追いかけるな
中学生の頃。ラジカセが我が家にやって来た頃。いわゆるエアチェックをしていた。学校で友人とテープを交換すると、恐ろしいことに、録音してある音楽とその順番が同じであることはけっこうあった。
聞いている番組が同じだから音源も順番も同じ。いまのようにあちこちに音源があるわけではない。だからそうなっていた。
「電リク75」なんて番組があって熱中して、聞いていたなあ。新しい曲が出ると、いち早く覚え、いち早くギターコードを探し、弾けるようになろうとしていた。
◆
が、いまではほとんどそういうのは無くなったなあと思う。勿論、教育、研究関係の動向は一応気にするけど、それよりも自分の興味を追いかける方が圧倒的に面白い。
追いかけるな。
でも、追いかけるのであれば、自分の興味や引っかかりに就いてであろう。
自分はなんでこんなものに興味があるのか。それが分かるのもの面白いし、その追いかけていたものの正体が分かるのも面白い。
◆
その自分の興味に従って動いている時に、出会う仲間はとても楽しい。強制もなれ合いも押しつけもない。楽しみだけがある。これが人生の楽しみだなあと思える。
« 美術館に来ると | トップページ | (これは走れるかなあ) »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント