2016/12/14

葛飾北斎 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏

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葛飾北斎 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏
友人の一人は、光の版画と称してくれました。
嬉しいなあ。

醍醐寺 弥勒菩薩像

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刻仏

2016/11/30

三十三間堂 風神像 刻仏

ガラスに、「三十三間堂 風神像」を刻仏してみました。

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2016/11/26

平等院鳳凰堂の雲中供養菩薩像の南8号をガラス板に刻仏する

『心やすらぐ 国宝仏像 なぞり描き』(田中ひろみ 池田書店)という本がある。
この本を手に取った瞬間に、閃いた。
(あ、これでガラスに刻してみよう)
と。

摸書という書道の学習方法がある。お手本の上からなぞるのだ。日本の書写教育ではあまりされていないが、これはとても効果のある指導方法で、私が中学校の教師の時はこれで指導していた。

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で、写仏だ。写仏は摸書に似ている。お手本の上からなぞるのだ。私にも仏像が描ける。これは気持ちがいい。初めに万年筆でやってみる。心地よい。それを画像加工アプリで効果を加えてみたりする。これも気持ちよい。

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で、いよいよである。
ガラス板に写仏である。刻仏である。

一升瓶に般若心経を刻すことで技術を磨いてきた私は(^^)、ここでその技術を活用することになる。そんな風になると思わなかったが、活用するのである。

一気に仕上げた。
ふう、気持ちがいい。

問題は、撮影である。
ガラスに刻した仏のその線から生まれる影の仏をも撮影したい。
しかし、ガラスに刻したのを撮すのはなかなか難しい。
撮影者の影が写り込んでしまうのだ。
室内のあれこれも反射してしまうのだ。

専用スタジオのない、自宅のリビングで撮影の私は、写り込みを避けながら、ガラスの仏と影の仏を一緒に撮影する工夫をあれこれあれこれ。まあ、この工夫を考えるのも面白い。

そして、イメージに近い作品を写撮ることができた。



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この作品は、平等院鳳凰堂の雲中供養菩薩像の南8号だ。
臨終の際に、極楽浄土からお迎えにきてくれる楽人。
光と影とでデュエットで奏でてくれている。
私は、聞こえにくい耳の持ち主だが、この音楽はその時には、聞いてみたい気がする。

で、次の作品は、何にしようかなあともうすでに考え始めている(^^)。

今回の作品には、初めて雅号を瓶底に刻した。

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一升瓶に般若心経を刻し始めて、さて何本ほど刻しただろうか。
もうすでに10本以上は刻しているなあ。

文字を格ではなく、文字を刻す楽しみ。
一日に数行ずつ、刻して仕上げている。

特に何かの目的があって刻しているわけではないが、刻している。まあ、強いて言えば全ての一升瓶の種類に刻してみたいと思って刻している。色や瓶の表面の加工具合によって、いろいろな一升瓶がある。

今回仕上がったのは、マリンブルーのもの。
今までに仕上げてきたものの中で一番太字で大柄の文字で仕上げた。

般若心経の写経では、一行に刻す文字数が決まっている。17文字だ。ところが、メインの「羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提娑婆訶」は18文字。この17文字と18文字を一升瓶の胴の部分に書き切るのは、実はなかなか難しい。しかも今回は太字の大柄の文字だ。

それが今日完成した。
うむ、実に嬉しい。
今回の作品には、初めて雅号を瓶底に刻した。

次の作品に取り掛かろう。

2016/11/17

吉例の池田教え子等関係者の新年会のご案内です

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吉例の池田教え子等関係者の新年会のご案内です。
今年は、教え子の自宅で一次会です。
ご参加をお待ちしております


平成29年新年会のご案内

一次会

日時 平成29年1月3日(火)12時〜
集合 多摩都市モノレール 上北台駅 12時集合
場所 メンバー宅 
会費 3000円程度を計画しています。
交通 立川北駅(多摩都市モノレール)11時37分発→上北台駅(多摩都市モノレール)11時53分着があります。

参加希望者は、池田先生までご連絡ください。
メンバーの個人宅のため、飛び込みでの参加も歓迎です。参加できる方、ぜひご一報ください。

二次会
日時 平成29年1月3日(火)夕方〜
集合場所については池田先生までご連絡ください。立川を計画しています。
会費 実費


楽しくやりましょう(^^)。

なお、メールは、

https://mailform.mface.jp/frms/ikedaosamu/pj5oj17oamyz
へどうぞ。

2016/05/01

般若湯の入れ物に、般若心経を刻す

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ミニルーターで一文字ずつ刻しました。
実に楽しかったです。
これが完成したので、GWは満足です。



2016/04/20

籠字(かごじ)、双鉤塡墨(そうこうてんぼく)


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籠字(かごじ)、双鉤墨(そうこうてんぼく)という書道のお手本作り、練習方法がある。

お手本の上に薄い紙を置いて、お手本の輪郭を写し取り、その中をぬってお手本のコピーを作るやり方である。コピー機のなかった時代のお手本の作り方である。

学生時代にこの方法を習った。
(んなもん、本をコピーすればいいじゃん)
と思ったが、課題なのでやった。

やったところ、これがなかなか奥が深い。
輪郭を筆で写し取るには、元の字をきちんと見なければならない。また、一定の線の太さを保たないと書くことができない。つまり、じっくりとお手本を見ることと、筆の力加減の調整の二つも鍛えられることになる。

今、亀に文字を刻しているのだが、ふと思いついて酒瓶にもやってみた。これが楽しい。そして、台所を見たら空いた日本酒の瓶があって、そこには籠字をしてくれと言わんばかりの酒瓶があった。

早速やってみた。
和紙の上から刻してみた。
なかなかいい。

この後、水につけて和紙を剥がしてみたのだが、刻し方が弱かったので、酒瓶にはきちんと文字は残っていなかった。次回は、酒瓶にしっかりと文字が残るように刻してみよう。

(一体俺は、この忙しい四月に何をしているんだ? 何を目指しているんだ?)
と冷静にツッコミを入れてくるもう一人の私もいるが、こういう風に思いついたことをやるのは実に楽しい。

そして、この楽しいから始まったことは、次の何かのどこかにつながっていることが多い。まだまだ続けよう。

2013/12/09

1321年前の今日の出来事

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東(ひむがし)の野に炎(かぎろひ)の立つ見えてかへり見すれば月傾(かたぶ)きぬ

万葉集 巻一(四十八)柿本人麻呂

あまりにも有名な歌だ。
一つの叙景歌でありながら、沈む月に亡くなった草壁皇子を喩え、昇ってこようとする朝陽を軽皇子を喩えているとも言われている。柿本人麻呂は、軽皇子と一緒に奈良に巡航した際に、この歌を読んだと言われている。その場所は、いま「かぎろひの丘・万葉公園」となっている。

人麻呂がこの歌を読んだ日であろうと推定されている日がある。旧暦の11月7日である。
http://www.ricen.hokkaido-c.ed.jp/411kenkyuukiyou/vol12/hitomaro.pdf

旧暦カレンダーで調べてみる。
http://www.ajnet.ne.jp/dairy/

実に今日なのである。
今日は何と言っても皇室でも誕生日の方がいるが、それ以上に我が家では奥さんの誕生日である。そして、それは今年は、柿本人麻呂のこの歌の詠まれた日でもあるのだ。

写真は、我が家から見た今朝の「かぎろひ」。
人麻呂は、この青と赤のコントラストを見たのだろう。
それは、実に1321年前の今日の出来事だったんだなあと、思う。


2012/08/01

山上憶良、すごい

山上憶良、すごい。
子煩悩であることは、有名だが、その子供が亡くなった時の長歌、反歌がすごい。

世間の人が貴ぶ宝石も
子供には遠く及ばない
妻との間に生まれた
真珠のようなわが子は
朝になっても私たちの寝床を離れず
立っても座っても一緒に遊び
日が暮れれば手を引っぱり
「ねえ、ネンネしよ
パパもママもそばにいてね
ボク、パパとママの間でネンネするから」
などと愛らしく言う
そんなわが子をみるにつけ
悪人になろうと善人になろうと
とにかく早くこの子の
成人した姿を一目見たいと
ただそれだけを楽しみにしていた
ああそれなのに 思ってもみなかった
突然わが子を襲った悪い病気
私たちはなすすべもなく ただ
白布のタスキをかけて
鏡を手に持ち
天の神を仰ぎ 地の神に伏して
「神様、あなたの思し召すまま
どのようなことでも承知しますから」と
必死に祈り拝むけれど
少しも快方に向かうことはなく
次第にその顔から生気は失せ
朝が来るたびに言葉も減って
やがて小さな命の灯は消えてしまった
半狂乱の私は泣き叫び
冷たくなったわが子を抱いて
その旅立つ魂を見送った
ああ これが運命なのか

世の人の 貴(たふと)び願ふ 七種(ななくさ)の 宝も我は 何せむに
我が中の 生れ出でたる 白玉の 我(あ)が子古日は
明星(あかぼし)の 明くる朝(あした)は しきたへの 床の辺(へ)去らず
立てれども 居(を)れども 共に戯(たはぶ)れ
夕星(ゆふつづ)の 夕へになれば いざ寝よと 手をたづさはり
父母も うへはな離(さか)り 三枝(さきくさ)の 中にを寝むと
愛(うつく)しく しが語らへば いつしかも 人と成り出でて
悪(あ)しけくも 吉(よ)けくも見むと 大船の 思ひ頼むに
思はぬに 横しま風の にふふかに 覆ひ来たれば
為(せ)むすべの たどきを知らに 白たへの たすきを掛け
まそ鏡 手に取り持ちて 天(あま)つ神 仰(あふ)ぎ祈(こ)ひ祷(の)み
国つ神 伏して額(ぬか)つき かからずも かかりも 神のまにまにと
立ちあざり 我(あれ)祈(こ)ひ祷(の)めど しましくも 吉(よ)けくはなしに
漸々(やくやく)に かたちつくほり 朝な朝(さ)な 言ふことやみ
玉きはる 命絶えぬれ 立ち躍り 足すり叫び
伏し仰(あふ)ぎ 胸打ち嘆き 手に持たる あが子飛ばしつ 世の中の道

恋男子名古日歌三首 天平五年(733年)六月作 巻第五 (九〇四)

" song of life"から訳

天使さま
この子はまだ幼くて
天国への道を知りません
お礼はいたしますから どうか
背負って連れて行ってやってください

稚(わか)ければ 道行き知らじ
幣(まひ)は為む
黄泉(したへ)の使(つかひ)
負ひて 通らせ

(九〇五)

" song of life"から訳

お布施を置いて私は乞い祈ります。
どうか欺かないで真っ直ぐに連れて行って、
天の道を教えてやってください。

布施置きて われは乞ひ祷(の)む
あざむかず 直(ただ)に率行(ゐゆ)きて
天道(あまぢ)知らしめ

(九〇六)

http://homepage3.nifty.com/enou/okura1.htmから訳

すごいなあ。
これ、1300年前に作られた歌です。

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