2019/02/27

自分で勝手に「修行」を始めている

たまたまテレビをつけた時にやっていたのでそこから録画して、残りはYouTubeでみた。「世界! ニッポン行きたい人応援団 スペシャル」

ここでは、あまりにも落語が好きで、落語を勉強したくて日本語を勉強しているジョージアの19歳の女の子と、琴の音色に参ってしまったピアノ調教師の女性の、10日間の日本の滞在についての番組。

日本を好きな外国人を日本に招待するというコンセプトそのものがまず面白い。日本のことを好きな人を招待するわけだから、見ている日本人は気分が悪くなるはずはない。

そして、招待される外国人は、日本の伝統芸能に惚れている。これも日本人の自尊心をくすぐる。悪くない。

で、私が感じ入ったのは、この2人の女性は、別に招待されたくて落語やことをやっていたわけではないということだ。落語、琴そのものにノックアウトされ、誰に言われるのでもなく、自分で勝手に「修行」を始めていることだ。

誰かがいないとできないとか、一緒にやる人が欲しいとかではない。準備が不十分だから始められないでもない。とにかく走り出しているのだ。居ても立っても居られないで、走り始めてしまっているのだ。

そんなものに出会える人は、少ないのかもしれない。しかし、走り出せるのに走り出さない人は実は多いのではないかなと思う。

「はまった時間の合計を、自分が生きた時間とする」
畑正憲さんの言葉だ。それを実感させてくれる番組であった。

2019/02/24

Bohemian Rhapsodyを観た


Img_8422 Bohemian Rhapsodyを見た。


ドイツに行くルフトハンザの機内で、映画を探していた学生たちが叫んでいた
「Bohemian Rhapsodyがある!」

(え、どうしよう。見たいけどどうしよう)
私が思ったのはそういうことだった。

映画館でBohemian Rhapsodyが映画になる。このことはかなり前から知ってはいた。封切りと同時に見に行きたかったが、封切りの前に耳がおかしくなってしまった。この耳の状態で映画なんかとてもではないが行くことができない。

今最悪の状態は出してはいるが、まだ安定していると言うところには来ていないと思う。その状態で見たらどうなってしまうんだろうか。だから見たいけどどうしようと思ったのだ。

それで、結局見てしまった。とても良かった。

行きと帰りで合計2回半ほど見てしまった。通して見たのが2回。見たいところを探しながら見たのが1回であるので、半分とする。

1回見て
(これは、映画館で、観客と一体になって歌いながら見る映画だなぁ)
と思った。

が、飛行機の映画はビデオなので見たいシーンを簡単に探せて何回も見ることができる。だから、歌うことを我慢することができれば、飛行機で見たのはよかったかもしれない。

良かった。
とても良かった。


Queenと言えば私にとってはとても大切なバンドの1つだ。私が最初に見た外タレは、Queenだ。Queenの2回目の来日公演の時、武道館で見た。

ステージ向かって左側の2階席である。目の前でブライアン・メイが、フレディ・マーキュリーが演奏し歌っていた。ロジャー・テイラーも、ジョン・ディーコンも演奏していた。

フレディ・マーキュリーがソロアルバムを出す前あたりまで聞いていたと思う。彼がエイズになったと宣言をした翌日に亡くなったのもよく覚えている。


中学生の時ギターを始めた。最初はガットギターを手にしていた。もちろんエレキギターやフォークギターが欲しかったのだが、なぜか家にはガットギターであった。

歌が好きだった私は、それでもふきのとうの「白い冬」からギターを始めたと思う。Emから始まる曲なのでとてもひきやすかった。そしてあれこれ聞いている事に出会ったのがQueenであった。


最初に聞いたのがBohemian Rhapsodyだった。とにかく衝撃を受けた。ロックなのにコーラスになっている。さらに言えばよくわからんがオペラと言うものにもなっているように聞こえた。

慌ててそのアルバムを探した。「オペラ座の夜」と言うらしい。買いたかったが、お小遣いは無い。いや音楽のほうは誰かからダビングさせてもらおうと思っていたと思う。私は、楽譜が欲しかった。ギターで弾いて歌うために楽譜が欲しかった。

新興ミュージックから出ている、洋楽の楽譜を買った。歌詞はとてもクセのある字で書かれていた。多分、定規を置いて、文字の下の部分を揃えて書いた文字だったと思う。

楽譜は読めないがコードがあったのでそれを見ながら一生懸命弾こうとしていた。いや音楽のほうは誰かからダビングさせてもらおうと思っていたと思う。私は、楽譜が欲しかった。ギターで弾くために楽譜が欲しかったのだ。

しかし、A♭とかある楽譜に、ガットギターで弾く私は諦めた。歌だ、歌にしよう。


Bohemian Rhapsodyの歌詞を自分で翻訳もした。中学校2年生の時である。

Mama just killed a man.
Put a gun against his head
Pulled my trigger, now he’s dead.

辞書を引きながら一生懸命翻訳して出てきたその日本語には衝撃を受けた。
「お母さんは人を殺してしまったよ。銃を彼の頭に向けて引き金を引いたら、彼は死んでしまった。」

こんな訳になってしまって、でも信じられなくて、英語の佐藤先生のところに持っていってこれで合っているのかと確認した。

中学生が習った文法なら、「Mama just killed a man.」とあれば、「ママがちょうど人を殺した」と翻訳してしまうのは当然。だけどなんかおかしい。そしたら、
「池田、ここはMama, I just killed a man.であって、Iが省略されているんだな」と言われて
『え、英語って主語を省略しない言語だって習ったけど、それは違うのですか?』
と問い詰めたら
「まあ、こういうこともあるんだよ」
と言われて、良くわからなくなって、そして、
『Iが入るんなら、「お母さん、今僕は人を殺してしまったよ。銃を彼の頭に向けて引き金を引いたら、彼は死んでしまった」でいいのですか?』
と聞いたら
「うん、これでいい。これで合ってる」
と言われてもう一度衝撃を受けたのを覚えている。

歌詞の途中にガリレオが出てくる。他にいろんな人の名前が出てくる。翻訳しても翻訳しても意味がわからない。なんなんだこの歌は?

だけどとても良い。


一生懸命フレディー・マーキュリーの歌声を真似して、英語で歌うように、歌えるように頑張った。今でも
「あなたの英語はQueen’s Englishなのか?」
と海外旅行で言われることがある。まぁ、最近はオーストラリア人? イタリア人?と言われることも多いのだが、もともとはQueen’s Englishだと言われる。もしそうだとすればこれは明らかにQueenの歌を歌ったおかげだと思う。まさに、「Queen」’s Englishなのだ。

映画の中で、このBohemian Rhapsodyがプロデューサーによって否定される場面がある。「こんな長くて、何を歌ってるかわからない歌を、誰がシングルカットするもんか」のような部分があって、
(なんだイギリス人もわからない歌詞だったんだ)
と映画を見ながら笑ってしまった。


この映画の良さは、既に見た人たちからあちらこちらで報告されている。音楽の良さはいうまでもない。ラストのAidのコピーも素晴らしい。4人に似た役者の素晴らしさ、特にジョン・ディーコンは本物ではないかと思われるようなステージングだったし、やっぱり久米宏に似ていたし、ブライアン・メイの穏やかな人間性をきちんと描いたこと、ロジャー・テイラーが女たらしだったこと(^^)。父と息子の葛藤藤、バイセクシャルの人間の姿、オリジナルを求めるとは何か、人種差別、仲間との生き方、人を信じるとは何か様々なことがここで描かれている。

そして、やはり問題になるのは、AIDSのことだ。
この時代、セクシャルマイノリティやAIDSのことは今ほど理解はなかった。「性的異常者の特別な病気」という考え方に支配されていたと思われる。だから、ゲイだから病気になったんだという考え方で、本人が悪いという考え方が支配していたと思う。

私も、1984年の I want to break freeで彼らが女装をして歌っていた頃は、
(やっぱり、フレディはゲイなんだろうなあ)
と思っていた。
だからなんだということでもないのだが、
(ゲイのフレディはオペラ座の夜をリリースした頃のフレディではなくなってしまったなあ)
という思いを持っていた。少しさみしかった。
私には理解できない世界なんだなあと思って、少しさみしかった。


私は自分が選べるもの、選べないものというテーマで授業をしていた。
国籍、性別、身長、体重、親、髪の毛、明日の天気などなどを示して、どれが自分で選べるものなのかを考えさせる授業だ。

「本人が努力しても治らないことを根拠にして、その人を非難する」。これが私の差別の定義だ。バイセクシャルに生まれたことは、本人の努力で治るとかそういう問題ではない。私は努力することなく、男に生まれ、男という性を当たり前のように受け入れている。そして私は(まあ、次はないけど、次があったら次も男がいいなあ)と思うぐらい、今の性で安定している。

フレディマーキュリーは、バイセクシャルを選んで生まれてきたわけでもないし、なろうとしてAIDSになったわけでもない。彼は持って生まれたものを生かし、努力をし、楽曲を書き、歌っていたのだ。それが差別されるいわれはない。


Keep yourself aliveでステージデビューするシーン。
Seven seas of rhyeをアルバムの一曲として録音しているシーン。
Bohemian Rhapsodyを作り上げている姿。
もうキリがない。

あ、1つだけ、なぜ、Liarが採用されなかったのか。これは不満。多分、この曲も6分あるので、Bohemian Rhapsodyが6分あって困るというセリフとの整合性が取れないから使わなかったのではないかと思われるが(^^)。
あ、さらにもう1つ、Love of my lifeがあのシーンに使われたのも不満(^^)。
あ、’39をロジャーに歌って欲しかったなあ。

しかし、あのAIDにまで導かれるストーリー展開、さらにはAIDのシーンは圧巻の一言だった。

エンディングの、Don’t stop me nowまで素晴らしかった。


行きの飛行機で一回、帰りの飛行機で一回通して見て、帰りの飛行機は着陸のギリギリまで部分的に繰り返し見た私は、昔
(私には理解できない世界なんだなあと思って、少しさみしかった)
という思いを持ったことを思い出していた。そして、やっとわかった。
当たり前のことに気が付いたのだ。

私は、フレディマーキュリーの音楽を、Queenの音楽を愛していたんだ。中学生の頃、Bohemian Rhapsodyを聞いて、なんだか良くわからないけど、いいと思った。それで良かったんだよ。彼らのあれこれはどうでもよくて、その音楽を愛していたんだと。

耳が良くなったら、カラオケでQueenを歌うぞ(^^)。

2014/12/07

「るろうに剣心」の映画を見切った

9/20

「るろうに剣心」の映画を見切った。
割と評判が良かったので少しずつ見た。
映画を見るなんて随分久し振りだ。

ストーリーは、まあ、特にどうというものではなかった。
ビックリしたのは、出てくるシーンが見たことあるところ、というか、行った所あるところばかり、私の家の近所ばかりであったと言うことだ。

三井寺、近江八幡はまあそうだとして、仁和寺もあったし、何よりビックリしたのが鳥取の鳥取城跡の仁風閣が使われていたこと。ここは二年ほど前に家族旅行で立ち寄ったところ。ここのお殿様は、池田家。使われている家紋が我が家と同じ。

『へー、さかのぼると繋がるかもねえ』

なんてことを言いながら、この仁風閣のお庭で寛いでいたのだが、まさかこの映画で繋がるとは。

東京の実家は「耳をすませば」、奥さんの実家は「平成狸合戦ぽんぽこ」、私の子ども時代の遊び場は「隣のトトロ」にとても関連している。今の住まいは『万葉集』第一期歌人に関連している。なんだか面白いや。

http://loca.ash.jp/info/2012/m2012_kensin.htm

2013/08/26

「半沢直樹」を遅ればせながら見た

8/26

Img_3765

集中講義が終わり、つかの間の休息と思って「半沢直樹」を遅ればせながら見た。
このドラマ不調の時期にあって、30%の視聴率を取ると言うのはどういうドラマなのか興味を持ってみた。

二日間で、一気に第五話まで見てしまった。
面白い。

水戸黄門、白い巨塔、警察ものを銀行を舞台にしてやっているというか、
ナニワ金融道のもうちょっと上品にあくどい版というか、
現代の歌舞伎というか、
ま、勧善懲悪をベースに銀行でチャンバラをやっているというか。

シンプルで分かりやすいのもいい。
展開が読めないのもいい。
また、展開を予測できるのもいい。
これなら30%を取るのも分かる。

役者陣では、壇蜜が思いのほか良かった。
あの役者陣の中にいて、なかなか頑張っている。

私の中にも物語欲というのが寝ている。
物語を欲しがる気持ちというものだ。
だが、日頃はこれに蓋を閉めている。
寝ていると言うか、寝かせている。
日頃というのは、授業期間ということだ。

この間には小説や映画、またはドラマ等の楽しみのためのメディアには基本的には触れないようにしている。仕事が回らなくなるからだ。(あ、あまちゃんと、落語は別)
だが、授業の無いときは、これを解禁する。
今回は集中講義が終わったので、半沢直樹を見て見たのだ。

私の中の物語欲を慰撫してくれている。
心地よい。

ドラマは第七話から、東京編がスタートするようだ。
見ちゃおうかなあ、どうしようかなあ。
次の集中講義の準備を先にしないとかなあ、原稿を書かないとかなあ。

こうして悩める時間があるのが、夏休みだなあと思う。
晩夏ではあるが。

写真は、今朝の朝焼け。

2013/04/23

4月は、NHK教育テレビに2回出演します。

4/23
P4220686

四月は二回、五月も二回、出演することになっています。
良かったらご覧下さい。
伝える極意 4/26(金)10:00〜10:15 Eテレ
      5/10(金)10:00〜10:15 Eテレ
http://www.nhk.or.jp/sougou/gokui/index_2013_002.html

エデュカチオ! 4/27(土) 21:00〜21:29 Eテレ 

 5/03(土) 10:30〜10:59 Eテレ
http://www4.nhk.or.jp/educatio/x/2013-04-27/31/31197/

2013/03/05

「伝える極意」今週と来週の金曜日放映です。

「伝える極意」今週と来週の金曜日放映です。自己紹介の巻です。

http://t.co/Dvy0ubIbMc

2011/07/06

『伝える極意』の再放送 7/7 9:55~ NHK教育テレビ

『伝える極意』の再放送のご案内です。
この回はロンドン大学の授業でも使われたということが、最近分かりました(^^)。
良かったらご覧下さい。

引用開始 ーーーーーーーーーー

「話して聞いて幸せになろう ~話し合い~」
本放送:平成23年7月 7日(木)9:55~11:10 NHK教育テレビ
再放送:平成23年7月14日(木)9:55~11:10 NHK教育テレビ

○内容
学校でよく行われる話し合い。
何かを決める時、どう話し合ったらいいのか、
京都橘大学の池田修さんが極意を教えます。
話し合うのは、熊本県阿蘇郡小国町立万成小学校の
5・6年生、全部で11人。
テーマは最近みんながやっているバレーボールについて。
「全員が楽しめるルールを作る」
これを目標に、話し合いを繰り広げます。

○池田流 話し合いの極意
・はっきりとした目標を決める
・実さいにたしかめる
・だれかのためになる意見に耳をかたむける

○感想やご意見をお聞かせ下さい。送り先は2つあります。
1)番組ホームページ
 http://www.nhk.or.jp/gokui/のご意見・お問い合わせへ
2)NHKのホムページへ
 http://www.nhk.or.jp/css/goiken/index.html にアクセスし、
「メールでのご意見・お問い合わせ」の「メールフォームはこちらへ」から書き込んで下さい。

頂いた感想やご意見は、番組の作りに活かしていきたいと思っています。
周りの方にも宣伝して下さい。
よろしくお願いします。

※この番組は、インターネットでもご覧頂けます。
番組ホームページ
http://www.nhk.or.jp/gokui/の「番組をみる」をクリックしてください。

引用終了 ーーーーーーーーーー

です。
-

2011/04/20

伝える極意 再放送 4/21と4/28

明日から再放送が再び始まります。五回目かなあf(^^;。ありがたいことです。
良かったらご覧下さい。

NHKから連絡がありました。

「伝える極意」第2回、放送のお知らせです。
周りの方にも紹介して下さい。
よろしくお願いします。

「1分間で思いを伝える~スピーチ~」
本放送:平成23年4月21日(木) 9:55~10:10 NHK教育テレビ
再放送:平成23年4月28日(木) 9:55~10:10 NHK教育テレビ

○内容
小学校の朝の時間などでよく行われる1分間スピーチ。
「話す内容が見つからない!」と困ったことはありませんか?
今回、スピーチの極意を教えてくれるのは、
学校の先生を目指す大学生に授業のやり方を教えている
京都橘大学准教授の池田修さんです。
番組は、どうしても話すことが見つからなかった男の子と
出会うところから始まります。
池田流の極意で、男の子は、話したいことをすぐに見つけ出します。

○池田流スピーチの極意
・頭の中の材料を出す
・聞く人を意識する
・書き方に悩んだらパターンを使う
・練習は自信を生む「伝える極意」第1回の放送のお知らせです。
周りの方にも紹介して下さい。
よろしくお願いします。

○感想やご意見をお聞かせ下さい。送り先は2つあります。
1)番組ホームページ
 http://www.nhk.or.jp/gokui/のご意見・お問い合わせへ
2)NHKのホームページ
 http://www.nhk.or.jp/css/goiken/index.htmlにアクセスし、
「メールでのご意見・お問い合わせ」の「メールフォームはこちらへ」から書き込んで下さい。

頂いた感想やご意見は、番組の作りにどんどん活かしていきたいと思っています。
よろしくお願いします。

※この番組は、インターネットでご覧頂けます。
 番組ホームページhttp://www.nhk.or.jp/gokui/の「番組をみる」をクリックしてください。

よろしくお願いいたします。

2010/12/21

これを日本語では幸せというのであろう

12/21

週末は、明日の教室と、東京でNHKの会議であった。

学ぶ、酒、食事、出会い、語らい、仲間。
仕事、酒、食事、出会い、語らい、仲間。

ということであった。
これを日本語では幸せというのであろう。

明日の教室は、今回で目出度くも40回を迎えた。

1)その時に日本一と思える方に来て頂く。
2)教師を目指す若者に、なって3年位の先生を中心に
3)伝えたいことを伝えて頂く。

これが基本コンセプト。
そして、

4)極力参加費を抑えて行う。
5)懇親会で日本一の講師と膝を交えて話せる。

ということでやってきた。あっという間に40回と言う感じだ。大変と言えば大変なこともあるが、こういうのは楽しい。そして、楽しくないと続かない。いまでは、京都の他に東京や大阪に分校も出来た。凄いことだ。

Img_0201

岩下先生の模擬授業は、それは凄い。そのなんというか、今回は外側から見たところ活発な活動ではない。だが、学習者のうちなる活動はもの凄いものであった。

で、私が特に感銘を受けたのが、岩下先生のライフヒストリーだ。
岩下先生は、大学時代は社会科を学んでいたのに、国語の専門になられた。それはどういうことがあってのことなのか。また、名著『AさせたいならBと言え』誕生秘話なども教えて頂いた。

仕事は、誰もがやりたがらないところや、誰もがやらざるを得ないにも関わらず手を抜くところやなどにしか成長の可能性はないということなのかもしれない。それは岩下先生でも同じであったんだと、体を震わせながら伺ったのであった。

翌日の日曜日は、渋谷NHKでの会議。今年関わっている番組が好評で、なんと来年度も継続するということになった。そのための会議。一年間の方針を立てる。朝の9時30から、夜の8時近くまで会議。子どもの会議は、時間が来れば終わるが、大人の会議はミッションがコンプリートしないと終わらない。

今回、新しい仲間をお招きした。
たまたまその番組を見ていたというS先生にお越し願った。
「あの番組、池田先生が関わっていません?」
と言われるぐらい、どうも私のカラーが出ているようなのである。ちなみに、今年は3、4人に同じことを言われた。うーむ(^^)。

で、もし良かったらとお願いして番組制作委員に加わって頂いた。もの凄いプラスのエネルギーを放射されている先生であり、大学の教育を専門とする先生ではないなかで、学生への指導にはもの凄い力量をお持ちの先生であるのでだ。会議は、延々と続くのだが、実に面白く学べるのであった。

Img_0224

終わってから、AppleストアでMac談義をし、私が渋谷に来たときには顔を出す店に行って忘年会のような食事会。日付が変わる前にはホテルに戻ったが、実に良い時間であった。

翌日の月曜日の午前中に新幹線で京都に戻る。

Img_0240

その後、4限は模擬授業の指導。5限は三回生ゼミ。
三回生が選び始めた卒論のテーマについての発表が取り敢えず全員一回目が終わる。来年度の卒論のテーマも面白くなりそうだ。

夕方二泊三日ぶりに、帰宅。
私の顔を見て、大喜びの娘。
それこそ飛びついてくる。

これもまた、幸せということである。

2010/05/13

「伝える極意」第3回、放送のお知らせです

忘れていました。
私、今日テレビに出ていましたf(^^;。

引用開始 ーーーーーーーーーー

「伝える極意」第3回、放送のお知らせです。
「おどろきのハンドパワー〜スピーチ〜」
本放送:平成20年5月13日(木)10:45〜11:00 NHK教育テレビ
再放送:平成20年5月20日(火)10:45〜11:00 NHK教育テレビ

○内容
スピーチをする時、手の動きを加えるだけで、
自分の思いをもっとわかりやすく伝えることができます。
いつ、どんな風に手を動かしたらいいのか、
その極意を教えてくれるのは京都橘大学准教授の池田修さん。
毎朝、順番に1分間スピーチを行っている小学4年生が初めて、
手を動かしながら話すことに挑戦しました。
極意を教わることで効果的な手の動かし方ができるようになったでしょうか?

○池田流 極意
・ナンバリング(話がいくつあるか 何番目かを示す)
・心の動きや変化も手で表せる
・手はホームポジションに置く

○感想やご意見をお聞かせ下さい。送り先は2つあります。
1)番組ホームページ
 http://www.nhk.or.jp/gokui/のご意見・お問い合わせへ
2)NHKのホムページへ
 http://www.nhk.or.jp/css/goiken/index.html にアクセスし、
「メールでのご意見・お問い合わせ」の「メールフォームはこちらへ」から書き込んで下さい。
頂いた感想やご意見は、番組の作りにどんどん活かしていきたいと思っています。
周りの方にも宣伝して下さい。
よろしくお願いします。

引用終了 ーーーーーーーーーー

再放送:平成20年5月20日(火)10:45〜11:00 NHK教育テレビ

というとですので、こちらでご覧頂ければ幸いです。

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