『スポーツの世界は勝ち負けという結果が全てだろう。それはそれでいい。しかし、私たちは教育の世界にいる。勝ち負けに一喜一憂するのもいいが、そこがポイントではない。私たちは、そこに至る過程を見てそこを褒めるのだ。勝ち負けという結果を評価の対象にすると、子どもたちは萎縮して伸びない。結果を出してあげたいのであれば過程を褒める。取り組みを褒める。そんなスピーチが出来たか?

また、4年後に向けて選手は再スタートを切るのような話もあったが、さて、子どもたちの4年後の話をすることは出来たか? 5年生に話しているのであれば、四年後は中学三年生になっているはずだ。その中三になっていく彼らに向けて話をすることができたか? 選手の話だけで終わるのではなく、子どもに引き寄せて話をすることが大事だぞ』

と解説。

さて、みなさんはどんな話を朝の学活でされたのでしょうか?

アイディアが抜群に面白い授業であった

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今日の三回生ゼミも模擬授業。

授業そのものはまだまだだったが、アイディアが抜群に面白い授業であった。
詳しいことをここで話せない位面白かった。

彼らが持っている面白さ、面白いと感じている素材を学習材に高める。これが私の仕事。ゼミの仲間の役割。マンガ漢字学習材と同じように大化けしそうな感じがする。
実に楽しみ。

今日のテーマは、「やる気のない子どもたちはどうしたらいいのか?」

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二回生ゼミ。30分の大学祭でのゼミの出し物を何にするかの議論の後の授業。三たびFWの振り返り。今日のテーマは、「やる気のない子どもたちはどうしたらいいのか?」である。

初任の頃同じ質問を二者面談で親から相談されたことがある。
「先生、内の子どもやる気がないんですけど、どうしたらいいでしょうか?」
その時の私の答えは
『それは、まあ、なんと申しましょうか、ご家庭の教育でありまして、がっこうとしてはまあなんとも、、、』
のようにお茶を濁したように覚えている。
要は、どうしたらいいのか分からなかったのだ。

その問題に学生達は取り組んでいる。



学生達には先週課題で「あなたがやる気を出す時は?」というテーマで簡単にメモしろという課題を出しておいた。以下の通りであった。

1) ふとやろうと思う時と、せっぱつまったとき、だれかと勝負しているとき
2) 課題がたくさん出たときこそやらなくてはという気持ちになります。また、遊ぶ予定や、アルバイトなどの予定があると、そのときに課題やらないとだめだなと思いながら、遊んだり、アルバイトをしたりするのがいやで、そのことに集中できないので、予定が入っているとわかっていれば、やらなくてはいけないという気持ちになり、やる気も出てきます。
3) 楽しかったり、これをやれば良い結果がでるぞ、と思え たときにやる気が出ます。
4) やる気が出るのは、怒られたときです。しっかりしないといけないと、奮い立たされます。
5) なにかその先に楽しみがあると、やる気が出ます。
6) 私がやる気を出すときは、楽しいことやおもしろいことをしているときです。
7) また、楽しいことやおもしろいことを考えていてもやる気が出てきます。
8) 目の前の困難や、嫌なことを乗り越えてからの楽しいことや楽しみにしていることが待っていると考えると頑張れる。
9) 誰かと勝負するとやる気がでます。
10) 誰かに褒められたとき。
11) 悔しくて見返してやろうと思ったとき。
12) 自分の好きなことをやるとき
13) 私がやる気を出すときは大きなもの、小さなものにかかわらずなにか「目標」があるときです。
14) それが終わったときに達成感があるなと思ったときにやる気が出ます。
15) やる気を起こすためには、目的・目標を明確に決め、これをすれば後から良いことが起こると思い込ませることです。
16) やる気を起こさすためには
17) 楽しかったことの写真を見直すこと。
18) ・好きな女の子にカッコいいところを見せたいと思ったとき・負けるのが嫌なとき

これをプリントにして配布し、抽象化して共通項をまとめさせた。二段階にしてまとめたあと、最終的なまとめは、「自分がプラスの状態になるとき」というものになった。

この仮説を受けて、やる気、モティベーションについて、心理学的な見地、脳科学的な見地から言われていることを本を元に紹介し、議論を行った。紹介した主な本はこれ。

『モティベーションを学ぶ12の理論』(金剛出版 鹿毛雅治編)、
『やる気はどこから来るのか』(北大路書房 奈須正裕)、
『のうだま』(幻冬舎 上大岡トメ&池谷裕二)、
『動機づけ面接法』(星和書房 ウイリアム・R・ミラーら)



やる気の無い子どもは、病的に何か問題があるのでなければ、その子どものやる気に蓋がされている状態になっているのではないだろうか。その蓋を適切に取り除いてあげれば、子どもはやる気を見せるだろう。

その子どものやる気をどんな種類の蓋が覆っているのか。
これを見極め、スモールステップの成功体験を通して適切に取り除いて行く。
または、脳科学的にあきらかになってきた脳味噌の癖を理解して対応する。

そうすることでやる気のスイッチをオンにすることが出来るのではなだろうかというのが、60分の授業での大雑把ではあるが、一つの纏めとした。

この先、教育心理学等で専門的に学ぶことになると思うが、学生達が疑問に思っている今の段階で、ある程度のガイドをしておくことが大事だなあと思って、専門外ではあるが、こういう授業もゼミの時間ではやることにしている。



来週は、「二時間目からしかやってこない子ども」がテーマ。この謎に迫ります。

今日からは、採用試験面接の練習

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四回生ゼミ終了。
今日からは、採用試験面接の練習。
本学には教職保育職支援室があり、そこで集団面接の受け方については丁寧に指導を受けている。そこで私がやるのは、個人面接の練習。卒業生たちは、「本番の面接よりも緊張した」と言っているらしい(^^)。



何も怖いことはやっていない。
ただ、厳しいとは思っている。

私の質問について学生達は答える。その答えに対して「例えば?」「具体的な方法は?」「なぜですか?」と質問を重ねていく。そんな個人面接練習だ。シンプルに聞いているが、自分の頭で考えた言葉でなければ、あっという間に化けの皮がはがれてしまう。



あなたは何をして来た人なのか?
あなたは何が出来るの人なのか?

私が聞きたいことはこの二つのことだけ。
それが、なぜ小学校の先生でなければならないのか。
また、なぜこの都道府県の先生でなければならないのか。
ここにクリアに答えてくれればそれでいい。

勿論、(この人を採用すると10年後の私の街は良くなっているなあ)と試験官に思わせる話ができなければならない。(この人を積極的に採用したいなあ)と思わせるスイッチを試験官に手渡さなければならない。それについて、学生一人一人に応じたアドバイスをする。それは学生達を一年半見て来たゼミの担当教員だからできることだと考えている。



授業後、幼稚園に就職希望をしている学生が研究室にやって来た。進路のことでお話がというので、何かトラブルがあったかなと思った所、内々定を頂いたとのことであった。いやあ、嬉しい。

こうして毎年毎年、進路のことで相談を受け、指導をし、彼らが目指している所に近づけて行くことも大学教員の大事なお仕事ですから。

さ、高校に行って模擬授業をしてきましょう。これもお仕事。

同じ授業を受けていながら、感想が違う

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実習を終えて採用試験直前の四回生と、これから実習を迎える三回生が同じ私の授業を受けている。これが実にいい。

同じ授業を受けていながら、感想が違う。
感想を書く為の観点が違う。
小さな違いかもしれないが、同質同等の集団ではない環境の中で授業を進められるのは実に面白い。

職員室にいても、びっくりするぐらい考え方が違う人が、仲のいい人の中にいたりする。そういうことを学生時代に体験しておくってのは大事なことだと思う。

鳥取の岩牡蠣

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鳥取の岩牡蠣。本日の疲れを溶かしてくれる。

自動詞の生き方

6/21

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今日は大学のお仕事で、大阪のインテックスまで出掛ける。
夢ナビライブというイベントがあって、そこに出場することになっていたのだ。関西の高校生が観光バスで押し掛けるという。私は「学級担任のお仕事を考えてみる」というテーマで高校1、2年生に授業をするというのだ。しかも30分で。

30分だと本当にもうなんというか、本筋からズレることが出来ない。受講者の顔を見ながら微調整している暇がない。最初に授業のプランをきちんと立てて、その通りにやらないと厳しい。だから結構準備はした。登壇の30分前までした。

で、MCに導かれてバックヤードから授業ブースに出ていったら、とんでもなかった。100人定員のところに、150人近くがいた。立ち見もいて、先生の姿も沢山居た。

私は指定された時間はきっちり守りたいと思う。
だから、キッチンタイマーを持参したのだが、開始から15秒はオープニングムービーに使われて、最後の15秒もMCに使われてしまって、30秒自由に使えなかったのが残念であった。が、内容そのものは柱を一本と押したまま、枝葉を途中に付け加えながら走り切った。



しかし、と思う。
この凄いイベントはなんだ、と思う。

私も高校生であったし、大学受験もした。
だけど、こういうのがなくても大丈夫であった。
いや、こういうのがあったら焦るだけだったのではないかとも思う。

勿論、高校生が自分の進路について考える機会があるというのは良いことだと思う。ただ、一方で焦らせていることになっている可能性もあるのではないか。自分の進路に付いて考えるきっかけになればいいのだが、焦らせる原因になってしまっていないかと思ったのだ。



他動詞の生き方を求める今の時代だが、
自動詞の生き方も結構大事だよなあと思う。

進路を決める、が他動詞。
進路が決まる、が自動詞。

いつの間にかこうなっていたという進路も結構大事だと思うのだ。
これって目の前のことに取り組んでいたら、結果としてそのようになったというものだからだ。他動詞の生き方だけが強調されるのは、どうかなあと思うようになったのは、おじさんの証か?



ま、ともかく、本日の集客数ではベスト5には入っていたようなので、お仕事としてはOKかな。

命を頂く

6/18


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友人から頂いた、今日の小浜の釣果を捌いて美味しい夕食になりました。キジハタとガシラです。


キジハタはまだ生きていました。
凄い生命力です。
娘(6)も驚いていました。
『人間はね、命を頂かないと生きて行けないんだよ』
と話しました。
娘は
「うわー、ジャンプしている(^^)!」
と予想外の反応。
いや、ひょっとしたら衝撃を笑いに変えているのかもしれないけど。

命を頂く。
ありがとうございます。

網走小学校に行ってきました。

6/17

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先週末は、北海道は網走に出掛けて行った。
これで私も正式に「網走帰り」と名乗ることが出来る。
やや泊が付いたと言える。
いや、実は、一昨年にも網走に行って、オーロラ号に乗って流氷を見ているので、二回目の網走なのでさらに泊が付いたと言うことが出来る。



何しに行ったのかと言えば、流石にグリーンシーズンなので流氷ではなく、お仕事。北海道の学力向上に関する総合実践事業というもので講師でお招きに預かり出掛けて行った。

木曜日の最終便で伊丹を飛び立ち、新千歳空港に宿泊。ラーメンには間に合わなかったが、新千歳空港の中にある温泉に浸り、サッポロクラッシックで英気を養って寝る。ところが翌日の朝不測の事態が。小学校が休校になったと言うメールが入って来た。なんと山親父、つまりヒグマが網走市街地に現れたと言うのだ。

兎に角女満別まで飛んで、そこから網走に向かうことにする。
迎えに来てくれた先生が
「この辺りで目撃されました」
というが、それはまさに市街地であった。網走でも50年住んでいてもそんなことは体験したことがないという話であった。山親父さんに出迎えてもらうとは、さすが私である。



残念ながら午前中に予定されていた、授業の参観は叶わなかった。
網走小学校は、校長先生をはじめとして素晴らしい熱を持った先生方ばかりで、その先生たちに指導される子供達の姿を見て見たかったのだが、山親父には叶わない。

午後は私の講演会。90分の予定を少し延ばしてもらって話す。
子供達の話し合い活動をどう組織するか、先生の伝える力をどう高めるかというテーマで。当初は40人程度の参加者の予定であったが、市内の小学校が羆のために臨時休校になったので、私も参加したいと言う先生が増えて80人弱の参加者でふくれあがった。
(午前中の分も頑張ろう!)
と思って挑んだ講演会であったが、好評で一安心。



その後、ホテルに帰ったら嬉しい客人。
嘗ての教え子の達也君が娘さんの陸上の大会の付き添いで網走に来ていて、かつ娘さんが私と同じホテルに泊まっていると言うので顔を見せてくれた。

FBに網走に行くと書いていたらこういう展開になった。
恐るべしFB。
いまは大学の教員になった彼と学生の指導についてあれこれ語り合う。これも良い時間であった。

その後、北の海の幸を堪能し、さらに、教育談義を重ねたため、ホテルに帰ったら爆睡。
でも、翌日は予定通りの飛行機で帰ってきました。

いろいろと楽しい時間でした。
ありがとうございました。

諸般の事情で王将

6/16

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今宵はビアレストランで一日遅れの父の日の予定であったが、諸般の事情で王将。ま、これもなかなか良いけど。

飛行機の窓から

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北海道に向かう飛行機の窓からの空。

今日のゼミで嬉しかったこと

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今日のゼミで嬉しかったこと。
暑かったのでブレザーを脱いで教室に入ったら、学生たちから歓声が沸き起こったこと。
「先生、どうしたんですか、なんか凄くスッキリ!」
と。
『へへへ。8キロ痩せたからねえ(^^)』
と。
その後、最近読んだ本から知ったあれこれを話す。
ま、単純にうれしかったわけです。

パジャマのままでダラダラと過ごす、良い時間だ

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ハンモックで禁断の楽しみの読書をしようと思い寝転がったら、娘⑹が『ミッケ!』をやりたいと乗り込んできた。
しばらくやっていたら、急に眠たくなってそのまま寝てしまった。朝の走り込みの疲れかなあ。
で、その後またやってきて起こされた。一緒にハンモックに乗る。小学生になって忙しくなり、こうしてダラダラと過ごす時間が少なくなったなあと思う。
パジャマのままでダラダラと過ごす、良い時間だ。

ドライトマトのオリーブオイル漬け

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ドライトマトのオリーブオイル漬け。ああ、もう、ああ、もう、ああ。

ドライトマト作り

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暑いときは、暑さを楽しまないとね。ドライトマト作り二日目の天日干し。

「先生、Macだと無料で動画にモザイクを掛けられるのですか?」

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「先生、Macだと無料で動画にモザイクを掛けられるのですか?」
と学生が研究室に相談しにきた。
動画は良くわからないので、調べてみた。QuickTimeかなあとか思いながら。
何のことはない、iMovieが無料でそこでモザイクがかけられるということである。ちなみに彼女らはiPhone5を使っていながら、iMovieやPagesが無料で使えると言うことは知らなかったのでそれも教える。
さらに、MacBook Airを使いながらiPhotoやTimeMachineやTreeやiPhoneを探すなど見せてあげた。最近Windowsを買い直したばかりだと言う彼女は、相当なダメージであった(^^)。
ま、早くそれを売り払ってMacBook Airを手に入れることだね(^^)。
https://www.apple.com/jp/macbook-air/

をい、そんな台詞どこで覚えたんだ(^^)

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『おやすみ』
「さよなら」
と娘(6)。
『それじゃあ、淋しいなあ。やっぱり寝るときはおやすみなさいだろ』
「えー、夢で会えばいいじゃない(^^)」
と娘。
をい、そんな台詞どこで覚えたんだ(^^)。

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