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2017/05/14

酔睡亭開店へ その6

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メニューは決まった。次は、食材の調達だ。食材と調味料はお願いすれば、お店の方で注文してくれる。ドリンクも特に選ばないのであれば、注文してくれる。これはとてもありがたい。今回は、ドリンクは自分で、あとはお願いした。

いつも家で作っているときは、スーパーで値引きしてあるものを買ってきて、冷蔵庫に残っているものを加えて作る。特に量を考えて買ってくることはない。魚は一匹だし、肉は一枚ってな感じ。だけれどもこれでは発注できない。大体の一人前の分量を想定して、それを40人分にしていく。食材と材料と両方とも。

出来上がったものを、お店のスタッフのところに送る。
ところが、
「イカのサイズは一杯で、何グラムですか?」
「魚のサイズは何センチですか?」
のように確認される。
そんなこと、考えたこともない。半額だから買うのであって、その大きさで買うなんてことはしていない。
だけど、それじゃあ注文にならないので、聞かれた単位で考えて答える。でもなんだか、プロっぽくて面白い(^^)。

ドリンクの方は、これは私のゼミ生のY君に頼んでしまった。
『これを、ここで買って』
とネットのアドレスを教えて買わせて、店の方に届くようにしてもらっておいた。また、Y君が作るカクテルに関しては、一緒にやったO君が勤めている居酒屋で買うと安く買えるというので、それで買ったりもしていた。

まあ、学生たちは、あれこれ考えてやるものだよ。
意欲があるのなら、明確なゴール地点を示しておけば、大概は大丈夫。
実際、大きな問題は何もなかった。

4/1(土) 入学式
4/3(月) 新入生ガイダンス、会議会議会議

新年度は動き始めた。そして、本番の4/8(土)も近づいてきた。
まだやらなければならないことがある。
最大のものは、予行演習だ。
実際に厨房に入って、作って見る必要がある。

今回料理するものは、家で、それこそ何回も作っているものばかり。
新作はない。
だから、大丈夫といえば大丈夫なのだが、最大の問題は火力が違うということだ。
家で、一人前を作る時の弱火と、プロ用のコンロで5人前をいっぺんに作る時の火力は全く違う。だから、火力の体験をしておきたいと思ったのだ。

これが行えたのが、4/4(火)であった。
午後三時からお店の方に伺って行った。
店の方は、4/27のグランドオープンに向けて、内装の最後の調整や食器の搬入などが行われていた。
プロ仕様の調理場での料理ってのは、そうですねえ、ずーっと前に喫茶店でアルバイトをしていた時に、したぐらいですねえ。記憶にない。一緒にやるY君はサイゼリアでアルバイトをしているので経験があるかなと思うのですが、実はサイゼリアには包丁はないのです。だから、二人とも初心者と言って良い。身震い、武者震いです。

お店のスタッフに確認。
『あの、包丁びらきというか、厨房の神様に「これから使いますよ」というような儀式はしなくて良いのでしょうか?』
と聞く。
「あ〜、良いです。あまり気にしません」
ということ。
まあ、そうなのだが、とりあえずお酒をかけたりしたほうがいいんじゃないかなあと思って、持ってきたお酒を厨房に撒いて、
『事故なく、美味しい料理ができますように、よろしくお願いいたします』
と簡単に神事を行った。
多分、こういうのは気持ちの問題なのだと思うが、やらないよりはやったほうがいいなというのが、私の考え。

それから、当日に振る舞う料理を3品作った。
鯛のグリル、牡蠣のアヒージョ、スパゲティ。
いやあ、なんというか、魚焼きグリルの遠赤外線のすごさに、牡蠣のアヒージョをするコンロの五徳の重さ、スパゲティを茹でる時のコンロの火力の凄さに興奮。特に魚焼きグリルは、強火の遠火ができるのがいい。また、当日はコンベックも使えるとのこと。嬉しいねえ。

出来上がった試作品を持って、店の前や二階のテラスで写真を撮る。いやあ、嬉しい。また、開店の準備をしていたスタッフや、女将、若女将にも試食してもらい、OKを貰った。
「先生、美味しいです!」
お世辞であっても嬉しい(^^)。

食材の最終打ち合わせを終えて、店の外を二階の窓から眺めると、いい感じに暮れていく。
「先生、この桜(こ)、目の前の桜が、当日は満開ですね」
と言われる。
祇園、白川にはたくさんの桜が植えられているが、今年は桜が遅れたお陰で花見の当日に楽しむことができる。そして、店の、二階の窓から見える桜がその中でもさらに遅れているので、当日満開になるだろうと思われた。

持参したビールを飲みながら、
(幸せってのは、このことだなあ)
(急激な体調の変化のないように、慎重にこの後の三日間を過ごさねばなあ)
と思う私でした。

そうなんです。
明日明後日は、児童教育学科の一泊二日の新入生キャンプなんです。
怪我しないように、筋肉痛が酷くならないようにせねばとビールを飲みながら誓う私でした。

づづく

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