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2017/12/11

撃ち抜かれちゃったんだから、仕方がない

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授業をして、予定していたものを終えた後3分ほど時間が残っていた。気持ちが高揚していたのであろう、ちょっと話してしまった。

『私が大学に入った時、「お前、男なのに文学部なの? そりゃあ、とりあえず法学部か経済学部じゃないの? 人生捨てたね」と同級生に言われたことがあってね』

私は人生を捨てた感覚はなかったが、外側からはそう見えるのかとちょっと驚いたし、かなしくもあった。

『でもね、文学部を選んだでしょ。君たちは。
もうね、私の時代以上に文学部ってのは、文学部なんだなあ(^^)。 
(そんなこと学んで何の役に立つの?)
って世間に思われるんだよね。でもね、文学部を選んだ人は、大概、
(何かの役に立つ? そんなこと考えていないよ)
なんだよね(^^)。 私はそうだった。役に立つとかたたないとかではなく、
(だって、これしかないじゃん。やりたいこと)
っていう思いで、文学部なんだよね』

『何というか、文学部は、私は大事だと思うけど、世の中から見ると、どーでもいい学部なのよ(^^)。でも君たちは、人生の大学時代を文学部でという選択肢をとった。

撃ち抜かれた、言葉。撃ち抜かれた、文章。撃ち抜かれた作家。
君たちには、あるか、いるか?
私にはあるし、いる。

撃ち抜かれてしまったんだよ。
だから、文学部に来たんだよ。
出口に何があるかなんて、気にしなかった。
撃ち抜かれたから、文学部にいた。
そして、それについて卒論も書いた。

せっかくほとんど当てにされない文学部にいるわけだ(^^)。
撃ち抜かれた言葉、文章、作家に没入しないと、勿体なさすぎると思うな。
そして、撃ち抜かれたもののその先に、自分のオリジナルを作り出す。
そう、撃ち抜かれたものを乗り越えて、自分であることを提出する。
提出しようとして、もがく。
それが文学部に籍を置く大学生じゃないかなあと思うんだよなあ』

撃ち抜かれちゃったんだから、仕方がない(^^)。

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