自分から言ってはダメで、相手に言われる言葉というのもある
ことわざや慣用句は、自分で言っていい言葉と自分では言ってはいけない言葉がある。例えば、「馬子にも衣装です」「枯れ木も山の賑い」などは、自分が言う分には謙遜になっていいのだが、相手に言うと失礼になる。まあ、これは少し勉強するとわかる。だが、もう一つある。
自分から言ってはダメで、相手に言われる言葉というのもある。「困っているときはお互い様ね」と自分から言って相手に援助を求める。また、「私は頑張りました」と自分からアピールする。これらはどちらもダメだ。
「困っているときはお互い様だから」というのは、助ける側が相手のことを思って負担をかけないように言う言葉。「頑張りました」は自分で言うのでなく「頑張っている事実を残すこと」をすべきなのだ。そうすると「君は頑張ったね」と周りに言われるのだ。
だから、「困っているときはお互い様だから」と言いながら、要求されても理解に苦しむし、面接で「私は頑張りました」と力強く言われても、面接官には何も伝わらないのだ。言葉は覚えただけではダメで、適切に使えるようにしなければならない。
勉強を続けないとね。
« ブルーハーツで授業がしやすくなったかもなあ | トップページ | 11/5 明日の教室 赤坂真二先生 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント