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2017/04/20

「2素振りぐらいですかねえ」

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今日の4回生ゼミで出た話題が面白かった。

児童教育学科の入っている校舎にあるロッカー室の一つを取りやめて、勉強のできるスペースにした。

その時、
『学生にどのぐらいの大きさだか見たか?』
と確認したら、ゼミ長が
「2素振りぐらいですかねえ」
と答えた。


何かと言えば、二人が野球の素振りの練習ができるスペースだという。

野球部出身の彼はこういう単位を使う。面白い、実に面白い。

1㎡とか10㎡とかいう単位を子供たちは習う。
しかし、私はこの生活に根ざした1素振りという単位はとてもいいと思う。

『じゃあ、1素振りは何㎡なの?』
というのであれば、わかる。

そういう風に、生活に根ざした、その子ならではの単位から始めたら、算数は面白く、かつ、わかりやすくなるだろうなあと思う。

2017/04/19

漢字テストと採点のやり方

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昨日の教科教育法(国語)では、漢字テストを行った。採点は交換して丸つけ。丸つけも学生達には大事な学習事項である。さて、試験、丸付け、返却の時に注意すべき点は何であろうか?

私が試験の際に行った指示は以下の通り

1)机を等間隔に並べなおさせる。
2)問題用紙を配る前に、『この試験は通常の試験と同じです。不正行為、不正行為を疑われることがあった場合、この授業のみならず、前期の成績がすべて認められないこともあります』と告げる。
3)『机の上には、筆記用具と消しゴムのみだけ置きなさい。筆箱もしまうこと』
4)『問題用紙を裏にして配りなさい。ない人は手をあげること』
5)『解答時間は5分です。解答が終わったら答案を裏返しにして時間を待ちなさい』
6)『はじめ』
7)『残りあと半分です』
8)『やめ。筆記用具をすべて筆ばこにしまいなさい。そして、採点に必要な赤ペンなどを出しなさい』
9)『近所の採点者の机の上に、赤ペンがあることを確認し、その人と答案を交換しなさい。互いに採点をします。なお、採点間違いがあった場合、採点者の得点からその分の点数を引きます』『解答を配ります。どうぞで採点を始めてください』
10)『採点が終わりました。向きを揃えて後ろから送ってきてください』
ということである。

その後、さらに確認する。

『漢字の丸つけは、解答用紙のどこにしましたか? 1)数字の部分、2)漢字の部分、3)その他』
これに関する私の考えは、2)である。そして、漢字の間違っている部分にバツをつける。
『解答が空欄の場合、どうしましたか? 1)そのまま、2)正しい字を書いてあげた、3)印をつけた』
これについては3)である。2)も状況によってはあるが、1)はしない。

私は点数がよかったら何かを買ってもらうということを親からしてもらったことはない。勉強はするべきものであって、その対価に何かを買ってもらうという教育はされなかった。もちろん、私の娘にもしていない。
ただ、そういう家庭が多くあるのも事実。そういう子供たちの場合、
(ああ、あと一点あればDSを買ってもらえるのに)
となることは十分に想定できる。魔がさすこともあるのだ。

その一方で一生懸命努力して満点にギリギリ届かない子供や、教師の採点ミスであっているのに「先生、間違っているのに点数があります」といってくる子供達もいた。
教師は、きちんと努力している子供達が報われる勉強のシステムを作る必要がある。試験と採点の時の指示は、試験が不正に行われないように配慮した指示である。

しかし、実は不正行為は答案返却時に行われることが多い。クラス30人に返却している間に、書き直して
「先生、合っているのに点数がありません!」
と言いに来るのだ。

そのことを防ぐために、バツは間違っている感じの部分に行うのだ。数字だと、間違ったところを消して書き直して持ってくる子供が出てしまう。また、空欄をそのままにしておくと後から書き加えられても、証拠がない。だから印をつけるのだ。
私の友人の高校の教師は、空欄は緑のペンで印をつけ、マルとバツに関しては赤で付けるとしていた。これならきちんと証拠が残る。

不正行為を生み出させない。子供を自分を傷つける加害者にしないための配慮である。また、きちんと努力している子供達が馬鹿を見ることがないように配慮する。これが試験、採点、答案返却では大事なだ。

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