酔睡亭開店へ その5
メニューをどうするかであった。
せっかくなら、作りたい=食べたいになるようにしたい。
そこで、メニュー案を作って事前にどれが食べたいかを確認して見た。
で、iBooks authorでメニュー本を作って、事前に学生たちにアンケートをとった。
そうして、作る料理を決めて行った。
また、この写真をサポートスタッフに見せて、イメージを作ってもらった。
作る側も、宴会する側も楽しくなるようにしたいと思ったのだ。
◆
で、宴会を支えるスタッフのこと。
祇園で花見が決まった時、三回生に連絡した。新四回生になる三回生にだ。
なぜかといえば、私のゼミには宴会係がいるからだ。
イベントというか、行事を企画して運営するというのは、学校教育現場に入った時に行事をつくるためにも重要なことだと考えている。特別活動だ。だから、宴会係の承認を得ないとまずいと思ったのだ。
今回の"祇園 酔睡亭"は、母体は私の3、4回生ゼミの花見である。
この花見というのは、私のゼミのスタートなのだ。
どういうスタートかといえば、新4回生が、新三回生をご招待するという趣向なのである。
「ようこそ、池田ゼミへ」
「がっかりしたかもしれないけど、まあ、頑張って、池田ゼミでね」
このどちらかはわからないが、とにかく池田ゼミに来ることになった新三回生を、新四回生がご接待するのが、この花見なのだ。
専門ゼミに来ることになって、不安になっている新三回生を温かく受け入れて、一緒にやっていこうねということを示すのが、この花見なのだ。厳しくやるのは私の担当なので、温かくは先輩に任せている。
私は年齢が一つ、二つ上というだけで偉そうにする「先輩」が大嫌いだった。それは生徒の時代も、学生の時代も、教師になってもである。先輩は、力があるから先輩。その力を後輩のために使える時、本当の先輩になると考えている。だから、私の学生には本当の先輩になってほしいと思っている。
◆
そう、昔見たテレビ番組に、京都大学アメリカンフットボール部を取材したものがあった。
ここでは、4回生がグランド整備や洗濯をする。
なぜか?
1回生にやらせると、倒れてしまうからなのだ。
受験勉強で体を動かしていなかった、一回生。
授業の後の練習でギリギリになる。そこにグランド整備や選択では倒れるのだ。
だから、体力的に余裕のある先輩がやる。
私は、この考え方がいいと思っている。だから、ゼミではこれを目指している。
去年の四回生が、今年の四回生に対して花見ですごくウエルカムであった。その記憶がとてもあって、今年の四回生も三回生にとにかくウエルカムでありたいと思ってくれているようなので、いいなあと思いながら準備を進めていた。当日私は、厨房にこもる。だから、花見の席で何があるのかはよく分からないことになる。
もう、お任せ。
それができるのが嬉しいと思うのだ。
◆
しかし、今年の春休みは実に動き回ったのでありました。
それもこの花見があると思えばこそだったことがあるかもしれない。
何があったのか。
二月の途中から、大学の会議を除いて、項目だけ書き抜いてみれば、
・東京に行き、編集会議を行う。
・東京に行き、甲斐崎さんの小学校で授業をさせてもらう。
・滋賀県の教育委員会で打ち合わせ。
・播州赤穂に家族でお出かけ。
・ことわざを写真にする授業を見届けるために小学校へ。
・第五回教育と笑いの会のために小樽へ。
・滋賀県の小学校で研究のための授業を実施を二回。
・入試。
・卒業式予行。
・卒業式。
・明日の教室。
・東京に行き、編集会。
・台湾に二泊三日。
・ゼミ合宿、一泊二日。卒論目次案検討。
・学会発表。
・学会ワークショップ実施。
・出版打ち合わせ。
・春休み家族旅行。
よく動いたものだ(^^)。
春休み家族旅行から新年度が始まる。
そして、その翌週の土曜日「祇園 酔睡亭」が本番。
道楽がエネルギーになって、仕事を乗り越えていたんだなあと、つくづくわかります(^^)。
続く。
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