ドライトマトで復興支援
昨日は研究日で、基本的には大学に行かずにあちこちに出かけたりしながら過ごす日であったが、三回生ゼミの諸君と活動をするために、1限から出かけた。
先日ふと思いついたのだ。熊本の震災復興についてである。
熊本は、トマトの生産量が日本一である。娘がトマトが好きということもあり、トマト作りをするようになってから知ったことだ。そのトマトでドライトマトをずいぶん作ってきた。思いついたのはこういうことである。
1.私が熊本産のトマトを買う。
2.学生がドライトマトにする。
3.大学で振舞う。
4.美味しかった人は、コンビニかどこかで義援金に寄付する。
という復興支援である。私が資金を出し、学生が労働力を提供し、食べた人が志を出すという流れである。志であるから、強制ではない。どこでやるのかもわからない。それでいいのだ。熊本産のトマトを買った段階で、もう支援はしている。あとは、志でいいのだ。
1限に調理実習室を借りて、延々とトマトを切った。ミニトマトを1/4に切った。トマトはよく見ると楕円で、白い筋が透けて見える。その白い筋に従って切るとトマトはゼリーの部分が見える。そのゼリーの部分に日を当てるのが大事なので、そのように切るをことを指示して作業をさせた。
大ざる3枚で足りるかと思ったが、足らず、さらにカゴを3つ用意して干しまくった。昨日はいい天気で1日干したらもうかアンペキなセミドライトマトになっていた。1億5000万キロ離れたところにある天然のオーブンで焼き上げたセミドライトマトの完成である。
夕方、学生たちと一緒に
「トマトはいらんかね?」
といいながら学科の学生たちに振る舞った。学生たちは、さらに掃除のおばさんや職員の皆さんにも振る舞っていた。そして、自主的に採用試験の面接練習をしていた四回生にも振る舞ってあげた。
ドライトマトで復興支援。
思いつきにしては結構いい復興支援ではないかなあと思った。
美味しかった。
« 時々、教育にはこういう奇跡が起きる | トップページ | 手作りチョーク、オススメです »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント