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2016/10/27

笑いで済ませてはならんだろうなあ

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今日の一回生のゼミで、笑いで済ませてはならんだろうなあと思って説明したことがある。

後期から私が担当したこともあって、学生たちは知り合っているのだが私が分からないので自己紹介をさせている。それも、私が「忘れてくても忘れられないぐらい印象的な自己紹介をせよ」という指示に基づいての自己紹介である。

そこで、ある男子学生がやった自己紹介がAppleTVにiPhoneの画像を移しての紹介で、なかなか面白かった。先日私が出かけた琵琶湖テラスに行ってきて、そこから自分の家が見えることを紹介し、なかなかいい感じ。

そして、「恋人の聖地」の写真を見せて、
「僕の恋人を紹介します」
と言って、ゼミの男子学生と一緒にラブラブで写っている写真を見せて、笑わせるというものであった。

まあ、他意はない。悪意もない。
しかし、教師になるのであれば、ここは指導しておくべきではないかと思って、言った。

『あのね、まあ、悪意はないのはわかるけど、これ、男同士で愛し合う姿をオチにして笑いを取るってのは、やめたほうがいいなあ。男で男を愛す人もいるでしょ。クラスにそういう子供がいるってことを想定していないでしょ。傷つくと思うよ、先生がそういうスタンスでいると。

LGBTって知っているでしょ。性というのは、はっきりと男と女となるのではなく、グラデーションということが最近言われています。また、大阪などでは先進的に取り上げています。http://www.asahi.com/articles/ASJ7H5663J7HPTIL01V.html

不妊って知っている? うちもなかなか授からなかったけど、今不妊はとても増えています。そして、その不妊の定義だけどwho(世界保健機構)では、独身やゲイでも子供が欲しいのに授からない人までも、不妊と定義しているんですよ。
http://www.gizmodo.jp/2016/10/who-chaged-definition-of-infertile.html

愛とか性ってのは実に多様で、あなたにとって受け入れられず笑いの対象になるものであっても、その人にとってはそれが当然ということも沢山あります。

君たちは教育の仕事に就く。だから、このような愛とか性の話題は、笑いのネタにするのは慎むことを身につけることが大事だと私は考えています』

叱るでもなく、怒るでもなく、説明をした。
笑いは丁寧に扱わないと大変なことにもなりかねない。

一回生のうちに、理解させたいなあと思って説明した。

2016/10/22

朝日新聞に大学での実践が載りました。諺学習,ICT活用。

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昨年度の二回生ゼミの授業の取り組みが、朝日新聞の系列のHPに載りました。

また、Yahoo!ニュースにも載りました。

『「猫に小判」よろこんじゃダメ ことわざ写真化したら勉強になった』

です。


さらに、この記事をまとめたものが、今日の朝日新聞の夕刊にも載るとのことです。


小学校3、4年生で学ぶことになっている諺について、諺を写真にしたらどうなる?と問いを立てて、連続型テキストの読解から非連続型テキストの表現を通して、さらに連続型テキストの読解を深めるという授業のデザインになっています。


学校にタブレットPCがあれば、簡単に実践ができます。面白いですよ。

よかったらご覧ください。

http://withnews.jp/article/f0161022000qq000000000000000W03r10101qq000014184A
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161019-00000002-withnews-sci


なお、この実践をまとめた論文は「連続型テキストの読解を、非連続型テキストの表現から導く指導に関する一考察 〜京歌留多の取り札作成を通して〜」として京都橘大学研究紀要(2015年)(41)に所収されています。

2016/10/21

新刊がでました。『教師のための教育学シリーズ6 教育課程論』

Img_4348 新刊がでました。『教師のための教育学シリーズ6 教育課程論』(山田雅彦編著 学文社)。大学の教科書で使うことを想定した本です。
池田は、第7章「子どもとともにつくる授業」を担当しました。
なぜ授業は計画通りにいかないのか。授業における揺れとズレ。そして、それは何を意味していて、どうすればいいのかなどを元に書きました。
みなさんのお手元に届きますように。

授業実践が、明日の朝日新聞の夕刊に載るとの連絡がありました

みなさま。

以前の「急がば回れ」の記事に関連して、http://withnews.jp/…/f0160816003qq000000000000000W03j10601q…
私の授業実践が、明日の朝日新聞の夕刊に載るとの連絡がありました。京カルタの取り札を写真で作る、ことわざ学習の実践です。

また、紙版より長い記事は、ネット版に載るとのことでした。
ネットの場所は、
http://withnews.jp/
です。

良かったらご覧ください。

2016/10/19

11/5 明日の教室 赤坂真二先生

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受付開始です!

http://kokucheese.com/event/index/433892/

2016/10/18

自分から言ってはダメで、相手に言われる言葉というのもある

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ことわざや慣用句は、自分で言っていい言葉と自分では言ってはいけない言葉がある。例えば、「馬子にも衣装です」「枯れ木も山の賑い」などは、自分が言う分には謙遜になっていいのだが、相手に言うと失礼になる。まあ、これは少し勉強するとわかる。だが、もう一つある。

自分から言ってはダメで、相手に言われる言葉というのもある。「困っているときはお互い様ね」と自分から言って相手に援助を求める。また、「私は頑張りました」と自分からアピールする。これらはどちらもダメだ。

「困っているときはお互い様だから」というのは、助ける側が相手のことを思って負担をかけないように言う言葉。「頑張りました」は自分で言うのでなく「頑張っている事実を残すこと」をすべきなのだ。そうすると「君は頑張ったね」と周りに言われるのだ。

だから、「困っているときはお互い様だから」と言いながら、要求されても理解に苦しむし、面接で「私は頑張りました」と力強く言われても、面接官には何も伝わらないのだ。言葉は覚えただけではダメで、適切に使えるようにしなければならない。

勉強を続けないとね。

2016/10/14

ブルーハーツで授業がしやすくなったかもなあ

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音楽の授業でビートルズを扱うのはok。英語の授業でビートルズの歌詞を扱うのも、ok。にもかかわらず、国語の授業でブールーハーツをの詩を扱うのは如何なものかと言われていた私。

ボブディランがノーベル文学賞を取った。
ブルーハーツで授業がしやすくなったかもなあ。

「train-train」より

Q1 「見えない自由が欲しくて、見えない銃を撃ちまくる」とありますが、「見えない銃」とはなんですか?

Q2 「栄光に向かって走る、あの列車に乗って行こう」とありますが、「栄光に向かって走る、あの列車」とはなんですか? また、運転手は誰ですか? 乗客には誰がいますか? それぞれ特定してその理由を述べなさい。

こういうのを学校でやれたら面白いなあ。

「青空」より

Q3 「運転手さん、そのバスに、僕も乗っけてくれないか」
とありますが、運転手さんは誰で、そのバスはなんですか?

「リンダリンダ」より

Q4 「ドブネズミみたいに、美しくなりたい」とは、どういうことか。説明しなさい。

RCサクセションも良いなあ。
「スローバラード」より

Q5. 「カーラジオからスローバラード」とありますが、ここに流れてくる曲は何でしょうか?

というか昔、何問かやっていましたけど(^^)。

君のデザインミスだと思うなあ

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教育実習訪問指導で小学校に出かけた。
とあることで、縁のある小学校。縁のある人、縁のある場所というのはあるものだなあと思う。

研究授業の一つの山場は、かるた。
授業者が作った、お手製のかるたで遊ぶ。
かるたは、「門」と「問」のように似たもののセットが4セットある。

1)4人グループになる。8枚のカルタを机に並べる。
2)先生が、「算数の問題のモン」のように読み上げ、児童は該当するカードをとる。

というシンプルなものである。
(こんなシンプルなのでいいのかなあ)
と思っていたら、結構盛り上がる。
そして、カードがすくなるなるに従って、対戦に掛かる時間が多くなる。児童は延々と自分が取ったカードだと主張し、またはじゃんけんで決着をつけようとしている。

三回目からの記録だが、
三回目から四回目までに、1分8秒
四回目から五回目までに、1分25秒
五回目から六回目までに、1分12秒となっている。

五回目から六回目の時に早くなったのは、授業者の学生が
「早くしできないなら、終わりますけど?」
と脅したのが効いたのかもしれない。

ただ、私はここが気になる。

授業後の指導で。
『私の記録では、後半になる程、試合の間隔が長くなっているけど、それはどうしてだと思う?』
「やっぱり、盛り上がってきたからではないでしょうか?」
『うーん、そうかなあ。私は違うと思っている。そこがわかっていないとすると、君のデザインミスだと思うなあ』
「?」

『つまり、8枚のカードを4人で取るのと、4枚のカードを4人で取るのとでは、何が違う?』
「?」
『同時に取る人が増えるでしょ。そうなると、話し合いかじゃんけんの時間が必要になるわけ。だから、子供たちは先生の指示に従って、ちゃんと決着をつけようと頑張って、その結果時間が長くなっているのだよ。しかし、君は「早くしできないなら、終わりますけど?」と脅している。それは違うでしょ。後半になると同時で札を取る児童が増える。その結果話し合う時間が増えるという、自然の流れを見通しを持って、このかるたの部分をやっていないのではないですか?』
「はい。」
『そうだとすると、先生が悪い』のに、子供に「早くしできないなら、終わりますけど?」というのは、違うでしょ、
「はい」

授業の初学者が、見通しを持って授業を作るというのは、至難の技だと思う。結構なベテランでもできない人はできない。

ただ、この見通しは、実に重要。
彼ら彼女らが身につけられるようにしたいなあと思った教育実習訪問指導でした。

まずは、料理作り指導からだな(^^)。

2016/10/09

私の説明に対して授業中に女子学生たちから拍手が起きた

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2014/10/9
先日の学級担任論で、私の説明に対して授業中に女子学生たちから拍手が起きた。いやあ、なんというかビックリ。
何を議論していたかと言うと、『こんな時どう言い返す』である。

本にないトピックなのだが、
『あのね、「あなた、子供も生んだことが無いのに、教育なんて出来るの?」と親に言われたらどうする?』
という内容でレッスンをした。実際こういう「クレーム」を付ける保護者に遭遇したことがある。

学生たちがやったあとに、
『ファイトモード、下手に出るモード、甘えるモード、開き直りモードなどいろいろとあるのだが、どれでやるのかは、あなたのキャラクターと言語処理能力にもよるなあ』
と言う話をして、それぞれのモードでの切り返し方例を示した。

で、男子学生には
『そうやって保護者に難癖をつけられている若い女の先生がいたとき、どうやってその親に対処する?』
というテーマを与えたのだが、男子学生たちは、声が出ない。

『をい、ここで頑張らないとなあ。頑張ったら、女の先生たちから信頼を得るぞ。家本芳郎先生もおっしゃっているが、働いている姿に惚れ合うってのが、一番美しいんだぞ』
なんてことを言った後、私ならどうやって対処するかの具体例を示した。

そうしたら、女子学生たちから拍手が起きた(^^)。授業中の拍手ってのはなかなか珍しい。
『を、拍手か。嬉しいねえ。今年のバレンタインデーは先生、楽しみだな(^^)』
とその場を誤摩化す。

この日の授業のテーマは、指導に置ける距離感でした。
大事なので、丁寧に、笑いの中で進めました。

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