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2014/06/27

今日のテーマは、「やる気のない子どもたちはどうしたらいいのか?」

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二回生ゼミ。30分の大学祭でのゼミの出し物を何にするかの議論の後の授業。三たびFWの振り返り。今日のテーマは、「やる気のない子どもたちはどうしたらいいのか?」である。

初任の頃同じ質問を二者面談で親から相談されたことがある。
「先生、内の子どもやる気がないんですけど、どうしたらいいでしょうか?」
その時の私の答えは
『それは、まあ、なんと申しましょうか、ご家庭の教育でありまして、がっこうとしてはまあなんとも、、、』
のようにお茶を濁したように覚えている。
要は、どうしたらいいのか分からなかったのだ。

その問題に学生達は取り組んでいる。



学生達には先週課題で「あなたがやる気を出す時は?」というテーマで簡単にメモしろという課題を出しておいた。以下の通りであった。

1) ふとやろうと思う時と、せっぱつまったとき、だれかと勝負しているとき
2) 課題がたくさん出たときこそやらなくてはという気持ちになります。また、遊ぶ予定や、アルバイトなどの予定があると、そのときに課題やらないとだめだなと思いながら、遊んだり、アルバイトをしたりするのがいやで、そのことに集中できないので、予定が入っているとわかっていれば、やらなくてはいけないという気持ちになり、やる気も出てきます。
3) 楽しかったり、これをやれば良い結果がでるぞ、と思え たときにやる気が出ます。
4) やる気が出るのは、怒られたときです。しっかりしないといけないと、奮い立たされます。
5) なにかその先に楽しみがあると、やる気が出ます。
6) 私がやる気を出すときは、楽しいことやおもしろいことをしているときです。
7) また、楽しいことやおもしろいことを考えていてもやる気が出てきます。
8) 目の前の困難や、嫌なことを乗り越えてからの楽しいことや楽しみにしていることが待っていると考えると頑張れる。
9) 誰かと勝負するとやる気がでます。
10) 誰かに褒められたとき。
11) 悔しくて見返してやろうと思ったとき。
12) 自分の好きなことをやるとき
13) 私がやる気を出すときは大きなもの、小さなものにかかわらずなにか「目標」があるときです。
14) それが終わったときに達成感があるなと思ったときにやる気が出ます。
15) やる気を起こすためには、目的・目標を明確に決め、これをすれば後から良いことが起こると思い込ませることです。
16) やる気を起こさすためには
17) 楽しかったことの写真を見直すこと。
18) ・好きな女の子にカッコいいところを見せたいと思ったとき・負けるのが嫌なとき

これをプリントにして配布し、抽象化して共通項をまとめさせた。二段階にしてまとめたあと、最終的なまとめは、「自分がプラスの状態になるとき」というものになった。

この仮説を受けて、やる気、モティベーションについて、心理学的な見地、脳科学的な見地から言われていることを本を元に紹介し、議論を行った。紹介した主な本はこれ。

『モティベーションを学ぶ12の理論』(金剛出版 鹿毛雅治編)、
『やる気はどこから来るのか』(北大路書房 奈須正裕)、
『のうだま』(幻冬舎 上大岡トメ&池谷裕二)、
『動機づけ面接法』(星和書房 ウイリアム・R・ミラーら)



やる気の無い子どもは、病的に何か問題があるのでなければ、その子どものやる気に蓋がされている状態になっているのではないだろうか。その蓋を適切に取り除いてあげれば、子どもはやる気を見せるだろう。

その子どものやる気をどんな種類の蓋が覆っているのか。
これを見極め、スモールステップの成功体験を通して適切に取り除いて行く。
または、脳科学的にあきらかになってきた脳味噌の癖を理解して対応する。

そうすることでやる気のスイッチをオンにすることが出来るのではなだろうかというのが、60分の授業での大雑把ではあるが、一つの纏めとした。

この先、教育心理学等で専門的に学ぶことになると思うが、学生達が疑問に思っている今の段階で、ある程度のガイドをしておくことが大事だなあと思って、専門外ではあるが、こういう授業もゼミの時間ではやることにしている。



来週は、「二時間目からしかやってこない子ども」がテーマ。この謎に迫ります。

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