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2015/09/28

iBooksStoreで出版してわかったこと

10514441_10152908604402134_33276671 やってみてあれこれ分かることがある。iBooksStoreで出版してわかったことをいくつかまとめておきたい。
1) 編集者はほしい。
2) 印税は7割。
3) iphoneでもiPadでも読むことができる。
4) お金を得るための手続きは、細かい。
5) 全世界同時発売ができる。
1)自分で書いて読み直してということに慣れている人は、まあ、一人でやるのもいいけど、やはり編集者がいてくれた方がいいなあとは思った。逆に言えば、出版社は必要なのか?と思うのだ。 
著者、編集者、広報(広告)の三者ぐらいでいける。今回は、編集者と広報も私一人でやっているけど、ここは専門の人に任せるのがいいのかな。
そうだとすれば、iBooksやKindleで文章を書く人のための編集、広報の会社が生まれてもいいかも。いやもうすでにあるのかもしれにけれど。
学校でやる場合には、児童、生徒が執筆者と編集者を分担でやっていくのがいいかな。ペアやグループを作って、仲間の作品を読みながらコメントをしていくという編集者の仕事をする。
なんのことはない、いまゼミでやっている卒論指導と同じだ。これを小、中学生にもやらせるということだ。
2)お金の動きがどうなるかは知りたかったのだが、印税の率のことは頭になかった。書いた後にちょっと調べてみたら驚き。7割が印税である。本を書いた人ならわかるが、通常は1割。最近では7%ととか、印税はなしで、売れたらその中から支払うとか、書いた本はある程度まとめて買い取らなければならないとかもあるのが普通だ。
しかし、ここでは7割が印税になる。すごい。Kindleは、Kindleのみで販売すると7割。他のところからも出すとなると3割5分となる。印税の高さは、紙ベースの出版にかかっている様々なコストを無くしたところから出てくるのだろうけれども、それにしてもすごい。
3)電子書籍を書くためのiBooks Authorは、Macのアプリである。だから、iPhoneやiPadで使うことはできない。いずれiOSで動くiBooks Authorも販売されるかもしれないが、現状ではない。だけれども、iPhoneやiPadでも、iBooksというアプリで見ることはできる。
いまやiPhoneの普及率はものすごいものがある。PCはウインドウズだけど、タブレット、スマートフォンはアップル製品という人は多い。見てもらう分には問題ない環境がと整っていると考えていいのではないかと思う。
で、書くためにはMacのコンピュータを買ってね、ということなのだろう。
4)お金を得るためには、そのための登録をしなければならない。これはやや面倒だったが、なるほどと思えることもあり面白かった。アメリカで販売するかどうかということを聞かれるのだが、はいと答えるとアメリカの税制度に基づいた手続きをする必要が出てくる。
当たり前と言えば当たり前だが、そういう流れになっているのね〜となかなか面白い。本は書いていても販売の根っこの部分は出版社にお願いしているライターとしては、根っこに関わることができるのも魅力の一つかもしれない。
5)どの地域で販売するのかを聞いてくる項目がある。私は全てを選択した(^^)。日本語で書いているのだから、日本を指定すればいいのでしょうが、なんとなく全てにしました。
あとから思ったのですが、これって全世界同時発売です。そんなことができるのは、村上春樹レベルの作家でなければ無理だと思うのですが、一般人の私にもできました。これで私は「世界同時発売で本を売ったことがある」と履歴書に書くとこができます。
えっへん。すごいことだなあ。
そして、ふと思うのです。
(これ、英語バージョンを作ったら面白いんじゃないかなあ)
と。
翻訳は自分でやるのもいいし、敢えてGoogleの自動翻訳だけでやってみるのも実験としてはアリかな。または私が翻訳したものと自動翻訳ものを別のバージョンで出してもいい。
売れるか売れないかということでいえば、そりゃあ、売れた方がいいけど、いま抱いているワクワク感は、儲けたいという思いではなくて、自分の作品を英語に翻訳して出版したら面白いだろうなあという単純な思い。興味、好奇心、どうなるんだろうという思いです。
それこそ、全くわからないドイツ語やタイ語やフランス語にロシア語などにも翻訳したら面白いなあ。これはGoogleの自動翻訳でやる。本の最初に「本書の翻訳は、Googleの自動翻訳によってなされました。翻訳の不十分さがある場合もあります」ぐらいの注を入れておけばいい。
日本、日本食に興味のある人たちが手にしてくれたら面白いだろうなあ。料理は世界共通語だから、可能性は十分にある。
いまは、単に興味先行でやっているけど、これはひょっとすると、作文教育、食育あたりの実践研究に繋がるんじゃないかなあとも思っている。
私は「作文は料理に似ている」という主張をしている。大学のゼミでは、調理実習室を借りて親睦会では調理実習をしている。それを数回して、その後に国語の授業で、作文指導の仕方を教えるときに調理実習が役立つようにしている。
本当は、国語の授業の時間の中で調理実習をしたいのだが、受講生全員に調理実習をさせるそこまで時間的な余裕はない。だからせめてゼミ生にはと思ってさせている。だけれども、小学校や中学校では十分にできると思っている。
私の教え子が教師になったとき、調理実習をしたあとに作文を書くという指導がなされることを夢にしながら、大学で調理実習をし、作文指導をし、小書も書いてみた。
一歩前に踏み出すと、いろいろなことが見えてくるなあ。

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