法的根拠は何なのか
私は公務員は法的根拠は何なのかを理解することは大事だと考えています。もちろん、その法がおかしいのであれば、その法を正当な手続きで変えていくことも大事です。
しかし、今行っていることが何の法に則って正しいとされているのかを考えることなしに、公務員としての指導は指導でないことにもなりかねません。
「私は正しいと思ってやった」
といくら裁判で言ったところで、それは
「だから何?」
で終わってしまうのではないでしょうか?
問題になる指導をする先生も、実は(私は正しい)と思ってやっていることが多いと思うのです。
「法的根拠、手続き、配慮」
特に重要な案件については、この三つを慎重に抑える必要があると考えています。
そして、この手続きのミスが、保護者とのトラブルを引き起こし、過剰な配慮が「自子」中心的な保護者を生み、さらに教員の仕事を増やし続けているのではないかと思っています。
法的根拠なんて考える暇もなく、「いいからやれ今までやってきたのだから」が学校現場なのはよくわかります。しかし、それはもう限界にきていると思うのです。これだけ病む先生が出ているのですから。
企業には総務があって、法務担当がいると思います。しかし、小中学校にはない。私学であれば顧問弁護士はいるでしょうが、公立にはない。だから、管理職が勉強しなければならないところでしょう。
いや、今や教員個人が訴訟保険に入って法律を勉強する時代ではないかとも思います。そういう研修も新採研でやってほしいなあと思います。因みに、本で勉強するならまず、星先生のこれだと思います。春休みに、どうぞ。
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