満員の京都のジャズクラブで、一人でじっくりと堪能の夜でした
しかし、良かった。
本当に、良かった。
30年前の曲なのに褪せていない。歌詞には確かにカセットテープとか電話ボックスとかが出てくるけど、全く問題ない。
オリジナルのアレンジをベースにして、自らがギターとピアノのバージョンでジャスアレンジしていて、じっくりとしっとりと歌い上げる。
予習をしていかなくとも、ほぼ全ての曲は分かった。音は出さずに一緒に歌った。一緒に歌えるコーナーでは、一緒に歌った。
アンコールを含めて22曲。
Bombay sapphireのロック二杯で堪能した。
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私が最初に浜田さんの音楽に触れたのは、
https://www.amazon.co.jp/midnight-cruisin%E2%8…/…/B00005HUNR
が最初。この後全てのアルバムを手に入れるが、とにかくこの 「midnight cruisin’」 が素晴らしかった。そして、それから何回も聞く。今でも素晴らしい。
オープニングのトランペット(フリューゲルホーン?)の前奏から始まる「抱かれに来た女」で、まずガツンとやられる。そして、最後の「真夜中のテニスコート」まで一気に聞かせる。一曲一曲を取り出しても名曲ばかり。
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あっという間に過ぎ去った30年間のことを思い出すことはなく、学生時代、就職をしたあたりの絵が頭の中に浮かんでは消えた。
"midnight crusin'"、はこの夜は演奏されなかったが、私の頭の中を流れた。青山通りを車でSRX-4で流していた時のことが思い出された。あの時、まさか京都で大学の教員になるとは微塵も思っていなかった。バブル前とバブルの頃の渋谷、青山をうろついていただけだった。ただ、その時に聞きまくっていた。
その後、中学で軽音楽部を担当した時、生徒の演奏で"真夜中のテニスコート"とか歌っていた。生徒は誰も知らない歌。だけど、生徒も、いい歌だと言ってくれてた歌。
そのcomposerでsingerの彼の演奏を歌をを30年後に京都で味わえるなんて、信じられなかった。
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圧巻は、"Wasted Summer love"
私も今でもよく車の中で歌うけど、夏の雨のドライブにはなくてはならない曲。
雨のハイウェイ 煙る夏が
二人の瞳 濡らしてく
浮かれ過ぎた恋人たち
置き去りにして Wasted Summer Love
愛を 囁いて
海風に Hold You
遠く褪せた香り
微笑みに今 変わって
もう都会の灯が見えて来るから
岬のヴィラ 妬けた夏も
背中に消えた陽炎さ
窓にはじく雨音たち
振りきるように Wasted Summer Love
心捜しても
めまいさえ so long
遥か夢の彼方
こぼれる涙 拭って
もう都会の灯が見えて来るから
WASTED SUMMER LOVE/濱田金吾
作詞:大津あきら 作曲:濱田金吾 編曲:佐藤博
あ,iTunesで買えるんだ。
すげー。
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そして、最後にしっかり一緒に写真に写ってもらった。
満員の京都のジャズクラブで、一人でじっくりと堪能の夜でした。
また、いい歌を聴かせてください、濱田金吾さん。